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第二十九章 新しい町を作ろう!
九百八十四話 ようやく財務監査も一息です
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ようやく財務監査がひと息つきそうなので、午後は薬草採取ができる森に行くことに。
害獣駆除もだいぶ進んで、活動しやすくなってきているという。
「リズ、スラちゃん、ちゃんとみんなのフォローができている?」
「バッチリだよ!」
突っ走ってしまう一人と一匹に釘をさしておいたけど、ノエルさん曰く昨日よりもかなり落ち着いて行動できているらしい。
成長したなあって思いながら、みんなで森に向かった。
「うむ、貴重な植生だ。暫く滞在して、研究を行いたいぞ」
「止まっていた治療薬の研究も進むぞ。本当に素晴らしい!」
どちらかというと、アカデミーの教授と治療研究所の研究員の方が暴走していた。
周囲の戦闘も落ち着いてきているけど、それでも素人には危険なのは間違いない。
だけど、またもや熱中モードになって周囲を気にせずに採取を行っていた。
この人たちが森に入る際は、絶対に護衛をつけないとならないね。
「植物もそうだが、鳥類も貴重な種がいる。中々ないところだな」
「研究が終わるまでは、薬草の乱獲は禁止したほうが良いだろう。どういう効果があるか、改めて確認しないとならない」
既に、今後どうするかという話すらしていた。
とはいえ、カノープス男爵夫人と王国側の許可が必要だから色々詰めないとならない。
その辺は、本人たちが交渉にあたるみたいなので任せておきましょう。
こうして、薬草採取ができる森の調査と害獣駆除は終了です。
屋敷に帰って、色々と報告することになりました。
「取り敢えず、研究員を派遣して調査を行うと。滞在費などは支払うことで良いか?」
「間違いありません。調査研究費から支払うことになります」
「治療研究所も同様となります。空き家を借りて、そこで研究を行います」
カーセント公爵が確認するが、特に問題ないらしい。
本人たちは直ぐにでも研究したいらしいけど、手続きがあるので泣く泣く戻るという。
因みに、生活能力ゼロなので、ハウスキーパーみたいな人も雇うらしいです。
「木材加工場も同様だな。テスト稼働して、問題ないか確認しないとならない。上手く行きそうだったら、本格的に対応するそうだ」
「まあ数年使っていないからな、機材も錆びているところがあるだろう」
木材加工場も、既に村人がどうするか考えているそうです。
冒険者としても、新しい仕事が増えるので万々歳らしいです。
短期的には、こうして色々な計画が進むことになりました。
「将来どうするかは、カノープス男爵夫人が決めないとならない。学園生も、色々な案を出したみたいだがな」
「とてもありがたく思っております。サギー伯爵様より政務官を派遣して頂くことになりましたので、焦らずしっかりと計画を立案いたします」
「あー」
赤ちゃんを抱いたカノープス男爵夫人も、領内に希望が見えて良い表情になっていた。
温泉開発と合わせて材料はあるのだから、きっと大丈夫だと思います。
そして、人員を投入したお陰で財務監査もひと息つきました。
今後は王城で詳しく調べることになるけど、当初案の通り罰金で済みそうです。
ということで、みんなを各地に送りました。
「はあ、何だか久々に薬草採取をした気がするよ……」
「お兄ちゃんはずっとお仕事していたもんね。リズはたくさん魔物を倒して楽しかった!」
屋敷に帰って応接室に行くと、僕はソファーに寄りかかってだらけてしまった。
ブライトさんも含めた面々は、かなり充実していたらしい。
きっと、良い経験になったと思います。
ミカエルたちも、色々な人とお話できてだいぶ楽しそうにしていました。
そして、忘れてはならないのがあります。
「リズたちは、そろそろ入園のテスト対策をしないとね」
「「「あっ……」」」
あの、もしかして忘れていませんか?
僕は試験免除らしいので平気なんだけど、あなたたちは普通に試験を受けないと駄目ですよ。
貴族の子弟だから試験に落ちることはないけど、クラス分けに響いてきます。
まあ、まだ時間があるからそれまで頑張ってもらわないとね。
害獣駆除もだいぶ進んで、活動しやすくなってきているという。
「リズ、スラちゃん、ちゃんとみんなのフォローができている?」
「バッチリだよ!」
突っ走ってしまう一人と一匹に釘をさしておいたけど、ノエルさん曰く昨日よりもかなり落ち着いて行動できているらしい。
成長したなあって思いながら、みんなで森に向かった。
「うむ、貴重な植生だ。暫く滞在して、研究を行いたいぞ」
「止まっていた治療薬の研究も進むぞ。本当に素晴らしい!」
どちらかというと、アカデミーの教授と治療研究所の研究員の方が暴走していた。
周囲の戦闘も落ち着いてきているけど、それでも素人には危険なのは間違いない。
だけど、またもや熱中モードになって周囲を気にせずに採取を行っていた。
この人たちが森に入る際は、絶対に護衛をつけないとならないね。
「植物もそうだが、鳥類も貴重な種がいる。中々ないところだな」
「研究が終わるまでは、薬草の乱獲は禁止したほうが良いだろう。どういう効果があるか、改めて確認しないとならない」
既に、今後どうするかという話すらしていた。
とはいえ、カノープス男爵夫人と王国側の許可が必要だから色々詰めないとならない。
その辺は、本人たちが交渉にあたるみたいなので任せておきましょう。
こうして、薬草採取ができる森の調査と害獣駆除は終了です。
屋敷に帰って、色々と報告することになりました。
「取り敢えず、研究員を派遣して調査を行うと。滞在費などは支払うことで良いか?」
「間違いありません。調査研究費から支払うことになります」
「治療研究所も同様となります。空き家を借りて、そこで研究を行います」
カーセント公爵が確認するが、特に問題ないらしい。
本人たちは直ぐにでも研究したいらしいけど、手続きがあるので泣く泣く戻るという。
因みに、生活能力ゼロなので、ハウスキーパーみたいな人も雇うらしいです。
「木材加工場も同様だな。テスト稼働して、問題ないか確認しないとならない。上手く行きそうだったら、本格的に対応するそうだ」
「まあ数年使っていないからな、機材も錆びているところがあるだろう」
木材加工場も、既に村人がどうするか考えているそうです。
冒険者としても、新しい仕事が増えるので万々歳らしいです。
短期的には、こうして色々な計画が進むことになりました。
「将来どうするかは、カノープス男爵夫人が決めないとならない。学園生も、色々な案を出したみたいだがな」
「とてもありがたく思っております。サギー伯爵様より政務官を派遣して頂くことになりましたので、焦らずしっかりと計画を立案いたします」
「あー」
赤ちゃんを抱いたカノープス男爵夫人も、領内に希望が見えて良い表情になっていた。
温泉開発と合わせて材料はあるのだから、きっと大丈夫だと思います。
そして、人員を投入したお陰で財務監査もひと息つきました。
今後は王城で詳しく調べることになるけど、当初案の通り罰金で済みそうです。
ということで、みんなを各地に送りました。
「はあ、何だか久々に薬草採取をした気がするよ……」
「お兄ちゃんはずっとお仕事していたもんね。リズはたくさん魔物を倒して楽しかった!」
屋敷に帰って応接室に行くと、僕はソファーに寄りかかってだらけてしまった。
ブライトさんも含めた面々は、かなり充実していたらしい。
きっと、良い経験になったと思います。
ミカエルたちも、色々な人とお話できてだいぶ楽しそうにしていました。
そして、忘れてはならないのがあります。
「リズたちは、そろそろ入園のテスト対策をしないとね」
「「「あっ……」」」
あの、もしかして忘れていませんか?
僕は試験免除らしいので平気なんだけど、あなたたちは普通に試験を受けないと駄目ですよ。
貴族の子弟だから試験に落ちることはないけど、クラス分けに響いてきます。
まあ、まだ時間があるからそれまで頑張ってもらわないとね。
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