僕のおじさんは☓☓でした

林 業

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レンはとりあえずと学校に来る。
ちょっと来なさいと教師に言われて向えば、何故か腕に包帯を巻いている佐藤と、知らない女性と担任。

さんざん罵られ、ひたすら耐えて、ぎゅっと口を紡ぐ。
佐藤の母親だと罵られる間に理解する。
「これじゃあ埒が明かないから親呼びなさいよ。親」
「そうですね」

保護者に連絡を取られるのをぼんやり見る。
最初っからそうしてくれと思う。

しばらくしてやってきたのはスーツ姿にプレゼントしたネクタイをしているキョウヘイ。
「遅くなって申し訳ありません。一緒に住んでいます、観音寺、キョウヘイと申します」
佐藤の母がぽっと顔が赤くなるのがわかり、隣に立つキョウヘイの腕を握る。


「観音寺?親はどうしたのよ。親は」
「この子の親は数ヶ月前に亡くなり、おじである、同居人の霧島が預かっています。ただ霧島は今日仕事でどうしても抜けれない案件があったので代理としてきました」
「自分の甥だものね。かわいがってないってことじゃない」
「いいえ。前日にでもお電話いただければ代理を立てさせていただきました。いきなり電話をされて、謝罪に来いと言われても難しい次第です」
キョウヘイが淡々と告げる。
「先生。流石に昨日の出来事に対して当日に、しかも今すぐ来いとおっしゃるのは職務怠慢ではないでしょうか?」
等と担任に責めるような疑問を問いつつ、今度は佐藤母を見る。

腕が折れたなどと話をするため、やってないとキョウヘイを見上げる。
「仰ることはわかりました。ともかくとして、今一度話す場をお作りください。後、その腕の診断書はお持ちですか?持ってないようでしたらそちらもお持ちいただければと思います」
「何よ」
「それといい忘れてましたが、一応ここでの会話は全て録音させていただいております」
録音機を示すと帰ろうと背中を押される。
「何よ。卑怯よ。盗聴なんて犯罪じゃない!それに男同士で住んでてほんと、気持ち悪い」
「そうですか。婚約者が浮気していたので、正直女性と住むのは気持ち悪いんですよ」
そう冷たく告げて行こうと外に出る。


「おじさんに助けてもらったってやつ?」
「そう。別に本気でそう思ってるわけじゃないけどもその一件から男女関係なく他人あんまり信用できない」
「あー。そっか」
だから人見知りがあるのか。と眺める。

「ソウヘイ。別にお前のこと嫌いじゃないぞ。むしろ好きだからな。今回だって行きたいけど今会議中だからって慌てて俺に電話してきたぐらいだったからな」
「うん。大丈夫。むしろ申し訳ない」
「俺にもそう思うなら制服着替えたら俺の畑の手伝いしてくれ」
「うん!」
笑顔で頷けば、頭を撫でられる。
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