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修学旅行④

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「いってて、、まだ修学旅行2日目なのに結構な身体ダメージ、、」

「ごめん、、嬉しくて」

「・・・別にいいよ。」

「また夜来てくれる?」

「うん。来るよ。今日はエッチしないけど。」

「しなくていい、一緒にいてくれるだけでいい。」

赤くなった顔を誤魔化すようにして部屋を出て自分の部屋へ向かった。

2人とももう起きてるかな。
寝ていたら邪魔しちゃ悪いからと思ってそーっと扉を開けると、ハルヒが起きていて真っ赤に目を腫らしてソファに座っていた。

「ハルヒ!?え、どうして!」

「周、、おかえり。」

きっとたくさん泣いたのに、また涙を流すハルヒの話を聞くと、

昨晩、神谷くんと喧嘩をしたそうだ。
原因は夕食後にハルヒがクラスの子に呼び出されて告白されたこと。しかもその時にキスされてしまったそうだ。

「呼び出されたときは告白だと思わなくて、でもちゃんと断ったんだ。付き合ってる人がいるし、その人のことが好きだからって。そしたら、怒り出して、無理やりキスされちゃって。」

それを神谷くんに見られたみたいだ。

「確かに、僕が悪かったけど、すごい怒ってて、っっ、、キスされたのも嫌だったのにっ、神谷くんも怒ってて、っっ、、どうしたらいいかわかんなくなって、売り言葉に買い言葉で、神谷くんに大っ嫌いって言っちゃったんだ。ぅぅ~周、どうしよっ、、」

「1人にしててごめんねっ、、昨日一晩1人だったの?」

「うんっ、神谷くん、部屋出て行っちゃってっ、、」

それからも泣き続けるハルヒを慰めながらも先生の点呼の時間、朝食の時間が来てしまった。神谷くんは僕たちを見つけてもこちらには来なかった。

朝食中にメールが来て、今日の自由時間は2人で行動してくれという内容だった。

「もう知らないっ!!!神谷くんも僕が嫌いになったんだ!!周!2人で楽しもっ!!!」

ハルヒはそう言って僕と観光スポットを巡った。ハルヒが笑顔でいられるように僕も明るくはしているけど、ハルヒは時々悲しい顔をするのが苦しかった。

「ねぇ、ハルヒ?早めにホテルに戻って神谷くんのところに行こう?」

ハルヒは周と観光すると言って聞かなかったけど、ほぼ無理やりタクシーに乗せてホテルに戻った。

嫌がるハルヒの手を引いて神谷くんの部屋を訪ねる。
渋々といった感じで出て来た神谷くんを押しのけて部屋に無理やり入りソファに対面になるように2人を座らせた。

「2人とも!僕嫌だよ!修学旅行でこのままギクシャクしてるの!!!」

「だって!!!」

「こいつが悪い。」

「神谷くんだって!!!」

「ストーーップ!!!」
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