独占欲強めな俺様CEOの子どもを極秘で出産しました

後日談 俺様CEOと社内で××したのは極秘です

18※

　総悟は桃花に全て注ごうとしているのか、臀部に恥骨が強く何度か押し付けられる。
　彼女の果てた身体は心地よい疲弊に包まれていて、両脚ががくがくして立っているのもやっとだった。
　総悟が後ろから支えてくれてなかったら倒れていたかもしれない。

「ああ、桃花ちゃんの中が最高に良すぎる」

　肩で息を整えている桃花とは違って、総悟の呼吸がいつもよりも速いものの体力が有り余っているのか、かなり余裕な雰囲気を醸していた。
　そうして彼は抱き寄せた彼女の耳朶を甘噛みした後、こう囁いた。

「誰に邪魔されることなく、桃花ちゃんの中で何度でも果てたい」

「え……？」

　こんな状況でなければ割と嬉しかったかもしれないが……
　桃花は頬を紅潮させたまま、のろのろと時計へと視線を移した。

（まだ十一時半だわ……）

　なぜだろう、ざわざわと嫌な予感がしてくるのは……

　……と思いきや、総悟の男根が桃花の中から引き抜かれた。
　彼女の蜜口から白濁液が溢れて肌を伝って流れていく。

（さすがの総悟さんも三回したら落ち着いた……？）

　そうして、総悟が桃花のことをひょいとお姫様抱っこした。

「あ」

「桃花ちゃんも疲れたよね、立ったままだとさ？」

　総悟が爽やかな笑みを浮かべてくる。

（そうよね、総悟さんは優しい人だわ、私の身体を労わってくれて……）

　少しだけ安堵した桃花だったが……

「じゃあ、ソファに座ろうか？　桃花ちゃんは俺の膝の上に座ってるだけで大丈夫、俺が動くからさ」

　爽やかなまま舌なめずりをする総悟の瞳が愉悦に歪む。

「ひっ……」

　彼のそんな姿が、桃花には飢えた肉食獣にしか見えなかったのだった。