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21 小太刀
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斥候を担ったホムンクルスが持つ小太刀。
その刃から、懐かしいものを感じる。
「……これは、あれか? 男爵家の部屋で引きこもっていたときの……」
鉄鉱石と格闘しているような感覚。
見た目は同じだが、小太刀それぞれで、雰囲気が違う。
「悪い気配じゃない気もするけど……」
違和感なのは間違いない。
そう思いながら、俺は隣にいるミルトに目を向けた。
「ミルトは? ホムンクルスの小太刀を見て、なにか思うところはないか?」
「えっと……、なにか……」
ミルトはコテリと首を傾げて、こっちに向かってくるホムンクルスたちに目を向ける。
申しわけなさそうに目を伏せて、恥ずかしそうに首を横に振った。
「お姉ちゃんだけど、わからない、かも……」
「そっか」
護衛の兵にも聞いたが、なにも感じないらしい。
そうこうしている間に、斥候たちが荷台によじ登り、誇らしげに胸を張った。
「全員、大活躍だったな」
「「「キュッ!!」」」
「つぎも頼むぞ?」
「「「きゅあ!!!!」」」
全員にお礼の魔力を渡しながら、頭を撫でる。
その最中も、ホムンクルスたちが背負う小太刀に意識が向く。
なにはともあれ、このまま放置は良くないな。
「ちょっとだけ、小太刀を借りてもいいか?」
「きゅ? きゅあ!」
違和感のある物と、何も感じないもの。
ホムンクルスたちにお願いして、荷台に二振の小太刀を並べて貰う。
念のために手は触れず。
注意しながら、それらを見比べる。
「やっぱ、こっちの方が魅力的に見えるんだよな」
「……えっと、どんなところがって聞いてもいい……?」
「なんかこう、製作できそうと言うか……、鉄分が多そうというか……」
適切な言葉が見つからない。
本当に感覚的な物だ。
強いて言うなら、
「良さげな鉄鉱石を見てる感じなんだよな」
「てっこうせき……????」
俺が言葉を重ねるほど、ミルトが不思議そうな顔をする。
とりあえず、小太刀に触れてみるか?
危険な気配はないし、ホムンクルスたちが普通に持っていたし……。
そう思っていた中で、不意に前方から声がした。
「やっぱり、付いて来て正解!」
御者席にいた兵が、おもむろに兜を脱ぐ。
愉快そうな目を俺たちに向ける青年を見て、ミルトが呆然と声を漏らした。
「ルン兄様……??」
「うん。ひさしぶり! って感じでもないかな」
ミルトの兄で、男爵家の次男。
名前は確か、ルンドレスだったと思う。
同じ家に住んではいるが、遠くから見たことがある程度。
本当に多忙な人のはずだ。
「そこの兵士の人。代わりに御者を頼むよ」
「承知しました」
御者席を下りて、護衛の兵と入れ替わる。
颯爽と荷台に乗り、俺の前に手を差し出した。
「ほぼ初めましてかな。ミルトの兄のルンドレスです。いご、お見知りおきを~」
「フェドナルンドです。挨拶が遅くなり、申し訳ーー」
「ダメダメ。もう少し砕けて、仲良くやろうよ」
人好きのする笑みを浮かべながら、軽く握手をする。
一瞬だけ探るような目を向けた後で、俺の頭を撫でてくれた。
「可愛い妹の結婚相手だからね。僕のことはルン兄とでも呼んでよ」
家族なんだしさ。
そう言って、重そうな鎧を脱ぎ捨てた。
解放された! とばかりに大きく伸びをして、肩を回す。
「それともあれ? 僕とはあんまり仲良くしたくない感じ??」
「いえ、そんなことないですよ。ルン兄さん」
突然すぎてビックリしただけで、毛嫌いする気はない。
だけど、ひとまず、俺の疑問に応えて欲しい。
「どうしてここに?」
「ん? やっぱり、気になっちゃう?」
「ええ。お忙しい方だと聞いていたので、正直驚いています」
次期男爵を補佐する、次世代の屋台骨。
ミルトを含めて兄弟仲は良く、外交面に秀でた人物。
そうミルトから聞いていた。
そしてなにより、
「外交団の代表として、伯爵領に向かわれたのでは??」
と言うか、その出発式には、俺も参列している。
護衛の兵を含めても5人しかいない外交団だったが、ルン兄さんの代表デビュー戦。
男爵様のありがたい御言葉をもらい、屋敷の者全員に見送られたはずだ。
「あれって、5日前ですよね?」
伯爵領までは、馬車で5日。
馬を交換しながら急いだとしても、往復で5日はかかる。
そんな俺の思いをルン兄さんが押しつぶした。
「あれ、僕の影武者」
「……へ?」
「本当にそっくりだよねー」
してやったり。
そんな様子で、ルン兄さんが口の端を吊り上げる。
「だって行っても無駄でしょ。あの伯爵家から、支援を引き出せる訳ないし」
「それはまあ、確かに……」
相手は俺たちを潰す気でいる。
寄子と親の関係であるため、一応の体裁づくり。
『なにとぞ、支援をお願い致したく……』
『うむ。前向きに検討しよう』
その言葉を聞いてくるための外交団だ。
「あいつらと話すと、無駄が多くてイライラするし。ぜんぜん面白くないしさー」
「……それはまあ、その通りですね」
「だよね! だから、影武者に任せてこっちに残ったってわけ」
「なるほど」
本当に大丈夫なのか? などと思うが、俺が気にしても仕方がない。
ルン兄さんは、並んだ小太刀を見つめて笑みを深める。
「こうして面白い物も見れたし、残って正解!」
おもむろに片方の小太刀を持ち上げ、
「違和感の正体は、ゴブリンの魔力、かな」
そんな言葉を紡いで見せた。
その刃から、懐かしいものを感じる。
「……これは、あれか? 男爵家の部屋で引きこもっていたときの……」
鉄鉱石と格闘しているような感覚。
見た目は同じだが、小太刀それぞれで、雰囲気が違う。
「悪い気配じゃない気もするけど……」
違和感なのは間違いない。
そう思いながら、俺は隣にいるミルトに目を向けた。
「ミルトは? ホムンクルスの小太刀を見て、なにか思うところはないか?」
「えっと……、なにか……」
ミルトはコテリと首を傾げて、こっちに向かってくるホムンクルスたちに目を向ける。
申しわけなさそうに目を伏せて、恥ずかしそうに首を横に振った。
「お姉ちゃんだけど、わからない、かも……」
「そっか」
護衛の兵にも聞いたが、なにも感じないらしい。
そうこうしている間に、斥候たちが荷台によじ登り、誇らしげに胸を張った。
「全員、大活躍だったな」
「「「キュッ!!」」」
「つぎも頼むぞ?」
「「「きゅあ!!!!」」」
全員にお礼の魔力を渡しながら、頭を撫でる。
その最中も、ホムンクルスたちが背負う小太刀に意識が向く。
なにはともあれ、このまま放置は良くないな。
「ちょっとだけ、小太刀を借りてもいいか?」
「きゅ? きゅあ!」
違和感のある物と、何も感じないもの。
ホムンクルスたちにお願いして、荷台に二振の小太刀を並べて貰う。
念のために手は触れず。
注意しながら、それらを見比べる。
「やっぱ、こっちの方が魅力的に見えるんだよな」
「……えっと、どんなところがって聞いてもいい……?」
「なんかこう、製作できそうと言うか……、鉄分が多そうというか……」
適切な言葉が見つからない。
本当に感覚的な物だ。
強いて言うなら、
「良さげな鉄鉱石を見てる感じなんだよな」
「てっこうせき……????」
俺が言葉を重ねるほど、ミルトが不思議そうな顔をする。
とりあえず、小太刀に触れてみるか?
危険な気配はないし、ホムンクルスたちが普通に持っていたし……。
そう思っていた中で、不意に前方から声がした。
「やっぱり、付いて来て正解!」
御者席にいた兵が、おもむろに兜を脱ぐ。
愉快そうな目を俺たちに向ける青年を見て、ミルトが呆然と声を漏らした。
「ルン兄様……??」
「うん。ひさしぶり! って感じでもないかな」
ミルトの兄で、男爵家の次男。
名前は確か、ルンドレスだったと思う。
同じ家に住んではいるが、遠くから見たことがある程度。
本当に多忙な人のはずだ。
「そこの兵士の人。代わりに御者を頼むよ」
「承知しました」
御者席を下りて、護衛の兵と入れ替わる。
颯爽と荷台に乗り、俺の前に手を差し出した。
「ほぼ初めましてかな。ミルトの兄のルンドレスです。いご、お見知りおきを~」
「フェドナルンドです。挨拶が遅くなり、申し訳ーー」
「ダメダメ。もう少し砕けて、仲良くやろうよ」
人好きのする笑みを浮かべながら、軽く握手をする。
一瞬だけ探るような目を向けた後で、俺の頭を撫でてくれた。
「可愛い妹の結婚相手だからね。僕のことはルン兄とでも呼んでよ」
家族なんだしさ。
そう言って、重そうな鎧を脱ぎ捨てた。
解放された! とばかりに大きく伸びをして、肩を回す。
「それともあれ? 僕とはあんまり仲良くしたくない感じ??」
「いえ、そんなことないですよ。ルン兄さん」
突然すぎてビックリしただけで、毛嫌いする気はない。
だけど、ひとまず、俺の疑問に応えて欲しい。
「どうしてここに?」
「ん? やっぱり、気になっちゃう?」
「ええ。お忙しい方だと聞いていたので、正直驚いています」
次期男爵を補佐する、次世代の屋台骨。
ミルトを含めて兄弟仲は良く、外交面に秀でた人物。
そうミルトから聞いていた。
そしてなにより、
「外交団の代表として、伯爵領に向かわれたのでは??」
と言うか、その出発式には、俺も参列している。
護衛の兵を含めても5人しかいない外交団だったが、ルン兄さんの代表デビュー戦。
男爵様のありがたい御言葉をもらい、屋敷の者全員に見送られたはずだ。
「あれって、5日前ですよね?」
伯爵領までは、馬車で5日。
馬を交換しながら急いだとしても、往復で5日はかかる。
そんな俺の思いをルン兄さんが押しつぶした。
「あれ、僕の影武者」
「……へ?」
「本当にそっくりだよねー」
してやったり。
そんな様子で、ルン兄さんが口の端を吊り上げる。
「だって行っても無駄でしょ。あの伯爵家から、支援を引き出せる訳ないし」
「それはまあ、確かに……」
相手は俺たちを潰す気でいる。
寄子と親の関係であるため、一応の体裁づくり。
『なにとぞ、支援をお願い致したく……』
『うむ。前向きに検討しよう』
その言葉を聞いてくるための外交団だ。
「あいつらと話すと、無駄が多くてイライラするし。ぜんぜん面白くないしさー」
「……それはまあ、その通りですね」
「だよね! だから、影武者に任せてこっちに残ったってわけ」
「なるほど」
本当に大丈夫なのか? などと思うが、俺が気にしても仕方がない。
ルン兄さんは、並んだ小太刀を見つめて笑みを深める。
「こうして面白い物も見れたし、残って正解!」
おもむろに片方の小太刀を持ち上げ、
「違和感の正体は、ゴブリンの魔力、かな」
そんな言葉を紡いで見せた。
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