<本編完結!AS開始>【R18】愛するがゆえの罪 ー溜息が出るほど美しくて淫らな叔父と姪の禁断愛ストーリーー

奏音 美都

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欲望の島 ーレナードsideー

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 ザルツブルク音楽祭でのシューイチの演奏は聴衆を虜にし、批評家たちからは高い評価を得た。音楽祭期間中にミキが結婚式をしたという話は、シューイチの耳にも入っていたはずだった。

 だが僕たちの心配をよそに、それ以降もシューイチはザルツブルクでの演奏を全て予定通りにこなし、成功を収めた。音楽祭が終了する前に既にコンサートやオケとの共演、雑誌のインタビューなど多くのオファーが殺到した。

 マネージャーのトモコはまだ復帰したばかりのシューイチの心身の状態を心配して仕事を徐々に増やしていくつもりだったが、シューイチはオファーされた仕事をどんどん受けていった。精力的に活動すればするほど、僕の胸の中は不安でいっぱいになった。

 シューイチの演奏は確かに素晴らしいけれど、何か空恐ろしいというか鬼気迫るものがあった。いつかシューイチに限界が訪れるのではないかと、ビクビクしていた。

 それはトモコも同じだったようで、彼女は常にシューイチの側についていた。というよりは目を光らせ、監視していた。

 ところが、そんな監視の目を潜り抜け、11月を目前にしたある日、シューイチは忽然と姿を消したのだった。トモコだけでなくモルテッソーニ門下一同でシューイチの友人、知り合いに尋ねまわり、思いつくところはすべて探した。

『もしかしたら、シューイチはミキのところにいるんじゃない?』

 カミルがそう言うと、彼の肩を抱いていたモルテッソーニの手がビクンと揺れた。

 トモコは首を振って、それを否定した。

『それはないです。美姫さんは結婚し、旦那さんと一緒に住み、大学と仕事を両立させながら多忙な生活をしてますから。
 もし彼女が来栖さんに会えば、すぐにそれはマスコミに露見すると思います』

 確かに、日本ではこっち以上にシューイチの失踪がマスコミで話題になってるらしいから、もし日本にいるのならすぐに見つかるだろうと思った。

 1ヶ月経ち、2ヶ月経ってもシューイチの消息は掴めなかった。

 マスコミやファンには世界ツアーの為の準備と説明していたが、もうその嘘もつき通すのが難しくなってきた。トモコはシューイチに二度も失踪された上に、マスコミやファンへの対応、慣れない異国での生活、第三言語でのコミュニケーションのストレスが重なって鬱状態になっていた。

 4ヶ月を過ぎた頃からシューイチへの仕事のオファーはこなくなり、彼がどこで何をしているのかもわからないままの状態で、トモコの心身は限界を越えた。

『私、もう無理です......
 日本に、帰ります』

 トモコは傷心のまま、日本へ帰って行った。
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