105 / 1,014
美姫への想い ー大和過去編ー
18
しおりを挟む
あと少しで卒業式。そして、美姫の合格発表も近づき、俺は美姫以上にソワソワしていた。
半分合格していて欲しい、半分、ダメでもしかしたらまた同じ大学で.....なんて気持ちが入り乱れていた。
「N大……合格、してた。」
ランチルームで聞かされた美姫の言葉。
薫子は一瞬寂しげな顔を見せ、その後笑顔で美姫を抱き締めた。
「おめでとう、美姫。国立合格なんて、ほんとに頑張ったね......」
薫子......お前も、辛いよな......
幼稚舎からこのふたりを見てきた。薫子はいつも美姫の後を追いかけ、美姫は薫子を守り、ふたりは常に一緒だった。きっと俺の知らない互いの悩みもたくさん打ち明け合ったのだろう。
薫子は、美姫と離れてしまうことを俺以上に寂しく思っているのかもしれない。
あんな内気で弱いと思ってた薫子さえも笑顔で祝福してんだ。俺もちゃんと、美姫に言ってやんねぇとな。
「すげぇーな、美姫は…。よくやったな!」
これで、いい。
俺は美姫と離れ、新しい大学生活を始め、美姫への想いは時とともに薄れていく。そして、美姫も俺との付き合いでは無理だった来栖秀一への恋心も、誰か別のやつと出会うことにより、思い出に変わっていくはずだ。
俺はただ......美姫、お前の幸せを遠くで祈ってる......
半分合格していて欲しい、半分、ダメでもしかしたらまた同じ大学で.....なんて気持ちが入り乱れていた。
「N大……合格、してた。」
ランチルームで聞かされた美姫の言葉。
薫子は一瞬寂しげな顔を見せ、その後笑顔で美姫を抱き締めた。
「おめでとう、美姫。国立合格なんて、ほんとに頑張ったね......」
薫子......お前も、辛いよな......
幼稚舎からこのふたりを見てきた。薫子はいつも美姫の後を追いかけ、美姫は薫子を守り、ふたりは常に一緒だった。きっと俺の知らない互いの悩みもたくさん打ち明け合ったのだろう。
薫子は、美姫と離れてしまうことを俺以上に寂しく思っているのかもしれない。
あんな内気で弱いと思ってた薫子さえも笑顔で祝福してんだ。俺もちゃんと、美姫に言ってやんねぇとな。
「すげぇーな、美姫は…。よくやったな!」
これで、いい。
俺は美姫と離れ、新しい大学生活を始め、美姫への想いは時とともに薄れていく。そして、美姫も俺との付き合いでは無理だった来栖秀一への恋心も、誰か別のやつと出会うことにより、思い出に変わっていくはずだ。
俺はただ......美姫、お前の幸せを遠くで祈ってる......
0
あなたにおすすめの小説
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
練習なのに、とろけてしまいました
あさぎ
恋愛
ちょっとオタクな吉住瞳子(よしずみとうこ)は漫画やゲームが大好き。ある日、漫画動画を創作している友人から意外なお願いをされ引き受けると、なぜか会社のイケメン上司・小野田主任が現れびっくり。友人のお願いにうまく応えることができない瞳子を主任が手ずから教えこんでいく。
「だんだんいやらしくなってきたな」「お前の声、すごくそそられる……」主任の手が止まらない。まさかこんな練習になるなんて。瞳子はどこまでも甘く淫らにとかされていく
※※※〈本編12話+番外編1話〉※※※
甘い束縛
はるきりょう
恋愛
今日こそは言う。そう心に決め、伊達優菜は拳を握りしめた。私には時間がないのだと。もう、気づけば、歳は27を数えるほどになっていた。人並みに結婚し、子どもを産みたい。それを思えば、「若い」なんて言葉はもうすぐ使えなくなる。このあたりが潮時だった。
※小説家なろうサイト様にも載せています。
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる