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2章:悪役子息な俺
悪役子息の従者 後編
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ハロイド様は、夕食時には戻られたようだ。
ハロイド様の従者になった初日だというのに、夜になるまで挨拶をしていない私デニスだった。
夜、部屋へ訪ねると、勉強なさっている。
「ハロイド様、今日から従者になるデニスです。」って挨拶した。
「そう。 洗濯だけでいいから」とこっちを見る事なくいう。
「あの、訓練用の服が大分傷んでたので5着ほど新しいのを発注しました。」
「そう、助かる。 出来れば動きやすいの10着にしてくれ。」と言われます。
「かしこまりました。」と言って私は追加で発注した。
それからだ、やはり朝はいない。 夜いけば勉強してる。
内容を見ると、教材がハロイド様が家庭教師が付かなくなった時のだ。
追加で、書庫から持ってこられている。
私は、フロイド様が終わった教材やら、ハロイド様の今の状況に合わせて教材を置く事にした。
数学は、教える事もなくらいにできてる、歴史や地理などをおよばずながら紅茶をお出ししながら教えた。
相変わらず、夕食までどこにいるか不明だ。 聞いても教えてくれない。
でも、直ぐにダメになる訓練着を見ると何か努力していることは分かる。
勉強も実際、フロイド様以上だ。 この方は物凄い努力家だ。
ある日、ジョンから公爵家の料理がかなり改善されたのは、ハロイド様のレシピだと聞いた。
柔らかいパンも、お米を使った料理、揚げ物とかもだ。 実際、料理長だと聞いてた私は驚いた。
「誰もハロイド坊ちゃんがって言っても信じないだろ。」っていうジョン。確かに。
◇◇◇
そんなある日、旦那様に呼ばれた。
「明日からフロイドの従者に戻ってくれ」 え? ハロイド様はどうするんだ。
「ハロイド様は?」
「あいつは、訓練にも参加せず堕落してる。 デニスは優秀だからこそ、フロイドにつける事にした。
フロイドも希望している。 アシュリーが学園にはいるし、アシュリーには今、補佐でつけてるアンを侍女にする予定だ。」
私は、雇い主の命令には背く事はできない。 なので承諾するしかない。
けど、旦那様、ハロイド様を見誤ってます。
そして挨拶に伺った。 「そう、お前もか」ってその後、怒鳴られた。
その顔は、寂しそうだ。
私は、知らないうちに厨房へ来てた。
「デニス、浮かない顔してどうした?」って明日の朝食用のパンを下ごしらえしてるジョンだ。
「ジョン、学園に行くにあたって、明日からフロイド様の従者に戻る事に。」
「へー、飛び級って話し本当だったんだな。 ハロイド坊ちゃんは?」
「そうとしか言わずで、ハロイド様が不備で。。」
「旦那様も奥方様も、まぁ大半がハロイド坊っちゃんの事わかってないからな。」
「そうなんですよ。 まぁ私の愚痴です」って言った。
私、たかが雇われの従者だ。 父に言っても仕方がないし、何もできない自分に嫌気がさした。
ハロイド様の従者になった初日だというのに、夜になるまで挨拶をしていない私デニスだった。
夜、部屋へ訪ねると、勉強なさっている。
「ハロイド様、今日から従者になるデニスです。」って挨拶した。
「そう。 洗濯だけでいいから」とこっちを見る事なくいう。
「あの、訓練用の服が大分傷んでたので5着ほど新しいのを発注しました。」
「そう、助かる。 出来れば動きやすいの10着にしてくれ。」と言われます。
「かしこまりました。」と言って私は追加で発注した。
それからだ、やはり朝はいない。 夜いけば勉強してる。
内容を見ると、教材がハロイド様が家庭教師が付かなくなった時のだ。
追加で、書庫から持ってこられている。
私は、フロイド様が終わった教材やら、ハロイド様の今の状況に合わせて教材を置く事にした。
数学は、教える事もなくらいにできてる、歴史や地理などをおよばずながら紅茶をお出ししながら教えた。
相変わらず、夕食までどこにいるか不明だ。 聞いても教えてくれない。
でも、直ぐにダメになる訓練着を見ると何か努力していることは分かる。
勉強も実際、フロイド様以上だ。 この方は物凄い努力家だ。
ある日、ジョンから公爵家の料理がかなり改善されたのは、ハロイド様のレシピだと聞いた。
柔らかいパンも、お米を使った料理、揚げ物とかもだ。 実際、料理長だと聞いてた私は驚いた。
「誰もハロイド坊ちゃんがって言っても信じないだろ。」っていうジョン。確かに。
◇◇◇
そんなある日、旦那様に呼ばれた。
「明日からフロイドの従者に戻ってくれ」 え? ハロイド様はどうするんだ。
「ハロイド様は?」
「あいつは、訓練にも参加せず堕落してる。 デニスは優秀だからこそ、フロイドにつける事にした。
フロイドも希望している。 アシュリーが学園にはいるし、アシュリーには今、補佐でつけてるアンを侍女にする予定だ。」
私は、雇い主の命令には背く事はできない。 なので承諾するしかない。
けど、旦那様、ハロイド様を見誤ってます。
そして挨拶に伺った。 「そう、お前もか」ってその後、怒鳴られた。
その顔は、寂しそうだ。
私は、知らないうちに厨房へ来てた。
「デニス、浮かない顔してどうした?」って明日の朝食用のパンを下ごしらえしてるジョンだ。
「ジョン、学園に行くにあたって、明日からフロイド様の従者に戻る事に。」
「へー、飛び級って話し本当だったんだな。 ハロイド坊ちゃんは?」
「そうとしか言わずで、ハロイド様が不備で。。」
「旦那様も奥方様も、まぁ大半がハロイド坊っちゃんの事わかってないからな。」
「そうなんですよ。 まぁ私の愚痴です」って言った。
私、たかが雇われの従者だ。 父に言っても仕方がないし、何もできない自分に嫌気がさした。
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