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2章:悪役子息な俺

7回目のループ、どうするか

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アシュリーが俺の部屋から出ていった。
「はぁ~、どうすりゃ、このループから脱出できるんだ」ってベットの上で愚痴る。

愚痴りたくもなるさ。 ついさっきまで、処刑台の上にいて、また14歳に若返っている。
大人しくしていてもダメ。 いったいどうすりゃいいんだよ。

≪繋がったか。 君もなかなかのハードモードだな≫
うん? いきなり青年の声。 どういうことだ? 
≪悪い悪い、ハロイドだっけ、君の精神世界に繋げただけだ。≫
精神世界って、どういう事だ? それにお前誰? って、その前に俺の思考が読まれてるけど。
≪精神世界につながってるから、お前の考えが読めるんだ。 俺は、一応、魔神サタン、でもノアールって呼ばれてるな。 地獄の管理者だ≫
魔神とか、地獄とか、なんなんだいきなり!
≪ほら君ループしてるだろ、いい加減ループ終わらせてくれないと俺は困んないけど、その世界で悪行してるっていうか歪んだ魂が地獄にこないんだよな。 悪魔が目をつける前に様子見にきた≫
おいおい、俺以外の周りは気づいてないのに、なんで、ループしてるの知ってるんだよ!
≪一応、魔神だからよ、報告書にあってな。 まぁ些細な事例っちゃ事例なんだけどよ、このままだと永劫ループしちゃいそうだし、ただ俺がそっちに行ってもいいんだけど、そこの世界の神に俺がいるのバレるとよくないみたい、うん?あー俺の嫁曰く混沌になる、え、あー俺行くとその世界破壊するらしい、なんで君につないだ≫
なんかすんごくよくわからないが、魔神には嫁がいるらしい。 んで、なんで俺につないだんだよ。
≪それ、君が鍵なんだよな。 目指せ死亡フラグ回避だ≫
死亡フラグってなんだよ
≪処刑、戦死回避ってことだ≫

もう、なんなんだ、変なのにつながってる。
≪変なのとか言われるの初めてだな。 まぁ、仕方ないってことでよ、目指せ死亡フラグ回避だ≫
そういや、俺の思考読んでるって言っていたな。 はぁ、どうやって死亡フラグ回避すればいいんだよ!
≪それは、まだ俺にも方法がわからん。≫
そりゃそうだ。 簡単にわかってたら、俺だって7回目のループに入ってないもんな。

なんて考えてたら、部屋の扉がノックされた。 アシュリーだ。
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