【不遇転生：４】悪役子息と婚約者 ～俺はまた悪役子息に転生した～

3章：従軍編

暇すぎる会議

それから1週間が過ぎた。
暇な俺とユキは、読者してる。　もう、呆れて何も言えないってか笑える。　
その間、苛立ってるマックベインに絡まれたさ。

「ロイス、何笑ってる！」って言われたから「軍事会議って、堂々巡りか沈黙しかないんだなって思ってな。」って言えば、舌打ちだ。

「なんか案あるのか？」ってメガネ君。
「いちいち宣戦布告しないで、火矢とか、ほれ食料庫燃やせば籠城なんてすぐ解除するだろ」って言ってあげた。
「そんな、卑怯なことできない！　食料庫燃やして、何の意味がある」ってマックベイン。
「ああ、何の意味になる」ってメガネ君。

相手が卑怯ならこっちだってその裏かけばいいのに。
餓死とかさ、1番困窮させるのにいい手立てなんだが、彼らもしかして貧困はあっても食料難になったことがない。

ノアールの話だと、マックベインもホワーズ領だけど、孤児院だ。　貧乏だけど、毎食は提供されてた。　クシャナ村みたいに、重税とかなく町外れの村の孤児院で、ある程度農作物も取れたし町からの寄付もあって食事は質素でも飢えた事がない。

この模写世界、おかしい。　俺とユキもそんなわけで、呆れてたのさ。

外が騒がしくなった。
「補助要員が来るって」ってメガネ君。
マックベインやら、セオドリックやらフローレアやらみな外に出た。