【不遇転生:4】悪役子息と婚約者 ~俺はまた悪役子息に転生した~

八木恵

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3章:従軍編

補助要員の到着

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俺たちドラゴン・スレイヤーズが、ラブドル砦の鎮圧ができないまま時間だけがすぎ既に3か月以上だ。 
大佐である、俺マックベインは苛立っていた。 それに追い討ちをかけてロイス、そしてユキアナだ。

レアの心境が穏やかじゃないのがすぐわかる。 
詳しくは知らないが、レアは彼らに恨まれているらしい。 
ユキアナがレアを在学中苛めてたが、実際は違かったみたいだけど、俺は、何かしら関与していたと今でも思ってる。 

彼らが来て1週間、マルコが、補助要員が来るって出迎えに外に出た。
「おいおい、お前らが尻の青いガキわ」って転移魔方陣から出てきたのはガラの悪い連中で、みな様々な服装で統一感がない。

「おい、お前らの指揮官は?」って聞いたら、「あん? 俺らにそんなもんねぇーよ。」という。 あるわけがない。

ガラのの悪い連中が続々とまたきた。
「おいおい、シングルも投入かよ」って先にきているガラの悪い連中たちがざわついている。

シングルって何だよ。
文官長らしい人がようやく出てきた。
「君が、ロイス・キンバリーか?」って聞かれた。
ロイスに何の用だ。

「ロイスは、俺だけど?」ってロイスだ。 
「王太子命令だ、ラブドル砦の制圧及び粛正を速やかに実施せよ。 全指揮権を任命する」という。 奴は文官だ。

「拝命します。」ってロイスが儀礼する。
「よろしい」って文官は、また転移魔方陣へ入っていった。

入れ替わりで、パウロ、ラウロだ。
「おいおい、そんなガキの下かよ」ってガラの悪いやつらがいう。

ユキアナが戦闘服着ている。 どういうことだ。
「ロイ、上脱いで」
「え、ここでかよ。」
「だって、周りうるさいから」
「へいへい」っていうロイスだ。

「おいこんな所でストリップか!」ってガラの悪い奴らがヤジだ。

脱いだロイスの上半身は、無駄な贅肉がなく引き締まっている。
ロイスがユキアナに渡され着替え、外装を羽織った。 背中には、大鎌と黒翼の方翼だ。

「「「グリム・ノア!!」」」ってガラの悪いやつらが叫んだ。
グリム・ノアってなんだよ。

ロイス達は、なにやら指示だしてその場からさった。
「おいおい、仲間殺しとかよ! 俺は嫌だぜ」って最初の方にでてきたガラの悪い奴らだ。
「うるさいぞ、お前ら。 あいつらは、1度も、仲間をなんて殺してねぇーよ。 俺ら部隊はいくからな」ってまた後からきたシングルって言われた部隊の奴。

そいつらも、去った。
「おい、グリム・ノアってなんだ!」ってシングルって言われた奴に聞いた。
「俺らも、戦場いかねぇーといけねんだよ。 グリム・ノアってのは、13番隊の小隊名だよ。 剛剣のパウロ、蒼穹のラウロ、氷姫のユキアナ、んでやばいのが小隊長のロイスだ。 俺ら、滅多に表舞台ふぇねぇーが、有名だよ。」って、奴は言って去った。


「聞いた事がある、王国の裏で、汚れ仕事をする小隊が存在すると。」ってセオドリックだ。

「あいつらにお誂え向きだな。」って言った。 あいつらに何が出来るっていうんだ。
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