上 下
86 / 133
3章:従軍編

竜の討伐計画をしなきゃいけないらしい

しおりを挟む
グリム・ノアの初任務から半年経過。
アルパーノに、なんだかんだ馬車馬のように働かされている。  カラスの活動もしてるしな。

補填要員は、尽く始末して、たまに別小隊とも行動するけど、攻撃する奴は始末しておく。 
任務は、ほぼ暗殺っていうより、強奪だな。
金溜め込んでる貴族やら、鹿鳴会と繋がりのある屋敷へ侵入して皆ごろし。 中には、王家管轄を拒む領主の殺害だ。 まじ、アルパーノの屑だな。

そして、とうとう時期として竜の目撃だ。
古書やらで調べた。
「邪竜って言われてんけど、封印されているって場所が例の休火山だったとはな」
って調べた内容を纏めてる。
「確かに、この前温泉いったら、魔獣がいたわね」ってユキ。
「ああ、対して強くなかったがな。 でも、その後、火口とかヌトといって調べたけど、禍々しい魔力を感じないし、ほれ温泉つかりながら姿見ただろ。」
「見ましたわ。 あれ、普通の黒竜ですわよね。」ってユキ。

「そう、黒竜なんだよ。」

「であれば、昔の古文書で、投石で撃ち落として討伐したってのは納得ですね」ってユキ。 
投石ってところがこの世界の残念な所だ。 ワイバーンとかいりゃ空中戦できるが。 俺は、ヌトいるからいいけど。

「それで、アルパーノから言われてる、討伐企画どうする?」ってラウロ。

「それは、ある程度考えてある。 黒竜なら、ようは飛び立たないようにすりゃいいだけだから、投石機の改良、あと投擲機で翼ぶち抜けば平気だし、まぁ2段階攻撃で地上に着いたら、投擲機2台にネット付けて飛ばせば身動き封じられる。 って事で、改良案な」

って資料だしておく。 全員分だ。 この世界にあって今出来る案だ。
魔導ランチャーぶっぱなすレベルではない。

「さすがロイというか、ちゃんとキンバリー領の利益まで考えてある」ってラウロ。
「そりゃ、フレディにも企画練る時に相談したしな。」
「それはいいけど、僕が気になるのは、次はどの村って所だ」ってエマ。

「エマ、いい質問だ。 まだ村2つじゃ、傾向がわからん。 まぁ、ここ数週間の実験でわかったのは、家畜を狙うって事ぐらいだ。 」

「えっと、どうやってそれを?」ってエマ。

「簡単です。 休火山の山腹に、家畜と魔獣を柵に入れて、あとは盗撮、盗聴です。」ってユキ。 うん、その通り。 

「「「ロイだから」」」って呆れる。

そんな会話してたら、誰か来る気配。 ふむ、目配せして、資料を隠す。 みな気配に敏感だからな。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

猫に転生したらご主人様に溺愛されるようになりました

あべ鈴峰
恋愛
気がつけば 異世界転生。 どんな風に生まれ変わったのかと期待したのに なぜか猫に転生。 人間でなかったのは残念だが、それでも構わないと気持ちを切り替えて猫ライフを満喫しようとした。しかし、転生先は森の中、食べ物も満足に食べてず、寂しさと飢えでなげやりに なって居るところに 物音が。

一人息子の勇者が可愛すぎるのだが

碧海慧
ファンタジー
魔王であるデイノルトは一人息子である勇者を育てることになった。 デイノルトは息子を可愛がりたいが、なかなか素直になれない。 そんな魔王と勇者の日常開幕!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!

ペトラ
恋愛
   ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。  戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。  前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。  悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。  他サイトに連載中の話の改訂版になります。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

【不遇転生:1.5】元王族 ~また王子に転生したらしいけど、王子とか国王とかもう勘弁~

八木恵
ファンタジー
僕、アーク・リストラント、一応リストラント王国の王子として生まれたけど双子は不吉の象徴って事で隔離されいる。 前世は、アーサーって名で、アルタイト王国の国王だった。 その時の最後は、毒殺だ。 死ぬ際の心残りは、ギースを解放する事ができなかった。 きっとこの転生も何かの因果なんだろう。 また、王子で、今度は隔離されている。 しかも暗殺されるらしい。 そんな僕が俺に呼称を変えて、なんとか暗殺から免れたいし、しかももう王子とか勘弁。 これは、そんな俺の話。 時系列としては、不遇転生1の同等の時期の物語です。 ※更新は不定期で、かつ遅いですが、暇つぶしに読んでくれれば嬉しいです。 ※誤字脱字が多いかもしれませんがご了承ください。 ※作者、誹謗中傷に弱いため、感想にはご配慮くださると助かります。

なんで誰も使わないの!? 史上最強のアイテム『神の結石』を使って落ちこぼれ冒険者から脱却します!!

るっち
ファンタジー
 土砂降りの雨のなか、万年Fランクの落ちこぼれ冒険者である俺は、冒険者達にコキ使われた挙句、魔物への囮にされて危うく死に掛けた……しかも、そのことを冒険者ギルドの職員に報告しても鼻で笑われただけだった。終いには恋人であるはずの幼馴染にまで捨てられる始末……悔しくて、悔しくて、悲しくて……そんな時、空から宝石のような何かが脳天を直撃! なんの石かは分からないけど綺麗だから御守りに。そしたら何故かなんでもできる気がしてきた! あとはその石のチカラを使い、今まで俺を見下し蔑んできた奴らをギャフンッと言わせて、落ちこぼれ冒険者から脱却してみせる!!

世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜

ワキヤク
ファンタジー
 その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。  そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。  創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。  普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。  魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。  まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。  制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。  これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。

処理中です...