【不遇転生：４】悪役子息と婚約者 ～俺はまた悪役子息に転生した～

2章：学園編

前期終了してようやく休暇

学園の前期も終わって、数週間の休み。
「前々から思うが、休み短いよな、この学園。」って、今更、突っ込む俺。

「「だな。」」「ですわ」ってラウロ、パウロ、ユキ。
「という事で、来期の合宿は、魔獣狩りの初実践があるが、パウロ、ラウロは未経験。　それに、合宿で俺達は、本格的に戦う事をしないから、この休みは魔獣狩りの合宿に行くことにしよう。」

「ユキも氷結刀、扱えるようになってきたし、そろそろ実践積んだほうがいいしな。」

「「ってどこにだよ！！」」ってパウロとラウロ。

「「深層の森」」って俺とユキ仲良くいう。
「って、おいおい、この大陸の最果てだろ。　アスタ王国の北東さらに先」ってラウロ。

「うん、そうその場所。　ちゃんと簡易拠点作ったしな。　ってわけで、皆んなさっさと支度」って俺とユキは準備済み。
ぶつぶついいながら、マジックバックに荷物入れて、戦闘用の服に防具、武器持ってパウロとラウロがリビングにやってきた。

「「準備できた」」ってラウロとパウロ。

「いくぞ」って言って、フレディの執務室へはいる。
フレディが「では、私はブラッドリー伯爵家へ特訓しに行きますね。」ってお出迎え。

「うん、それで」ってフレディの部屋はクローゼットが２つ。
俺が１つのほう開ければ、そこには転移魔法陣です。
「「はぁーー」」ってパウロとラウロ。
「はい、これであっという間に深層の森ですわ」ってユキが2人を押し込むと消えた。
「じゃぁ行ってくるな！」ってフレディに言って、扉を閉める俺。
ユキも先に転移済み。

「行ってらっしゃいませ」ってフレディの声だ。

こうして、俺たちは短い休暇を魔獣狩りにあてることにした。