料理屋「○」~異世界に飛ばされたけど美味しい物を食べる事に妥協できませんでした~

斬原和菓子

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第2章 牛すき焼きと甘い誘惑 料理屋「〇」黎明編2

若き魔法士の憂鬱とリナのお悩み相談 4

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先程のヤーナリズムの醜態に店の活気も戻り
「驚いたよ!二人とも…魔法騎士団の2トップが揃って裏通りの料理屋で飲んでるなんて…」

「俺たちは気楽に過ごせるこっちの水が合うみたいでさ…暇があれば飲みに出てたんだけどな」
「そう…以外に気付かれないんだよな…」

「いや気づいても話しかけづらいんじゃない?2人ともイケメン過ぎて…」

「リナさんも話しづらいかい?」

「いや…私の場合は…最初が最初だからもう取り繕う必要もないし…中身が分からないのに外見で判断するのは嫌でしょ」
「その気持ち分かるっ!!やっぱりその人の中身が分からないのに結婚とかありえないよな!」
ジークが深く頷きながら話にのってくる

バッツが心配そうに会話に入ってくる
「俺は家を継ぐのは兄貴で自由にさせてもらってるけど、お前の場合はな…中身も大事だけど、結婚に向けて…いや女性恐怖症の治療に向けてそろそろ良い人見つけないと心配だぜ」

「女性恐怖症ってジークさん何されたの?」

「別に怖いわけじゃないし・・・ただ、今までの、まともなお付き合いを望む女性と出会ったことが無いだけで」

「まともが何かはさておき、よっぽど酷い女性たちしか周りに居なかったのねw」

「まぁそういう事でさ…おっ料理が来たみたいだぞ!エールも頼みなおして仕切り直しだな!」

「お待たせしましたにゃ♡まずは豆腐の海藻サラダとハツ刺し2つ、揚げ出し豆腐、熟成タン元の炭火焼き2つだにゃ!」
「これは美味そうだね!!」
「貴族街の料理屋でもこんなに豪勢な料理出たことないぜ!」

「ふふーん…そうでしょ?マスターの料理は私の一押しだからね!」

何故かお客様なのに一番得意げなリナさんが可愛く自慢してくる

「いっぱい頼んだからシェアして食べようよ!2人は取り分け気にするタイプ?」
「「全然、大歓迎!!」」
「良かった♡」

3人が料理をシェアしてそれぞれの前に新しいエールも来たところで…
「改めて…今日の出会いに!乾杯」
「カンパーイ♡」

「うぉ…このハツ刺しシンプルだけど肉がうめぇ…」
「おいおいタン元って噛み応えあるけどやわらけぇ・・・しっかり味が付いててエールとも合うなぁ」
「豆腐と海藻のサラダも忘れずに食べて!肉ばっかりだと健康じゃなくなるからねw」

みるみるうちに3人が凄く良い笑顔になり、美味しそうに食べている
周りのお客様も美男美女のグループに感化されるようにお勧めのメニューが注文されているようだ

「しかし、よく思いつくよな…こんな料理本当に生きてきて一度も食べたことが無いぜ…」
「俺もだよ・・・この国の料理は本当に・・・不味いって事をみんな不思議にも思ったことないのにな」
「マスターの料理は一体どこの国の料理なのかしら?」

「マスターの故郷らしいにゃ!二ホンって言ってたけど、ミャオは聞いたことなかったにゃ」

「俺らも聞いたことないよな・・・世界って広いんだな」
「そうね・・・あっこの揚げ出し豆腐・・・優しい味で美味しい!出汁にトロミが付いてて豆腐の味を引き立てるのね♡」
「これはここに来たのは正解だったな・・・噂も当てにならない事の方が多いが・・・この店は本物だ!」


「追加の料理盛って来たにゃー!レバニーラ炒め2つとから揚げ2つだにゃ♡」

「これも美味そー!」
「レバーが本当に新鮮で火の通し方も最高だな!ニーラの葉をこんな風に料理に使うなんて凄いな!」
「から揚げもカリカリジューシー!良い感じでうめぇ・・・あぁ・・・もう他の店に行けなくなっちまう」

「私なんてほぼ週5で来てるからね!」
「俺も来たい♡」
「じゃあ俺も!」

・・・マスターが「どうぞどうぞ!」と言って笑顔になっている・・・余程嬉しかったのかな?

3人の幸せな宴会は続くのであった
お腹も落ち着いてきたころには会話にも花が咲いているようだ

「そういえば、リナさんは冒険者なんだろう?なんて名前のパーティなんだ?」

「『聖竜の花』って知ってる?」

「知ってるも何もアナスタシアで1.2を争う有名な女性だけのSランクパーティじゃないか!」

「…とんでもない強いダークエルフの女剣士がいるって…まさかリナさん?」

「噂が先走ってる感もあるけど、一応剣士は私だね…」

「凄いじゃないか!努力したんだな!」

「それは2人もでしょ」

「今度3人で臨時でパーティ組んで狩りにでも行きたいな」
ジークが提案するとリナがすぐ乗って来た
「良いわね♡行きたい!」

「良いなそれ!・・・あっまぁ俺はデートが被らなければ行く・・・かなw」

・・・ジークとリナの目線が痛い
「分かった分かった!その時はデートをずらしてもらうよ!」

「いつか刺されるわよ・・・」
「その時の回復魔法は有料な!」

「勘弁してくれって・・・」
2人に責められバッツは少し決まずそうに笑うのであった








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