185 / 270
第五章 親父たちと砂漠
親父たち、ピラミッドを暴走させる!
しおりを挟む
前回までのあらすじ
ピラミッドが乗り物であることがわかった親父たちは、東に向かうためにピラミッドを起動させた。
ピラミッドを起動させ、東に向かう親父たち。
初日は何もなかったが、出発二日目に問題は起きた。
親父たちの顔が暗くなった。
「困ったことになったな!」
「困ったことになったでござる!」
「うむ、困ったことになったね!」
「肯定であります!」
原因はブドウが操縦桿を握って暴走したからだ。
「ブドウ、運転すると性格が変わるタイプなのは知っていたいが……」
「うむ、まさか!ここまで変わるとは予想外だったよ!」
「二重人格でござる!」
「肯定であります!」
親父たちの見つめる先には運転するブドウ。
目が完全に別の世界に行ってしまっていて、時たま「わしの前は走らせない!」だとか「フルスロットル!!」と叫んでいる。
親父たちもすぐに止めようとしたのだが、運転するブドウは目に見えない壁に守られていて、止めることができない。
「拙者たちが仮眠して交代する僅かな隙に運転席を占拠して!」
「レバーを最大値にまで上げてしまったでござる!」
「うむ、まさにアンストッパブル!」
「肯定であります!」
親父たちがこんな会話をしている間にもピラミッドの進行方向にある町や村は文字通り押しつぶされていった。
「また一つの町が潰されたか!」
「肯定であります!」
「住民はパニックで「呪いだーー!!」と叫んでいるでござる!」
「うむ、困ったことになったね!このままじゃ確実に沈むことになるよ!」
「……教授!それはどういう意味なんだ?」
「うむ、文字通りの意味だよ!このまま進めば、この世界の紅海に到着してしまう。そうなればピラミッドは海に沈むことになると言っているのだよ!」
「ピラミッドは水面を走ることはないのでござるか?」
「うむ、私の調べた限りではホバークラフトのような機能は付いていなかったよ!」
「つまり……このままだと……」
「海にドボンとなるでござる!」
「肯定であります!」
最悪の状況を打開する為に親父たちは行動を起こしたが、その行動が徒労に終わると気づくのはピラミッドが海に沈んだ時だった。
ピラミッドが乗り物であることがわかった親父たちは、東に向かうためにピラミッドを起動させた。
ピラミッドを起動させ、東に向かう親父たち。
初日は何もなかったが、出発二日目に問題は起きた。
親父たちの顔が暗くなった。
「困ったことになったな!」
「困ったことになったでござる!」
「うむ、困ったことになったね!」
「肯定であります!」
原因はブドウが操縦桿を握って暴走したからだ。
「ブドウ、運転すると性格が変わるタイプなのは知っていたいが……」
「うむ、まさか!ここまで変わるとは予想外だったよ!」
「二重人格でござる!」
「肯定であります!」
親父たちの見つめる先には運転するブドウ。
目が完全に別の世界に行ってしまっていて、時たま「わしの前は走らせない!」だとか「フルスロットル!!」と叫んでいる。
親父たちもすぐに止めようとしたのだが、運転するブドウは目に見えない壁に守られていて、止めることができない。
「拙者たちが仮眠して交代する僅かな隙に運転席を占拠して!」
「レバーを最大値にまで上げてしまったでござる!」
「うむ、まさにアンストッパブル!」
「肯定であります!」
親父たちがこんな会話をしている間にもピラミッドの進行方向にある町や村は文字通り押しつぶされていった。
「また一つの町が潰されたか!」
「肯定であります!」
「住民はパニックで「呪いだーー!!」と叫んでいるでござる!」
「うむ、困ったことになったね!このままじゃ確実に沈むことになるよ!」
「……教授!それはどういう意味なんだ?」
「うむ、文字通りの意味だよ!このまま進めば、この世界の紅海に到着してしまう。そうなればピラミッドは海に沈むことになると言っているのだよ!」
「ピラミッドは水面を走ることはないのでござるか?」
「うむ、私の調べた限りではホバークラフトのような機能は付いていなかったよ!」
「つまり……このままだと……」
「海にドボンとなるでござる!」
「肯定であります!」
最悪の状況を打開する為に親父たちは行動を起こしたが、その行動が徒労に終わると気づくのはピラミッドが海に沈んだ時だった。
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
愛娘(JS5)とのエッチな習慣に俺の我慢は限界
レディX
恋愛
娘の美奈は(JS5)本当に可愛い。そしてファザコンだと思う。
毎朝毎晩のトイレに一緒に入り、
お風呂の後には乾燥肌の娘の体に保湿クリームを塗ってあげる。特にお尻とお股には念入りに。ここ最近はバックからお尻の肉を鷲掴みにしてお尻の穴もオマンコの穴もオシッコ穴も丸見えにして閉じたり開いたり。
そうしてたらお股からクチュクチュ水音がするようになってきた。
お風呂上がりのいい匂いと共にさっきしたばかりのオシッコの匂い、そこに別の濃厚な匂いが漂うようになってきている。
でも俺は娘にイタズラしまくってるくせに最後の一線だけは超えない事を自分に誓っていた。
でも大丈夫かなぁ。頑張れ、俺の理性。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語
瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。
長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH!
途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる