腐男子で副会長の俺が会長に恋をした

かしあ

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秒でバレる6.

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「アラームの時間ギリギリすぎね?」

「悪い、時間の設定ミスだ」


とりあえず急いで交代でシャワーを浴びて制服に着替える。

慌ただしく動いてると勃っていた俺の息子が萎えてくれたので助かった。だがさっきまで拓実に弄られていた乳首はまだ熱を持っていてジンジンしている。しかもシャツが擦れると少し痛い。

うぬぬ、拓実が中途半端に乳首を弄るから…BL漫画でよく見る受けの子の気持ちが今ならわかるわ、乳首に絆創膏貼りたくなる。

とりあえずシャツを着ても乳首が擦れないように鏡の前で立つ練習をしてみた。もちろん拓実にはバレないように。

うーん、ちょっと猫背になれば当たらないか?でもな、猫背だと姿勢悪くなんだよな。一応真面目副会長だからなーあ、まって、猫背にすると何故か顎めっちゃ出てる。ふはっ、顔がゴリラみたいになっとる。

1人でノリツッコミしていたら鏡越しに拓実と目が合った。


「…何してんだ凪」

「…ストレッチ」

「百面相しながらか」

「ま、まーな」

「ゴリラみたいだったぞ」


見られた、俺が変な行動してんの拓実に見られた。恥ずかしすぎる、もう俺の背後に立つのやめて!?

真っ赤な顔を両手で隠し、しゃがみこんでいれば拓実は笑いを堪えながら俺の隣にしゃがんで頭を撫でてきた。


「俺は生徒会行くが、凪は今日休みでいいぞ」

「え、でも昨日も休んじゃったし」


さすがに2日間連続で欠席するのもな…てかもう制服に着替えちゃったしと思っていると拓実の手が俺の目元を触り、そのまま上を向かされた。
無言のまま拓実に見つめられ、どうしたらいいのか分からなくなった俺はついきょろきょろと目を動かしてしまう。


「な、何?」

「目元、腫れてるぞ」

「あー」


昨日泣いた後、冷やし忘れてそのまま寝たから俺の目は今腫れぼったい。
だから今日は前髪で目元を隠すヘアースタイルにしたんだが…至近距離だとやっぱりバレるか。

優に泣いた事バレたら心配されそう。今日の朝に昨日のメッセージの返信はしたけど。なんなら優には今日はゆっくり休めって言われてるけどきちんと拓実との事報告したいしな…。


「なぁ、拓実。俺今日は人前に出ない方がいいか?」

「んー」


人が真剣に悩んでんのに拓実はニヤニヤしながらこっちを見て意地悪な顔をしている。
はぁ…そんな顔もカッコイな、おい。悔しいが惚れたら負けって本当だよな。


「ニヤニヤしすぎ」

「いや~凪は俺の事泣くほど好きだったんだなと思って」

「ソウデスネ」

「照れてんのか?かわいな」

「うーるーさーい。それより時間いいのかよ」

「優には遅刻すると連絡済みだ」


さいですか、相変わらず仕事が早いですな。

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