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秒でバレる7.
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「とりあえず凪は保冷剤で目元冷やして二度でも寝しとけよ」
「二度寝って…わ、冷たい」
拓実がタオルで包んだ保冷剤を目元に優しく当ててくれた。
ひんやりとして気持ちがいい。これで少し浮腫がとれればいいんだが。
「じゃあ大人しく寝とけよ?」
「待って、優に色々報告したいからやっぱり俺も会議に参加する」
「わかった…無理だけはすんなよ?」
「おう」
無理はしないから安心しろと言う意味を込めて、保冷剤を持っている拓実の手首を掴んで頬を擦り付けた。
するとお返しと言うように拓実は俺の唇に触れるだけの軽いキスをしてきた。
不意打ちのキスは心臓に悪いって。しかもそれとは別に玄関前でも行ってきますのチューされた。心臓がいくつあっても足りんわ。
拓実って恋人にはこんな甘々になるんだなと感じた俺だった。
「「拓実様~凪様!おはようございます!!」
2人で生徒会室へ向かっていると拓実と俺の親衛隊の子達に出会った。
どうやら今日は空き教室を使って親衛隊同士の親睦会を開催するらしい。
真弥から何も聞いてなかったから知らなかったがこういう親睦会で俺と拓実の情報交換したり、出会いを見つけているんだとか。
いや、出会い探しはいいんだが俺と拓実の情報交換してるのは謎。
まぁいいや、とりあえずBL補給する為に今度皆の恋バナでも聞かせてもらおう。
そしてオススメのプレイでニャンニャンしてもらおう、俺の萌えの為に!!
心の中でガッツポーズを決めていると周りから歓声と拍手がしてきた。
「拓実様ついにですか!!おめでとうございます」
「僕達この日をどれだけ待ちわびたことか」
中には拍手をしながら泣いてる子もいる。
え、何、皆どうしたん?
困惑した顔で拓実を見れば少し恥ずかしそうに頬を掻いていた。
「あー親衛隊には俺が凪のこと好きなの話しててな、だが付き合いだしたとはまだ報告してなんだが…」
「あ、そうなの?でもこれバレてるよな」
「不思議だな」
2人でコソコソ話していると宙と真弥がハンカチを片手に涙を拭うふりをしていた。
おい、泣いてないのにその仕草やめろよ、あ、今目薬さしただろう、バレてんぞ。宙も悪ノリするんだな。
「仲良さげなお2人の姿を見て安心しました」
「今度こそお赤飯ですね隊長」
「凪様、よかったですね」
「目薬刺しすぎですよ、真弥」
とりあえず嘘泣きしている真弥から目薬を取り上げた。
その後皆と少し話していたら優からお叱りの電話がかかってきたので俺達は急いで生徒会へと向かったのだった。
そしてその夜真弥から聞いた話だが、俺と拓実が初めて一緒に登校してきたから皆は俺達が付き合いだしたと気づいたらしい。
そんなんでバレんの?親衛隊の子達勘が鋭すぎん?
「二度寝って…わ、冷たい」
拓実がタオルで包んだ保冷剤を目元に優しく当ててくれた。
ひんやりとして気持ちがいい。これで少し浮腫がとれればいいんだが。
「じゃあ大人しく寝とけよ?」
「待って、優に色々報告したいからやっぱり俺も会議に参加する」
「わかった…無理だけはすんなよ?」
「おう」
無理はしないから安心しろと言う意味を込めて、保冷剤を持っている拓実の手首を掴んで頬を擦り付けた。
するとお返しと言うように拓実は俺の唇に触れるだけの軽いキスをしてきた。
不意打ちのキスは心臓に悪いって。しかもそれとは別に玄関前でも行ってきますのチューされた。心臓がいくつあっても足りんわ。
拓実って恋人にはこんな甘々になるんだなと感じた俺だった。
「「拓実様~凪様!おはようございます!!」
2人で生徒会室へ向かっていると拓実と俺の親衛隊の子達に出会った。
どうやら今日は空き教室を使って親衛隊同士の親睦会を開催するらしい。
真弥から何も聞いてなかったから知らなかったがこういう親睦会で俺と拓実の情報交換したり、出会いを見つけているんだとか。
いや、出会い探しはいいんだが俺と拓実の情報交換してるのは謎。
まぁいいや、とりあえずBL補給する為に今度皆の恋バナでも聞かせてもらおう。
そしてオススメのプレイでニャンニャンしてもらおう、俺の萌えの為に!!
心の中でガッツポーズを決めていると周りから歓声と拍手がしてきた。
「拓実様ついにですか!!おめでとうございます」
「僕達この日をどれだけ待ちわびたことか」
中には拍手をしながら泣いてる子もいる。
え、何、皆どうしたん?
困惑した顔で拓実を見れば少し恥ずかしそうに頬を掻いていた。
「あー親衛隊には俺が凪のこと好きなの話しててな、だが付き合いだしたとはまだ報告してなんだが…」
「あ、そうなの?でもこれバレてるよな」
「不思議だな」
2人でコソコソ話していると宙と真弥がハンカチを片手に涙を拭うふりをしていた。
おい、泣いてないのにその仕草やめろよ、あ、今目薬さしただろう、バレてんぞ。宙も悪ノリするんだな。
「仲良さげなお2人の姿を見て安心しました」
「今度こそお赤飯ですね隊長」
「凪様、よかったですね」
「目薬刺しすぎですよ、真弥」
とりあえず嘘泣きしている真弥から目薬を取り上げた。
その後皆と少し話していたら優からお叱りの電話がかかってきたので俺達は急いで生徒会へと向かったのだった。
そしてその夜真弥から聞いた話だが、俺と拓実が初めて一緒に登校してきたから皆は俺達が付き合いだしたと気づいたらしい。
そんなんでバレんの?親衛隊の子達勘が鋭すぎん?
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