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秒でバレる4.

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「んで凪は何を隠してんだ?」


俺は拓実に腐男子である事と腹黒副会長を演じていた事を説明した。


「騙してごめん…俺の事嫌いになった?」

「なんだ、そんな事で嫌われると思ったのか?」

「だ、って…昔気持ち悪いって言われた。性格だって偽ってたし…」

「趣味があるだけですごいと思うけどな。ずっと夢中になれる物ってなかなか見つからなくね?少なくとも俺はまだ見つけれてないし。それに性格偽ってる人なんて沢山いるだろ、あんま気にすんな。俺はどんな凪でも好きだし」

「そっか」


拓実はまっすぐ俺の目を見てそう答えてくるので思わず泣きそうになってしまった。


「なんから凪の足が臭くても俺は嫌わないぞ」

「失礼か、俺の足はそんなに臭くねぇーよ」

「ふは!口悪い凪も新鮮でいいな」


ケラケラ笑いながら拓実は俺を安心させるように背中をポンポンと叩きながらおでこ、瞼、鼻から口へと順番にキスをする。
まるで子供を安心させるような行動だが今の俺にはそれが心地よかった。

ありのままの俺を受け入れてくれる拓実だからこそ好きになったのかもしれないが、拓実を好きになってよかったと心から思った。


「素の凪危なっかしそうだから卒業するまで腹黒副会長演じきれよ?」

「なんで?拓実にバレてんなら演じる必要なくね?」

「凪の秘密は俺だけが知ってればいんだよ」


え、それってもしかして…嫉妬?まじ?拓実って嫉妬すんの…?あれか、付き合った途端束縛激しい彼氏ってか?

な~んてな、こんな事で嫉妬するわけないよな。
そもそも拓実の口から嫉妬してるなんて聞いてないし。

とりあえず俺の素を知ってる人が拓実だけじゃない事を伝えとくか。


「俺の素知ってる奴他にもいるぞ」

「あ?あと誰が知ってんだよ」

「真弥と優と夏目」

「なんで夏目が俺より先に知ってんだよ」

「腐男子仲間だから」

「気に入らねぇ」


えぇ…この会話の流れから気に入らない要素あったか?

拓実の言葉に首を傾げていたら頭をわしゃわしゃされた。

至近距離で目が合ったまま頭を撫でられた俺は恥ずかしくて拓実から目を逸らした。


「そ、れより本当の事話したんだから早くネクタイ解けよ」

「この状態で悪態つくとかいい度胸してんな。凪にはお仕置が必要か?」

「は?おい何すんだよ」


縛られて動けないのをいい事に拓実は俺の服を捲って、ジュッと右の乳首に吸い付いてきた。


「んっ…おい、乳首吸うな」

「凪の乳首はピンクで可愛いな」

「感想は聞いてないって」


実況しながら指の腹でクルクルと乳輪を触られ、もう片方は口で舐めたり吸われる。そのせいで俺の息子が少しずつ元気になってくる。

たまに摘むようにキュッと乳首を抓られると腰がゾワゾワして拓実の口に乳首を押しつけてしまった。

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