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からかっても塩対応な要に双子はつまらない顔をする。
「なんだか僕達おじゃま虫みたいだね亮」
「そうだね、負けちゃったし待機場所向かおっか遥」
「なんだもう行くのか?」
「「うん!!じゃそういうことで会長ーりゅーちゃんの面倒よろしくねー」」
「あぁ、任せろ。サバゲー終わったらBBQだからな」
「「りょーかい!また後でねーバイバーイ」」
要に手を振り双子は去っていく。
琉星が落ち着いた頃には双子の姿はなく、要が隣に寄り添って座っているだけだった。
あれ?いつから要と2人きりになっていたんだろうか。
相変わらず嵐のように去る双子だ。
「落ち着いたか?立てるなら動いた方がいいかもしれん。あと数分でサバゲーも終わると思うが敵チームがどこにいるかわからないからな」
「そうだねぇ…ご迷惑おかけしましたぁ」
木の下で座っていた俺達は場所を移動して砂浜の方まで要に手をひかれ歩く。
冷静になって考えると木から落ちそうになった恐怖で腰が抜けるってどんなんやし、恥ずかしすぎん?俺。
要に頭撫でられて慰められるわ、しかもそのおかげで俺の恐怖心和らぐわで今更ながら要と双子には情けない姿見られたわー。
もう二度とビーチサンダルでは木登りしない。
心の中でそう誓っていると要が砂浜の真ん中で立ち止まり、こちらを向いた。
「さて、琉星、このまま海で遊ぶかサバゲー続けるかどっちが選べ」
「サバゲー最後まで参加しないのぉ?」
「なんだか僕達おじゃま虫みたいだね亮」
「そうだね、負けちゃったし待機場所向かおっか遥」
「なんだもう行くのか?」
「「うん!!じゃそういうことで会長ーりゅーちゃんの面倒よろしくねー」」
「あぁ、任せろ。サバゲー終わったらBBQだからな」
「「りょーかい!また後でねーバイバーイ」」
要に手を振り双子は去っていく。
琉星が落ち着いた頃には双子の姿はなく、要が隣に寄り添って座っているだけだった。
あれ?いつから要と2人きりになっていたんだろうか。
相変わらず嵐のように去る双子だ。
「落ち着いたか?立てるなら動いた方がいいかもしれん。あと数分でサバゲーも終わると思うが敵チームがどこにいるかわからないからな」
「そうだねぇ…ご迷惑おかけしましたぁ」
木の下で座っていた俺達は場所を移動して砂浜の方まで要に手をひかれ歩く。
冷静になって考えると木から落ちそうになった恐怖で腰が抜けるってどんなんやし、恥ずかしすぎん?俺。
要に頭撫でられて慰められるわ、しかもそのおかげで俺の恐怖心和らぐわで今更ながら要と双子には情けない姿見られたわー。
もう二度とビーチサンダルでは木登りしない。
心の中でそう誓っていると要が砂浜の真ん中で立ち止まり、こちらを向いた。
「さて、琉星、このまま海で遊ぶかサバゲー続けるかどっちが選べ」
「サバゲー最後まで参加しないのぉ?」
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