会長の親衛隊隊長になったので一生懸命猫を被ろうと思います。

青春だねぇ1.

-琉星side-


「琉星ー水鉄砲でサバゲーしよーぜ！！」


「おけぃー瑞希が負けたらパフェ奢りで」


「いいぜ、琉星が負けたら俺にラーメン奢れよ」


「えぇ…こんな暑いのに瑞希そんな熱いもん食べんの？」


「ラーメンに気温なんて関係ないし」


まぁ確かにそうだけども…真夏にラーメンか…よく食べれるな瑞希、俺だったら多分熱中症になるわー。

うちわでパタパタ仰ぎながら水着に着替える為、更衣室に向かう。
今の会話からわかるかもしれないが、俺達は今海に来ている。
メンバーは湊、瑠夏、瑞希、要率いる生徒会メンバーと予定があいてた要の親衛隊の子達、あとは風紀委員長だ。

ちなみに要と副会長以外の生徒会メンバーは親の仕事の付き添いで偶然この場所に訪れたらしい。

すごい偶然だよねー。

まぁそんなわけで皆で海に遊びに来ている。そして俺達は順番に水着に着替え中だ。


「湊、日焼けするから上着着とけ」


「長袖？暑いんだけど瑠夏」


「いいから着とけ」


「はぁ…わかったよ」


瑠夏の言葉に渋々頷いて上着を羽織る湊。
なるほどなるほど、自分以外の男に湊の肌を見せたくないのだろうな。ニヤニヤしながら2人の会話を聞いていると誰かにタックルされる。

急のことで転びそうになるが何とか耐えた俺すごい！
でも腰痛い！！なんか前にもこんな事あった気がする…あの時は双子の仕業だったっけ？
今度は誰だしとか思いながら、タックルしてきた人を確認したら双子だった。

…またお前らかぁ！！！