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馬車での運搬。
京の支店まで。
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オラは田伍作だがや。 足軽村の小作だんべ。 そいで、馬車の人足だがや。 どうしてかと、言うと。 足軽大将様から言われただよ。 なんでも、力が他の小作人よりあるからだそうだんべ。 馬車が荷を運んで、足軽村から出発だ。 馬車には馬が二頭牽きだ。 以前、盗賊に襲われたので、馬車は警備員を乗せたヤツと2台だ。 警備員が歩きだと疲れるからだ。 美濃から京までは、伊勢周りのフネと関ケ原周りの山道がある。 美濃から港までは、それなりの距離だから、時間はトントンだ。 足軽村はフネを持っていない。 それで、フネは船賃が安くないのだ。 馬車はあるから、馬車なら、それなりに安価で運べるのだ。 足軽村もフネをなんとかしないと・・ 運ぶ数はランプが100個、便器が10据(すえ)、ポンプが10揃いである。 需要がランプがあるからだ。 それに、便器なぞより小さいからだ。 ポンツは京支店には、職人もいるので、その者らがポンプを取る付けるのである。 修理もできるのだ。 やはり、売るばかりではダメなのだ。 ランプは油ツボは陶器である。 火屋がガラスだ。 そして、金属板の傘がつけてある。 明かりの調整は火口のつまみだ。 油はゴマとか菜種油だ。 あまり、効率はよくないが・・・ 油の精錬は、さすがに無理だ。 街道は幅が狭い。 まあ、馬車も、それなりに幅が造ってあるからギリだが。 馬は生き物だ、それで宿場ごとに休憩して、水や飼葉を食わせるのだ。 馬糞は街道に垂れ流しだ。 そのとき、ハタと気が付いたんだ。 蒸気機関なら造れそうだ。 なぜなら、燃料は材木でイケる。 複雑な弁などイラない。 蒸気の首振りエンジンなら簡単だ。 首振り蒸気エンジンは模型の蒸気船などの自作に使うヤツだ。 蒸気を入れたり吐き出す動作が首を振るように見えるからだ。 首とは、ピストンが入ってるシリンダーのことだ。 自作の模型に使う単純な構造である。 その辺の職人や鍛冶屋ならオンの字だ。 「まずは、ボイラーだ。」 鉄瓶にフタをして、穴に弁をつけて火に架けた。 しばらくして、温度が上がり、グラグラと沸騰してきた。 やがて、蒸気圧で弁が開いて、「ピーーーーッ。」と蒸気が弁から出る音だ。 弁は蒸気圧で、鉄瓶が爆発しないためだ。 それで、蒸気をエンジンにつなぐ、銅のパイプだ。 鉄棒に銅版を巻いて、熱で溶接する。 鉄より銅は低い温度で溶解するからOKだ。 銅パイプができるのなら、ピストンやシリンダーも簡単だ。 「そうだ、シリンダーへつないだ銅パイプの途中に油ツボがいるんだった。」 ピストンが動くためには潤滑油が必要なのだ。 その油分を油ツボからパイプへつなぐにだ。 油は菜種油で代用する。 まあ、それしか無いからだが・・・ エンジンのクランク軸に弾みクルマをつける。 この弾みクルマを廻してエンジンを始動するのだ。 まあ、これは、試しに作る模型だ。 これを、参考に首振りエンジンをつくるのだ。 水車動力の代用になりそうだ。 気筒を増やせば、クルマに使えるかも・・・
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「たそがれ」は、江戸時代になるまでは「たそかれ」といい、「たそかれどき」の略でよく知られていた。夕暮れの人の顔の識別がつかない暗さになると誰かれとなく、「そこにいるのは誰ですか」「誰そ彼(誰ですかあなたは)」とたずねる頃合いという意味で日常会話でよく使われた。
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