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顔だしはダメだ。
オレは引きこもりなんだ。
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鉄砲や小型の砲が完成した。 足軽大将は、「侍大将が国の主に紹介したいと・・・」 言ってきた。 「イヤだ。」 「どうしてもじゃか。」 オレは、「えらいヒトには会いたくない。」 と答える。 「会うんなら、もう造らないぞ。」 とも脅かした。 「どうしてもだやか?」と確認するので。 「あ、あ、どうしてもだが。」 と答えた。 かなり、困った顔だったが・・・ 「わかりんした・・」 と言って、侍大将のところへ・・・ すると、侍大将が・・ 直々にやってきた。 えらいことだ。 妻は、小屋に隠れて出てこない。 侍大将は、めったに来ないのだ。 「どうしても、だやか。」 と直々にいう。 それでも、「イヤだ、会いたくない。」 と、「表には出たくない。」 と繰り返した。 オレは、引きこもりなのだ。 ヒト見尻するのだ。 JKなんぞ、大の苦手なのだ。 遠くで観るにはいいが、近くでは無理なのだ。 しばらく、考えていたが、「わかりんした。」 と侍大将も残念そうに帰っていった。 足軽大将が、「まあ、おみぇの気持ちはわかるんじゃが・・」 と察してくれたようだが。 オレは人付き合いが苦手なのだ。 空気を読むのが苦手である。 いきなり、変なことを言うのであるのだ。 だから、あまり他人には会いたくないのだ。 足軽大将に、そこのところを繰り返し述べた。 そして、この足軽村が気に入っていること、そして、この現状を変えたくないと繰り返して述べたのだ。 村の守りは完璧だ。 なんせ、散弾砲があるからだ。 鉄砲も生産ラインに乗りつつあるのだ。 なら、無双だ。 それに、公家や城主には会いたくないのだ。 理由は、人見知りだからである。 情けない話だが、そうだから仕方がないのだ。 一番苦手だったのが、体育の授業で、組をつくることだ。 数少ない友人は他のクラスだ。 たいてい、最後まで残りセンセイの相手をするハメになったりするのだ。 典型的な現代の病だったのだ。 そして、それを直そうとも思わなかったのだ。 リア充は消えろだ。 JKの手弁当を作ってもらえるヤツは消えろだ。 妻は、いるのだが・・・ 成り行きでの妻であり、恋愛なぞ、この時代は無いに等しいのである。 まあ、ケンカもしないで、やってるんだが・・・ 鍛冶屋が、「小型鉄砲の試作ができた。」 と見せに来た。 肩に担いでも重くないのだ。 まあ、軽くもないが、行軍はできる重さだ。 銃身の外部の太さは親指くらいだ。 そして、内部の太さはエンピツくらいになった。 銃身の長さは60センチくらいだ。 それに、肩当の銃把をクルミの木で作るのだ。 ここは、クルミの木がいいのである。 帝国陸軍の三八式歩兵銃もクルミの銃把だったのだ。 そして、蜜蝋を摺り込んだ。 すると、なんとも言えない木の質感が・・・ これが、イイのである。 ここまで、造れるんなら、砲金でライフルの溝も掘れるのでは・・・ そして、レバーで銃弾を入れ替えることができそうだ。 夢は膨らむのである。 ここは、旋盤だな。 とうとう、旋盤を作らねば・・・・・
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