143 / 212
留学生募集の時期だ。
新年度が始まる・・・
しおりを挟む
そろそろ新年だ。 新年度が4月から始まる。 そして、満州国で女子のアコガレの応募が始まる時期だ。 そう、日本のJKになるチャンスがやってくるのだ。 満州国のJKも悪くはない。 しかし、向こうは(日本)は本場JKの国だ。 花のJKである。 桜咲く歩道を、女子高まで歩ければ夢がかなうのである。 日本製のセーラー服、日本製の手提げカバン、日本製の文具、そして教科書だ。 そして、日本製の(自前の)お弁当だ。 このJK手作りのお弁当が日本国ではステータスらしい。 この、JK手作り弁当を得るために過酷な闘争が繰り広げられるのだ・・・ ソンリ村の公民館の掲示板に女子が群がってる。 それは、留学生応募の掲示である。 {募集、将来ある女子の皆さん、ぜひ日本へ留学を} と描いてある。 そして、応募には面接試験があるらしい。 学力試験はない。 それは、留学してから学べばいいらしい。 つまり、シナや半島の女スパイを防ぐための面接らしい。 そして、過去三代に渡り、満州国の国民である証明書添付と描いてある。 そして、最後に日本国の政治体制に反対しないことが条件らしい。 つまり、普通の姉ちゃんでOKなのだ。 学費や雑費は、卒業後に陸軍に入ればチャラとも描いてある。 なんと好条件だ。 応募締め切りは年末までだ。 面接は来年の1月10日らしい。 寒い満州で、とくに寒い時期だ。 場所は奉天の飛行場と記してある。 遠路なら陸軍の送迎まであるのだ。 それも輸送機だ。 これでは、女子の全員が応募ではないか。 まあ、農村は全員が応募したらしい。 「リンリちゃん、どうする?」 「あたいは受けるよ。」 「なぜなら、親に学費を払ってもらえないから、陸軍へ入ればいいから。」 「え、軍隊に入るの。」 「え、え、聞いた話では鉄砲は撃たないって。」 「でも、軍隊でしょ。」 「でも、学費がチャラよ。」 「あたいは、日本軍に入って、日本の国籍を得て、士官と結婚するわ。」 もう、アタマの中には線路が曳いてあるようだ。 清楚で、可憐な満州娘は日本でも価値が高いのだ。 「あたいは、3年間のクラブ活動が魅力だわ。」 「なんせ、プールまであるそうよ。」 満州国にプールなぞ無い。 「でも、全員が留学できるわけではないわ。」 そうなのだ、人員は決まってるのだ。 全員では、満州国に女子がいなくなるからだ。 それほどの魅力があったのである。 そして、留学が終わり帰国した子女のセンスなぞハンパないのだ。 独身なら、オトコどもの取り合いになるのだ。 見合いの条件で日本留学は最高の武器なのだ。 ・・・ 「お頭、とうとう時期が来やした。」 「なんのだ。」 「以前、いってた留学応募の子女を狙う件ですだ。」 「あ、あ、そうだな、時期がきたか、では作戦を立てろ。」 「わいがでっか。」 「オマエしか、ここに居ないではないか。」 「ヘイ・・・」 ・・・・・なんも、言えない手下だ。
1
あなたにおすすめの小説
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
改大和型戦艦一番艦「若狭」抜錨す
みにみ
歴史・時代
史実の第二次世界大戦が起きず、各国は技術力を誇示するための
「第二次海軍休日」崩壊後の無制限建艦競争に突入した
航空機技術も発達したが、それ以上に電子射撃装置が劇的に進化。
航空攻撃を無力化する防御陣形が確立されたことで、海戦の決定打は再び「巨大な砲」へと回帰した。
そんな中⑤計画で建造された改大和型戦艦「若狭」 彼女が歩む太平洋の航跡は
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる