大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

文字の大きさ
82 / 380
海底軍艦の活躍

亡命者の搬送

しおりを挟む
 米国のユダヤ人協会から日本の総理へアポが着た。 一度、相談したいことがあるらしい。 なんとなく様子がおかしいから総理私邸で面会となった。  ユダヤ人協会の特使が来訪した。 一人だ、警備は同伴してない。 総理私邸は警備員が当然いるが、私邸内まではいない。 二人だけの密会となる。 特使は話し出した。 独逸帝国のアーリア主義が激しくなり、米国のユダヤ人協会に助けを求めた者がいる。 その人物を助けてはくれないか、の話だった。 具体的に誰か、と総理が聞く。 特使は答えられないが、独逸帝国から、その人物を助け出せば、大量破壊兵器を防ぐことが出来ると、特使は言った。 どうして、日本にその話をするんですか、と総理は聞く。 特使は「日本には海底軍艦があるからです。」 としれっと答えた。 総理は固まった。 どこから漏れた。 最高機密の一つである、海底軍艦のことが。 ユダヤの情報網は話には聞いていたが、英国と互角か、それ以上だ。 話はさらに続く。 人数は家族全員の五人で、海岸まで独逸帝国に潜入したスパイが連れてくる。 その五人を米国まで海底軍艦で運んで欲しいが具体的な話だった。  総理にとって独逸帝国の軍事技術は油断ならない相手だった。 現在は日本が進んでいるが、いつ逆転するかわからないのだ。 総理は聞いた、見返りはあるのかと。 特使は答える、ユダヤ人協会は日本のシンパになるだろう、と。 米国の裏社会を牛耳るユダヤ人協会を味方にできると特使はいうのだ。 この利権は大きい。 総理は迷う。 話半分でも、見返りはある。 総理は決断は早かった。 「場所と正確な時間を教えて欲しい。」・・・・・ 特使は帰って行った。 このことは閣議には、はかれない。 ヘタに漏れると日本がユダヤの敵になりかねない。 総理は、ワキにある赤電話をとる。 「海底軍艦指令部につないでくれ。」 「ハイ、ワカリマシタ。」 電子音声が答えた。 「こちら海底軍艦本部です、総理おひさしぶりです。」 「ああ、じつは・・・・・・・・。」 「わかりました。」 と電話が切れた。 総理はまだ疑っていた、どこから漏れたのか。  日本人とユダヤ人は相性が良く、伴侶となることが少なくなかった。 疑う人物が多すぎる。 まあいい。 総理は自身の妻である、ハンナを疑うことはできなかった。 実はハンナは米国ユダヤ協会を味方につけるべく裏で活動していた。 で、米国ユダヤ協会から、これが出来たらシンパになろうとの約束から取引したのだ。 すべては日本のためと信じるハンナであった。  ハンナはユダヤだが、日本のシンパとなり来日し、総理と若いときに出会った。 そのときは双方まだ学生だった。 働き者の苦学生、山田総理をハンナは愛したのだ。 働くことはユダヤでは美徳だ。 働きながら勉学していた山田総理に惚れたハンナは押しかけ女房であった。 夜学の大学を何とか卒業できた山田君は、親しかった学友のハンナから告白されて、困る。 とても妻を娶るほどの給金はもらっていないからだ。 まだ駆け出しの山田君は無理やり同居したハンナを追い出せなかった。 で、必死に働く。  それで、現在の山田総理があるのだ。 
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

四代目 豊臣秀勝

克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。 読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。 史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。 秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。 小牧長久手で秀吉は勝てるのか? 朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか? 朝鮮征伐は行われるのか? 秀頼は生まれるのか。 秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記

糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。 それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。 かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。 ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。 ※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。

徳川慶勝、黒船を討つ

克全
歴史・時代
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 尾張徳川家(尾張藩)の第14代・第17代当主の徳川慶勝が、美濃高須藩主・松平義建の次男・秀之助ではなく、夭折した長男・源之助が継いでおり、彼が攘夷派の名君となっていた場合の仮想戦記を書いてみました。夭折した兄弟が活躍します。尾張徳川家15代藩主・徳川茂徳、会津藩主・松平容保、桑名藩主・松平定敬、特に会津藩主・松平容保と会津藩士にリベンジしてもらいます。 もしかしたら、消去するかもしれません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

処理中です...