異世界勇者~それぞれの物語~

野うさぎ

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番外編 白の教団

第3話

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 親友だからって、何でも話せるわけじゃない。
 白の教団のメンバーではないのに、何でも話せるわけではない。

 星とは、よく学校出会うし、白の教団でも、ばかやっている程の仲良しだった。
 亜熊とは、夜に出現することが多いため、
 よく学校帰りに、白の教団に通うことが多い。
 遠い人は遠いかもしれないけれど、僕は近い方だし、
 歩いて一時間で行けた。
 自転車は、めんどくさいから、用意していない。

 そして、寝不足となることも多い。
 星と僕の二人で、欠伸をすることもある。

 星とは白の教団の中でも、サッカーをするほど仲良しだった。
 昨日はいなかったけど、多分、無断欠席したと思われる。

 そんなことをして親が心配しないかと聞かれれば、
 その前に白の教団自体が、児童養護施設なのだから、
 親なんていない。

 虹村の父親が、白の教団の上司の一人となっているけれど、それくらいかな。
 虹村には母親がいない。
 母親は、何者かに殺されてしまっていて、それ以来はずっとシングルファザーだったとのこと。
 虹村は犯人が誰なのかわからなくても、当然、相手を恨んでいた。

 星は、三兄弟の末っ子で、両親の行方は不明。
 星には、親の期待に応えられるほどの才能がないとみなされ、捨てられたらしい。
 両親はお互いの教育方針の違いから、離婚。
 母親は二男を引き取り、
 父親は長男を引き取った。
 兄は引き取られても、自分は才能のなさから引き取ってもらえない、
 兄に対する妬みと、
 自分を引き取ってもらえない両親に対する恨みがある。
 両親と、兄の行方を探しているが、いまだに不明。

 そして、僕はと言うと、
 僕は教育ママがいたため、有名な幼稚園に受験され、通わされ、
 有名な小学校に通わされそうになった。
 だけど、小学受験は落ちてしまった。
 だから、別の小学校に通うしかなかった。

 僕は、お兄ちゃんだからという理由で、我慢させられることが多かった。
 弟一人と、妹一人がいて、
 当然、そちらを可愛がられた。
 そう、僕の両親は、本当の両親ではなく、母の妹の両親だった。
 母が二姉妹の長女で、父が二人兄弟の二男で、
 詳しい事情は聞かされていないけれど、母の妹の両親に引き取られた。
 やっぱり馴染むことができず、小学校一年生で家出を決意して、白の教団にたどり着いた。
 今更、戻りたいとか思わない。
 ただ、僕は本当の両親を探している。
 本当の両親は幼いながらにわかったけれど、愛情をくれた。
 本当の両親なら、僕のことを愛してくれるかもという、期待は今も残っていた。
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