【完結】熟成されて育ちきったお花畑に抗います。離婚?いえ、今回は国を潰してあげますわ

との

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第五章

46.セドリックとジェラルド⋯⋯そしてエレーナ

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『じゃあ、賭けをしようじゃないか。あんたが望むように、この世界に助けるに相応しい者がいると分かったら、対価なしで引き受けてあげるさ。

期限はそうさねえ⋯⋯この国の王冠を3人目の愚か者が被る時まで。

それに『相応しい者』の定義も決めなきゃならないねぇ。魔女のルールは厳しいのさ。細かいところを忘れたら、いつだってケチをつけられちまう。
『相応しい者』は王冠を踏み潰すほどの怒り⋯⋯あー、ダメダメ、それじゃ曖昧すぎる。曖昧さはルールに反するからさ。
そうだいいことを思いついちまった、この世界に『白き魂』が迷い込んだまま、居場所をなくしてるから、いつ生まれるか分からない⋯⋯うん。

あんたはこの世界の、心正しき者を助けたい。で、あたしは『白き魂』を助けてやりたい。これで天秤がちょうど釣り合ったとしよう。魔女のルールじゃあ、ちょうど釣り合ってるんだからいいのさ。

で、よ~く聞きな。この世界で居場所を見つけられずに漂う『白き魂』と出会った者が、王冠を踏み潰すほどの怒りを感じ、守り抜くと自らが誓ったならば、その者を『相応しい者』と認め、少しばかり時間を戻してあげようじゃないか。

王冠が粉々になったら、次の愚か者は王冠を被れないから、賭けは終了。

時間の長さ⋯⋯戻す時間は⋯⋯そうさねえ⋯⋯『白き魂』が望むだけ時を戻してやるさ。今のままでいいと思えば、時は戻らない。やり直したい思いがあるなら、その時まで戻れる。

心安らかに暮らせる世界なんて、曖昧な世界は魔女にだって作れやしないからね。あんたが守りたいと思う『心正しき者』とやらが世界を作り直す時間にはなるだろうさ。

もし『相応しい者』が現れないまま、3人目の愚か者が王冠を手にしたら、あんたは未来永劫、対価を払えなかった代わりに代償を支払うことになる。

こんな世界に、やり直すに『相応しい者』がいるとは思えないけどね⋯⋯それでも、やりたいなら止めはしないけどね』



「で、お前は腹立ち紛れに王冠を踏み潰し、魔女の決めた期限をぶち壊した。それが賭けの終了の合図、なのにお前はすっかり忘れてやがった。ジェラルドのうすらトンカチめが」



「⋯⋯えーっと、ちょっと聞くけど⋯⋯セドリック、お前も忘れてたんじゃね?」

 腕を組んで仁王立ちしたジェラルドが、目を眇めてセドリックに睨んだ。

 レイちゃん黎明の魔女から、この村の祭りを見に行くように言われた時からついさっきまで、覚えている様子も思い出した気配も感じなかったのだから。

「えーっとぉ⋯⋯」

「偉そうにしてるけどお、さっき俺とおんなじ頃に思い出したよなあ⋯⋯なあなあ、そうだよな~」

「うぐぐっ! お、俺はいいんだよ! 任されたのはお前なんだから」

 ジェラルドの正面で、腕を組んで仁王立ちしたセドリックが、目を眇めてジェラルドを睨んだ。

(あ、2人が同じポーズを⋯⋯アリサ様とかなら大喜びのシチュエーションだわ。それよりも『黎明の魔女』とあの方の賭けがループの原因だなんて⋯⋯)

 村人や観光客とは違う世界にいるようだし、ローラ達は眠りについたまま、起きそうな気配は感じられない。それなら、今にも魔法で喧嘩を始めそうな2人の事はあまり心配しなくてもいいだろう。



「勝手に押し付けといて、偉そうに言うんじゃねえよ! 毒で死にかけてた!? だから何? 今際の際なら見ず知らずの奴に世界を任せんのかよ! そんなこと願う暇があんなら、解毒を頼みゃ良いだろうが!」

「⋯⋯あ!」

 セドリック、まさかの大ポカ判明。



「死にかけを助けてもらって、次回以降で取り立てよろ~って言えば良かったじゃん」

「そうか⋯⋯その手があったか。まさか、ジェラルドに何かを教えられる日が来るなんて⋯⋯一生の不覚!」

 ガックリと膝をついたセドリックが、大きな溜息をついた。話の様子からして、セドリックが誰なのか⋯⋯間違いないだろう。

「セドリック⋯⋯って言うか、あんたがそんなに間抜けだから、エロイーズみたいなのに取り憑かれたんだろ? 喰われて、国庫空にされて、飽きられて、名前だけの王様にされて、托卵されて、毒で殺されて⋯⋯あー、なんかごめん。言ってて可哀想になってきた」

 ジェラルドの鋭いツッコミが入るたびに、セドリックの背中が丸くなって、最後には地面に三角座りして俯いてしまった。

「でも、まあ⋯⋯頑張った良い王様だったって言う奴もいるし、祖母ちゃんリディアも『あの人は頑張り屋の優しい人だった』とか言って、祖父ちゃんアーロンを泣かしてたの、覚えてるだろ?」

「うん⋯⋯」

 穏やかで思慮深い王だったと歴史書に書かれ、彼を知る方々からも『賢王』だったと言われている。

 セドリックの性格も『あの方』と同じ。

「しかしあれだな。レイモンドエレーナの祖父様じゃなくて良かったぜ。レイモンド様だったらボコしてた自信あるもんな」

 アメリアを『お花畑』に育てたレイモンドやセレナは『お花畑か蕾』だと言い切ったジェラルドなら、本当にやっていそう。

「レイモンドも素晴らしい当主だった。彼に学ぶことはとても多かったから」

「んでも、子育て失敗してたじゃん。それだけでマイナス評価だっつうの」

 ジェラルドの左手から、バチバチと稲光が見えるのは気のせいではなさそう。

 火魔法がお気に入りだったジェラルドは、ここ最近雷魔法にハマっていて、下手するとセドリックチリチリ事件が勃発しかねない勢いの稲光になってきた。

「ジェラルド⋯⋯えーっと、雷は流石にマズい気が」

 エレーナがループした原因となった2人⋯⋯セドリックとジェラルドの兄弟喧嘩を見ていると、ループ前の自分の末路の悲惨さが薄れていく気がする。

(もう、終わったことだし⋯⋯でも、これを先に知ってたらエドワードへの罰は『おかわり』をお願いしてたかも)





「なあ、セドリック、『白の魂』ってどゆこと?」

 取り敢えず気持ちは治ってきたが、セドリックが落ち込んでいる間に、仕返しも兼ねて聞きたい情報を喋らせたい。

(いつもだと口では勝てねえからな)

「ええ~、自分で考えるんじゃなかったの?」

「間抜け王⋯⋯人に仕事を押し付けて逝きやがった人でなし⋯⋯」

「あーもー、分かったよ! でも、全部が分かったわけじゃないからな!」

「白色を作るためには赤色・緑色・青色の3色全部が必要⋯⋯そこまでは聞いた。で、その次が知りたい」

「その話は単なる前振りとか、レイちゃんお得意の意地悪? 肝心なのは、『白』が持ってる性質なんだ。
すべての色を反射し、反射された光が目の中に入った時に、人は『白』と認識しているって事。だけど、光を百%反射する物体はないから⋯⋯自然界には『完全なる白』は存在しない」

「⋯⋯え?」

レイちゃん黎明の魔女が言ってた『白い魂』の白が『完全なる白』なら、この世界とは違う世界の魂だって事だと思う」

 

『この世界に『白き魂』が迷い込んだまま、居場所をなくしてる⋯⋯』

『⋯⋯この世界で居場所を見つけられずに漂う『白き魂』を⋯⋯』


「もしかして、わたくしはこの世界に迷い込んで、彷徨ってた?」

(迷い込んで⋯⋯居場所を見つけられず⋯⋯それがわたくし?)



「ジェラルドもエレーナもこの状況に違和感はない? 起きていてさっきの景色を見た俺達と、眠っている3人との違い」

「え? 違いって、えーっと⋯⋯アレックスとローラはオルシーニ公爵家で、アリサはブルーム伯爵家。セドリックと俺はキャンベル侯爵家で、エレーナは元ビルワーツ侯爵家で、今はオルシーニ公爵家だよな。年齢は⋯⋯」

「俺とジェラルドにもビルワーツの血が混じってる。アレックス達はそうじゃない」

 キャンベル侯爵家の現当主リディアは、離籍したが元はビルワーツ侯爵家令嬢。

「ああっ! すっかり忘れてた⋯⋯リディア祖母ちゃんは、元ビルワーツだ」

「今回の事で思ったんだけど、この世界に迷い込んだ魂とビルワーツは関係してるんじゃないか?
例えば、ビルワーツの祖先は迷い込んだ魂で、俺とジェラルドも別の世界と関係があるとか。
それか、別の世界から迷い込んだエレーナの魂は、ビルワーツの祖先と同じ世界から来たから、ビルワーツと縁ができたとか」

「なんか凄いしっくりくるのが怖いんだけど」



 先祖の魂は別の世界から迷い込んでこの世界で暮らしはじめ、同じように迷い込んだエレーナはビルワーツに引き寄せられた?

「なあ、俺やセドリックも魂に色があるのかな?」

「ジェリーはやっぱり坊やだねえ」

 相変わらず三角座りで膝を抱えているセドリックと、地面に胡座をかいてしきりに首を捻るジェラルドの真ん中辺り。立っているエレーナが少し見上げる高さに『黎明の魔女』が姿を現した。

「ああ! クソ婆⋯⋯やっぱり来てたんだ! 何も説明せず逃げ出しやがって、ちゃんと説明しろよな!」

「おやおや、魔女にお願いとは大胆だねえ。対価の覚悟はできてるのかい? お願いには大きな代償が伴う。代償代わりの対価を準備できるのかい?」

「は! いや、そうじゃなくてだな⋯⋯」

「はっはっは! まあいいさ、今回はまあ、ちょっとはあたしが巻き込んだ部分もあるし⋯⋯ほんのちょっとだけだがね。
気持ちが通じ合ったラブラブカップルにサービスしてあげようじゃないか。あたしはたまには優しい魔女にもなれるからね」

 どうやら『黎明の魔女』は、ずっと近くにいたらしく、丘の上でのあれこれも知っているよう。

「俺の⋯⋯俺達のプライバシーがぁぁ⋯⋯」



 丘の上での話を思い出して赤面するエレーナを『黎明の魔女』が少し切なそうに見ている。

(散々心を傷つけられた記憶が残ってるから、死後どんな目に遭わされたか知っても、それほど動揺してない⋯⋯哀れなもんだよ。『白』は全てを弾いて交わらない)

「さてと、どこまで話したっけ。まだ話してない? ああ、そうだった⋯⋯はじまりは、セディが言った通りのちょっとした賭けさ。大きすぎて曖昧な願いを引き受けるわけにはいかないけど、こっちにもちょっとばかり都合があったって事。

で、腹立ち紛れにジェリー坊やが王冠を踏み潰した時に、賭けは終了。ここまでは理解できてるよね?

問題はここからさ⋯⋯」

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