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蝦夷地開拓
屯田兵団の現状二
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「徒士組格御先手同心衆」
徒士組格御先手同心衆は、四年前に二町十二石分、三年前は四町に二十四石分、二年は八町四十八石分の開拓地が認定されたが、等級が一反八斗に引き上げられたので、十四町百十二石(二百八十俵)換算の取高に変わっていた。
昨年認定された八町六十四石と今年認定された八町六十四石を加えれば、併せて三十町二百四十石(六百俵)換算の取高となっていた。
取高だけ考えれば、六百石の直参旗本と同じなのだから、持高のまま大番組頭・新番組頭を務めることが出来る。
足高四百俵を加えれば、使番・小十人頭・徒頭・書院番組頭・小姓番組頭を務める事が出来る。
第一次火付け盗賊改め方開拓団の同心家は、総勢五十家もあったので、足高を加えれば五十組の小十人番や徒組を、経験豊富な頭の下で蝦夷地に派遣できる。
実際には既に多くの者が重大な役目に就いているため、部屋住見習を活用して役目替えする必要があった。
色々な方法から、徒士組格御先手同心家のまま親子出仕を選んだが、今年度の開拓地認定で三十町二百四十石(六百俵)換算の取高と成ったので、部屋住みを分家して活用することになった。
例えば部屋住惣領が開拓地を守り、親が第二次開拓団の指導役をしていた家は、親が六百石直参旗本として御役に就き、惣領部屋住みが第二次開拓団の指導役に就いた。
元の三十俵二人扶持御先手同心家は、次男以下の部屋住みが家を引き継ぎ、次の御先手組開拓団に指導役として編入されることになった。
第一次火付け盗賊改め方開拓団には、十騎の与力家も所属していたが、与力家も同じ待遇であった。
親が三十町二百四十石(六百俵)換算の取高の直参旗本として遇され、惣領部屋住みが後発の開拓団の指導役に就いた。
唯一違うのが、元の家が二百四十石の与力であるので、次男以下の部屋住みが開拓経験を買われ、旗本役の小十人組頭に抜擢されたりした。
「両番格徒士組衆」
四年前に三町十八石分、三年前は六町に三十八石分、十二年は十二町七十二石分の開拓地が認定されたが、等級が一反八斗に引き上げられたので、二十一町百六十八石(四百二十俵)換算の取高に変わっていた。
昨年認定された十二町九十六石と今年認定された十二町九十六石を加えれば、併せて四十五町三百六十石(九百俵)換算の取高となっていた。
親は九百石の旗本として御役に就き、惣領部屋住み、惣領部屋住みが後発の開拓団の指導役に就いた。
七十俵五人扶持の元の徒士家は、次男以下の部屋住みが家を引き継ぎ、次の徒士組開拓団に指導役として編入されることになった。
徒士組格御先手同心衆は、四年前に二町十二石分、三年前は四町に二十四石分、二年は八町四十八石分の開拓地が認定されたが、等級が一反八斗に引き上げられたので、十四町百十二石(二百八十俵)換算の取高に変わっていた。
昨年認定された八町六十四石と今年認定された八町六十四石を加えれば、併せて三十町二百四十石(六百俵)換算の取高となっていた。
取高だけ考えれば、六百石の直参旗本と同じなのだから、持高のまま大番組頭・新番組頭を務めることが出来る。
足高四百俵を加えれば、使番・小十人頭・徒頭・書院番組頭・小姓番組頭を務める事が出来る。
第一次火付け盗賊改め方開拓団の同心家は、総勢五十家もあったので、足高を加えれば五十組の小十人番や徒組を、経験豊富な頭の下で蝦夷地に派遣できる。
実際には既に多くの者が重大な役目に就いているため、部屋住見習を活用して役目替えする必要があった。
色々な方法から、徒士組格御先手同心家のまま親子出仕を選んだが、今年度の開拓地認定で三十町二百四十石(六百俵)換算の取高と成ったので、部屋住みを分家して活用することになった。
例えば部屋住惣領が開拓地を守り、親が第二次開拓団の指導役をしていた家は、親が六百石直参旗本として御役に就き、惣領部屋住みが第二次開拓団の指導役に就いた。
元の三十俵二人扶持御先手同心家は、次男以下の部屋住みが家を引き継ぎ、次の御先手組開拓団に指導役として編入されることになった。
第一次火付け盗賊改め方開拓団には、十騎の与力家も所属していたが、与力家も同じ待遇であった。
親が三十町二百四十石(六百俵)換算の取高の直参旗本として遇され、惣領部屋住みが後発の開拓団の指導役に就いた。
唯一違うのが、元の家が二百四十石の与力であるので、次男以下の部屋住みが開拓経験を買われ、旗本役の小十人組頭に抜擢されたりした。
「両番格徒士組衆」
四年前に三町十八石分、三年前は六町に三十八石分、十二年は十二町七十二石分の開拓地が認定されたが、等級が一反八斗に引き上げられたので、二十一町百六十八石(四百二十俵)換算の取高に変わっていた。
昨年認定された十二町九十六石と今年認定された十二町九十六石を加えれば、併せて四十五町三百六十石(九百俵)換算の取高となっていた。
親は九百石の旗本として御役に就き、惣領部屋住み、惣領部屋住みが後発の開拓団の指導役に就いた。
七十俵五人扶持の元の徒士家は、次男以下の部屋住みが家を引き継ぎ、次の徒士組開拓団に指導役として編入されることになった。
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