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第一章
第29話:誘因
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アバディーン王国歴100年11月15日、新穀倉地帯、カーツ公子視点
(御主人様、新たな敵軍が攻め込んできました)
(そうか、予定通り敵軍を引き付けてくれ)
(承りました、御指示通り、殺さないようにいたします。
しかしながら、敵軍は村の周囲の穀物を勝手に刈と取っております。
森に住む鳥獣も狩っておりますが?)
(構わない、勝手に刈り取った穀物や獲った鳥獣も賠償させる。
キッチリと賠償するために数を確認しておいてくれ)
(承りました)
我が国の北側で領地を接している小王国群の内、フリート王国トムソン家、マートンミア王国ロビンソン家、シェフィールド王国マーキンズ家が攻め込んできた。
イングルウッド王国が、撃退されることなく我が国領内で村を囲み続けているのを知り、自分たちも勝てると判断したのだ。
だが、4カ国は最も大きな国でも我が国の100分の1しか人口がいない。
小国家群とひとまとめに言われるにふさわしい、30万人程度の国だ。
1番小さい国だと人口が10万人しかいない。
我が国、アバディーン国は、魔境に接している場所以外は他国に接している。
北側はずっと我が国に従属していた小国家群だ。
我が国が弱ったと思ってその隙を突こうとしてきた。
まあ、これまで我が国の悪辣非道な王侯貴族士族に散々収奪されてきたのだから、報復したくなるのもしかたがない。
とはいえ、我が国の民を好き勝手に殺させる訳にはいかない。
以前なら性根の腐った平民など殺されても良いと放っておいた。
だが、聖女深雪が心を痛めるような事はさせられない。
だから使い魔たちに平民を守らせた。
王侯貴族士族の半数は我先にこの国から逃げ出している。
残る半数は、逃亡の途中で平民を襲ったから使い魔に殺させた。
王宮と王城であれだけ厳しい罰を受けたと言うのに、生き返ったとたん、以前のように民から収奪しようとするのだから、バカとしか言いようがない。
残る半数も、同じ様に民から略奪しようとしたのだが、先に略奪した王侯貴族士族が使い魔に処刑されたのを見て諦めただけだ。
自分で鳥獣や魔獣を狩る実力がある者は良いが、無い者は国境まで飲まず食わずで行かなければならない。
そんな事は不可能だから、身に着けている金銀財宝を売って何とかしなければいけないのだが、売る以前に身につけていた物を奪われた者が多かった。
下手に抵抗すると殺されてしまう可能性が高い。
王侯貴族士族として育った彼らには、どこまでが許されるかが分からない。
殺されたくなければ無抵抗に奪われるしかなかった。
(平民の方が悪い場合は、手心を加える事なく殺せ。
これまで収奪されてきたとしても、許される悪行にも限度がある。
直接間接に家族を殺された者は、王侯貴族士族を殺すのを許す。
だがそうではなく、単に多くの税を奪われただけなら、命まで奪うのは許さない。
ただ、不当な税で貧しくなり、家族を餓死や病死させた場合は別だ。
直接殺す事は許さないが、餓死や病死させる事は許す)
(御主人様、その言葉を民に伝えても良いでしょうか?
多くの民が、貧し過ぎて子供を育てられずに密かに葬っております)
(そうか、そうだな、王太子が権力を握ってからは特に酷かったな。
分かった、良く言ってくれた、民に俺の言った事を伝えろ。
伝えるだけでなく、直接手伝ってやれ。
失った家族の復讐ができるように、王侯貴族士族を餓死させる手伝いをしてやれ)
(はっ、そのようにさせていただきます)
失敗した、考えが足らなかった。
民の中に酷政で餓死や病死した者がいるのは分かっていた。
聖女深雪と共に巡った、この国を救う10年の旅でもそんな民に数多く出会った。
だが、俺たちが巡るずっと前から同じような状況が続いていたのだ。
ろくに食べられない状態で妊娠して、治癒術師が王侯貴族士族に囲い込まれた状況では、母子が死んでしまうのは仕方がない。
治癒魔術があるのに、前世地球の中世よりも医療状態が悪いのだ。
周産期の母子死亡率は怖くなるくらい高いだろう。
妻子を亡くす夫もいれば、娘と孫を亡くす親世代もいる。
兄弟姉妹と甥姪を亡くす兄弟姉妹世代もいる。
いや、叔母や従兄弟姉妹を亡くした世代もいる。
大叔母や大従弟を亡くしている世代もいるだろう。
そんな所まで復讐を許可したなら、どのような小さい村にも、王侯貴族士族に復讐する権利がある者がいる。
もしかしたら、王都から逃げ出した王侯貴族士族は、1人も国外に逃げられないかもしれないと思ったが、実際その通りになってしまった。
平民、特に農民は、酷政による貧しさから家族を失った者が多かった。
国外に逃げようとする、卑怯下劣な王侯貴族士族を襲っても、処罰の対象にならない者がとても多かった。
処罰の対象になる者には、俺の使い魔が指導してくれた。
使い魔の制止を振り切って略奪に走る平民も多少いたが、そんな性根の腐った連中は、使い魔たちがキッチリと殺してくれた。
正当な報復が認められる農民は、王侯貴族士族がどれだけ斬っても死なないし、直ぐに傷が治るのだ。
王宮と王城での罰を思い出した王侯貴族士族は、ただ逃げるしかなかった。
逃げるしかないのだが、使い魔の支援を受けた農民から逃げられるわけがない。
全員が捕まり、縄で縛られ放り出され、飢えと渇きで死んでいった。
(御主人様、新たな敵軍が攻め込んできました)
(そうか、予定通り敵軍を引き付けてくれ)
(承りました、御指示通り、殺さないようにいたします。
しかしながら、敵軍は村の周囲の穀物を勝手に刈と取っております。
森に住む鳥獣も狩っておりますが?)
(構わない、勝手に刈り取った穀物や獲った鳥獣も賠償させる。
キッチリと賠償するために数を確認しておいてくれ)
(承りました)
我が国の北側で領地を接している小王国群の内、フリート王国トムソン家、マートンミア王国ロビンソン家、シェフィールド王国マーキンズ家が攻め込んできた。
イングルウッド王国が、撃退されることなく我が国領内で村を囲み続けているのを知り、自分たちも勝てると判断したのだ。
だが、4カ国は最も大きな国でも我が国の100分の1しか人口がいない。
小国家群とひとまとめに言われるにふさわしい、30万人程度の国だ。
1番小さい国だと人口が10万人しかいない。
我が国、アバディーン国は、魔境に接している場所以外は他国に接している。
北側はずっと我が国に従属していた小国家群だ。
我が国が弱ったと思ってその隙を突こうとしてきた。
まあ、これまで我が国の悪辣非道な王侯貴族士族に散々収奪されてきたのだから、報復したくなるのもしかたがない。
とはいえ、我が国の民を好き勝手に殺させる訳にはいかない。
以前なら性根の腐った平民など殺されても良いと放っておいた。
だが、聖女深雪が心を痛めるような事はさせられない。
だから使い魔たちに平民を守らせた。
王侯貴族士族の半数は我先にこの国から逃げ出している。
残る半数は、逃亡の途中で平民を襲ったから使い魔に殺させた。
王宮と王城であれだけ厳しい罰を受けたと言うのに、生き返ったとたん、以前のように民から収奪しようとするのだから、バカとしか言いようがない。
残る半数も、同じ様に民から略奪しようとしたのだが、先に略奪した王侯貴族士族が使い魔に処刑されたのを見て諦めただけだ。
自分で鳥獣や魔獣を狩る実力がある者は良いが、無い者は国境まで飲まず食わずで行かなければならない。
そんな事は不可能だから、身に着けている金銀財宝を売って何とかしなければいけないのだが、売る以前に身につけていた物を奪われた者が多かった。
下手に抵抗すると殺されてしまう可能性が高い。
王侯貴族士族として育った彼らには、どこまでが許されるかが分からない。
殺されたくなければ無抵抗に奪われるしかなかった。
(平民の方が悪い場合は、手心を加える事なく殺せ。
これまで収奪されてきたとしても、許される悪行にも限度がある。
直接間接に家族を殺された者は、王侯貴族士族を殺すのを許す。
だがそうではなく、単に多くの税を奪われただけなら、命まで奪うのは許さない。
ただ、不当な税で貧しくなり、家族を餓死や病死させた場合は別だ。
直接殺す事は許さないが、餓死や病死させる事は許す)
(御主人様、その言葉を民に伝えても良いでしょうか?
多くの民が、貧し過ぎて子供を育てられずに密かに葬っております)
(そうか、そうだな、王太子が権力を握ってからは特に酷かったな。
分かった、良く言ってくれた、民に俺の言った事を伝えろ。
伝えるだけでなく、直接手伝ってやれ。
失った家族の復讐ができるように、王侯貴族士族を餓死させる手伝いをしてやれ)
(はっ、そのようにさせていただきます)
失敗した、考えが足らなかった。
民の中に酷政で餓死や病死した者がいるのは分かっていた。
聖女深雪と共に巡った、この国を救う10年の旅でもそんな民に数多く出会った。
だが、俺たちが巡るずっと前から同じような状況が続いていたのだ。
ろくに食べられない状態で妊娠して、治癒術師が王侯貴族士族に囲い込まれた状況では、母子が死んでしまうのは仕方がない。
治癒魔術があるのに、前世地球の中世よりも医療状態が悪いのだ。
周産期の母子死亡率は怖くなるくらい高いだろう。
妻子を亡くす夫もいれば、娘と孫を亡くす親世代もいる。
兄弟姉妹と甥姪を亡くす兄弟姉妹世代もいる。
いや、叔母や従兄弟姉妹を亡くした世代もいる。
大叔母や大従弟を亡くしている世代もいるだろう。
そんな所まで復讐を許可したなら、どのような小さい村にも、王侯貴族士族に復讐する権利がある者がいる。
もしかしたら、王都から逃げ出した王侯貴族士族は、1人も国外に逃げられないかもしれないと思ったが、実際その通りになってしまった。
平民、特に農民は、酷政による貧しさから家族を失った者が多かった。
国外に逃げようとする、卑怯下劣な王侯貴族士族を襲っても、処罰の対象にならない者がとても多かった。
処罰の対象になる者には、俺の使い魔が指導してくれた。
使い魔の制止を振り切って略奪に走る平民も多少いたが、そんな性根の腐った連中は、使い魔たちがキッチリと殺してくれた。
正当な報復が認められる農民は、王侯貴族士族がどれだけ斬っても死なないし、直ぐに傷が治るのだ。
王宮と王城での罰を思い出した王侯貴族士族は、ただ逃げるしかなかった。
逃げるしかないのだが、使い魔の支援を受けた農民から逃げられるわけがない。
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