22 / 30
22
しおりを挟むネポスの事ですけど、乳母と言っていますが専属執事になると言っている通り男です。
BL要素もっと出したーーーい!!!
____________________________________________________________________________________________________
父「ルーナ、最後に聞いておきたいことがあるんだ。話しにくかったり、嫌だと思ったら話さなくてもいいからな。無理はしないでくれ」
「はい」
十中八九シルバさんのことだろう。冒険者の人たちは、会った時以外、何も聞いてこなかった。だからいつ聞かれるかと少しドキドキしてた。どうしよう…なんて言えば…
父「ここに来るまでルーナと一緒に住んでいた人について言えることだけでいいから、教えてくれないか?」
「えっと…俺はずっと『お父さん』と森で暮らしていました。名前は分かりません…ずっとお父さんと呼んでいました。髪と瞳の色は緑色でした。『お父さん』はいつも狩りに行って、それを近くの街に売っていると話していました。…ごめんなさい、もう話せることが…。なんかよく思い出せなくて…あれ…?なんで…」
名前は言わないことにした。俺がシルバさんのことを話したらきっと捕まっちゃう。俺にはどうしてもあの人が悪人には思えないんだ。と、父様達には申し訳ないけど…本当にごめんなさい。
それより。おかしい。え。どうしてだ…さっきまでちゃんと覚えていたのに…今話したこと以外に、何か、何かを思い出そうとすると、頭にモヤがかかったみたいになる。他のことは思い出せる。シルバさんのことも、あの家の事も…だけど俺は何だか忘れていることがあるような気がしてたまらない。なんだ…忘れていること…
父「そうか…ありがとう。無理して思い出そうしなくていい。何が思い出したらまた言ってくれ。」
レグルス(兄1)以降レオに省略
「ルーナはその街に行ったことはないのか?」
父「おい、もう話は終わりだ。これ以上ルーナに負担をかけるな。」
「いえ、大丈夫です。街には行ったことはありませんでした。行きたいって言ったこともあるんですけど、すごく治安が悪くて危険だからって…」
レオ「なるほど…ありがとうな、ルーナ」
「いえ…」
そうだ、シルバさんが危険だからって言ってた。それに足枷もあって、最近は外なんて1歩も出てなかったし…あれ、いつから足枷つけてたっけ?
シルバさんが俺が外に出て危険な目に遭わないようにって付けてくれたんだよな。でも、外に出て遊んだこともあるから…いつ頃からつけたっけ。それになんで付けたんだっけ?確か…
ッズキン!
「痛っっ…うぅぅ」
全員「「ルーナ!!どうした!!」」
痛い!!痛い!!!なんだ、頭が痛い、割れそうだ…!!ダメだ…意識が…もう少しでなんか思い出せそうだったのに…
バタンッッ
父「ルーナ!!大丈夫か!!ダメだ、気を失ってる、ネポス今すぐ医師を呼べ!!!どうして、いきなり…」
ロス(兄2)「何かを思い出そうととしてたみたいですけど…やっぱり何かひどいことされたんじゃ…」
父「何とも言えないな。冒険者たちが言うには見えるとこだけだが、体に傷とかはなさそうだって報告があがってる。」
レオ「暴力じゃないなら…そう言えば洗脳されてる可能性が高いって…!!くそっ!!!」
父「落ち着け!この事は後で冒険者達を含めて、もう一度話し合う。いいか、今後ルーナに今までのことを聞くのは一切禁止とする。ルーナが自分で話してくること以外にはな。話してくることがあっても、また苦しんだりするようだったらすぐに違うことに気を紛らわしたり対処するようにしよう。いいな」
____________________________________________
何だか怪しくなってきましたね…
基本的にみんなルーナファーストなんですね。
話がなかなか進まなくてすいません…
次回はいつもよりは!いつもよりはBL的要素があるかも…
頑張りマース。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,219
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる