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7.大学に戻って(湊 視点)
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翌朝、大学に向かった。
席に着くと和馬が話しかけてきた。
「お前!心配したんだぞ!大丈夫だったのか?」
「ああ、基本的には大丈夫だけど3カ月分くらい記憶が曖昧なところがあるらしいんだよな」
「そっか…。まあ何かわからないこととかあったら聞けよな!」
「わかった。ああ、そう言えば何か黒髪の小柄なやつ知らないか?記憶にないからここ4か月くらいの出来事だと思うんだが…。」
「誰だろう?あ、もしかしたらそいつ知ってるかも。湊の友達だろ?」
「でも記憶にないんだよな…」
「本当に覚えてないのか?なら本人に聞いてみれば良いのに」
「聞いたさ。でも写真も1枚しかないし怪しいんだよな…。なあ、あと俺が付き合ってやつ知ってる?家に指輪があったからさ。」
「いや知らない。誰かと付き合ってたのか?別に普段も恋人と過ごしてるみたいじゃなかったし。」
「そうか…。」
もう一人俺の友達である連がやってきた。
「おー。大丈夫か湊? 事故に遭ったんだろ?」
「大丈夫だよ。ありがとな。」
「なあ、あいつだろ?さっき言ってた黒髪のやつ」
和馬が話しかけてきた。
「あ、ああ、あいつだよ。連、知ってるか?」
「知ってるよ。お前らいつも隣の席でぴったり講義受けてたじゃん。しかもそのあともいつも一緒にいるし。」
「あいつのこと何にも思い出せないんだよな」
「それまじで言ってんのか?はっ、お前ひどいやつだな~。あんなに仲良くしてたじゃんかよ~」
蓮が肩を組んでじゃれてきた。
「仕方ないだろ。ここ4カ月もくらいの記憶が曖昧だって医者も言ってたしね」
「ん?そうだったのか!わりぃな。冗談でもそんなこと言っちゃって。でも湊があの子と仲良くなりだしたの1年前くらいじゃないか?」
「え…?なのに俺、覚えてないのか?」
「そうなんじゃね?」
「なああいつの名前わかるか?」
「知ってるよ。お前がいつもいつも俺に言ってたからな。陽だろ?」
「おい、何て言ってたのか教えろ。」
「ん?陽はいつも可愛いとかお前は陽に近づくなよとかなんとか溺愛してたじゃん」
「はあ、本気で言ってんのか?」
「言ってるよ。毎週聞かされるこっちの身にもなれよな」
「あー、でもこの間疑って言っちゃったんだよな。「誰だ?」って…。やらかしたな」
「まあでももう一回話しかければいいんじゃね?それにあいつ…結構強気なやつだから大丈夫だろ」
「まだ講義始まるまで時間あるし話しかけてくるわ」
そう言って湊は陽のほうに向かった。
席に着くと和馬が話しかけてきた。
「お前!心配したんだぞ!大丈夫だったのか?」
「ああ、基本的には大丈夫だけど3カ月分くらい記憶が曖昧なところがあるらしいんだよな」
「そっか…。まあ何かわからないこととかあったら聞けよな!」
「わかった。ああ、そう言えば何か黒髪の小柄なやつ知らないか?記憶にないからここ4か月くらいの出来事だと思うんだが…。」
「誰だろう?あ、もしかしたらそいつ知ってるかも。湊の友達だろ?」
「でも記憶にないんだよな…」
「本当に覚えてないのか?なら本人に聞いてみれば良いのに」
「聞いたさ。でも写真も1枚しかないし怪しいんだよな…。なあ、あと俺が付き合ってやつ知ってる?家に指輪があったからさ。」
「いや知らない。誰かと付き合ってたのか?別に普段も恋人と過ごしてるみたいじゃなかったし。」
「そうか…。」
もう一人俺の友達である連がやってきた。
「おー。大丈夫か湊? 事故に遭ったんだろ?」
「大丈夫だよ。ありがとな。」
「なあ、あいつだろ?さっき言ってた黒髪のやつ」
和馬が話しかけてきた。
「あ、ああ、あいつだよ。連、知ってるか?」
「知ってるよ。お前らいつも隣の席でぴったり講義受けてたじゃん。しかもそのあともいつも一緒にいるし。」
「あいつのこと何にも思い出せないんだよな」
「それまじで言ってんのか?はっ、お前ひどいやつだな~。あんなに仲良くしてたじゃんかよ~」
蓮が肩を組んでじゃれてきた。
「仕方ないだろ。ここ4カ月もくらいの記憶が曖昧だって医者も言ってたしね」
「ん?そうだったのか!わりぃな。冗談でもそんなこと言っちゃって。でも湊があの子と仲良くなりだしたの1年前くらいじゃないか?」
「え…?なのに俺、覚えてないのか?」
「そうなんじゃね?」
「なああいつの名前わかるか?」
「知ってるよ。お前がいつもいつも俺に言ってたからな。陽だろ?」
「おい、何て言ってたのか教えろ。」
「ん?陽はいつも可愛いとかお前は陽に近づくなよとかなんとか溺愛してたじゃん」
「はあ、本気で言ってんのか?」
「言ってるよ。毎週聞かされるこっちの身にもなれよな」
「あー、でもこの間疑って言っちゃったんだよな。「誰だ?」って…。やらかしたな」
「まあでももう一回話しかければいいんじゃね?それにあいつ…結構強気なやつだから大丈夫だろ」
「まだ講義始まるまで時間あるし話しかけてくるわ」
そう言って湊は陽のほうに向かった。
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