67 / 308
中等部に進級しました
52:お茶会の許可
しおりを挟む
俺は父の執務室に連れて来られた。
父はオルガノ氏を威嚇するように
俺を膝に乗せている。
ここに来る途中に
俺を抱っこした経緯を聞いたが、
父よ、子どもっぽすぎないか?
俺は父の膝の上で
大人しくしているが
オルガノ氏もこういった父に
慣れているのか、
何も言わずに……いや
笑うのを耐えている様子で
お茶を飲んでいた。
「君がいつまでも若々しく、
老い知らずのことはわかったよ。
だから可愛いご子息を
そろそろ下ろしてあげたらどうだい?」
そのままだとお茶も飲めないだろう?
そう言われて
父はしぶしぶと言う様子で
俺を隣に座らせた。
ふー、やれやれだぜ。
しかし、13歳といえば
前世では中学生だ。
その俺を抱き上げて
膝に乗せてしまうとは、
やはり父は凄いと思う。
いつまでたっても
俺を幼児扱いすることもだ。
溺愛してくれるのは嬉しいが
これではいつまでたっても
独り立ちできそうにない。
このままでは学園を卒業しても
同じ調子で公爵家から
出してもらえないんじゃないかと
今から不安になる。
それから不安と言えば
目の前に座るオルガノ氏だ。
厳つい顔をしているが、
目元が優しく、
何故か俺のことを見つめている。
ただ不快な感じはしなくて、
まるで……親戚の子どもを見るような、
そんな感じだ。
ほのぼのとした、
赤ちゃんを見て、可愛いなぁ、と
自然と思ってしまう。
そんな顔をしている。
俺、オルガノ氏とは初対面だし、
そんな顔をして見つめられるいわれは
無い筈なんだけどな。
「あぁ、ごめんよ。
不躾だったかな」
俺がちらちらオルガノ氏を
見ていたからか、
オルガノ氏はそう言って笑った。
「愚息が良く学校での話を
私にしていてね。
聞いていた通りの方だと
感心していたのだ」
クリムは俺のことを
どう言っていたのだろう。
これは問い詰め案件だな。
「それで、可愛いアキルティア。
急に父様に会いたくなったなんて、
いったい何があったんだい?」
父が俺の顔を覗き込む。
あぁ、そうだった。
茶会の話をしにきたんだった。
「父様、僕は茶会を開きたいです」
「……は?」
父は顔を歪めた。
「それは何故だ?
アキルティアは伴侶を見つけようと
しているのか?
父様とずっと一緒にいると
幼いころに言ってたではないか」
えーっと。
言っていることすべてが
意味不明です、父よ。
どこからツッコんでいいのか
もうさっぱりわからん。
父の言葉に呆然とした俺を
オルガノ氏が笑って声を掛けてくれる。
「確か公爵家では茶会も夜会も
キャンディス様が嫁がれてからは
開かれたことは無かったな」
そうなんだ。
とうことは、そっか。
母が紫の瞳だったから、
それを警戒していたのか。
じゃあ、俺も無理だな。
「そうだったんですね。
知りませんでした。
確かに紫の瞳持ちがいるのに
多くの者を屋敷に呼ぶのは
警備も大変ですし、
控えた方が良いですよね」
教えてくれてありがとうございます、
と俺がオルガノ氏にお礼を言うと、
父がすぐさま俺を抱き上げ
また膝に乗せてしまった。
抵抗したらヤヤコシイので
俺はなすがままだ。
「可愛いアキルティアが望むのなら
絶対に嫌だけど
茶会を開いてもいいよ」
父よ、絶対に嫌なら、
茶会の開催なんてしなくていいから
そんなにぎゅーぎゅー抱きつかないでくれ。
「それで何故、
茶会を開きたいと思ったんだい?」
オルガノ氏がそう聞いてくれるが
さすがに理由は恥ずかしい。
友だちの父親に、
俺、友達がいなくて……、
なんてカミングアウトできるか?
どれだけコミュニケーション能力が低く、
人間関係を築けない人間かと
呆れられるだろ?
と、思ったが。
理由を言わねば父が膝から
下ろしてくれそうにないので
俺は素直に白状した。
クリムとルシリアンとは
仲良くしてもらっているし、
二人が友達になってくれて
とても嬉しい。
けれど、生涯このまま
友達が二人だけというのは
ダメなのではないかと思ったこと。
そして、今更だけれど
学園では親しい友人を作るのは
どうやら難しそうなこと。
クリムやルシリアンの話を聞くと
当たり前だが、学園以外での
交流もあるようで、
どうやって出会ったのかを聞くと
お茶会で出会い、友だちを作ったと
聞いたこと。
「それで僕は茶会に出たこともないし
父様が僕がどこかに出かけるのが
嫌なんだったら、公爵家で
お茶会をすればいいのかと思って」
紫の瞳のことはすっかり忘れてました。
ごめんなさい。
と俺は素直に謝る。
母のことなど、まったく頭から抜け落ちていた。
「アキルティアはクマ以外の
友達も欲しかったのか」
父がそんなことを言う。
いや、クマはぬいぐるみだから。
13歳にもなって、
友だちがクマのぬいぐるみだけって
どう考えても変だから。
わははは、と大きな笑い声がした。
俺がオルガノ氏を見ると、
大きな口を開けて豪快に笑っている。
「学生の頃から常識が無いと
思っていたが、子どもが出来ても
変わらんなぁ」
ということは、
オルガノ氏は父と学園時代からの
友人ということか。
「公爵家で茶会は難しそうだな。
それなら私のところで茶会を
開いたら来てくれるかい?」
「はい!」
もちろん、喜んで!
「あの、じつはクリムと
ルシリアンにも、
そう言って貰えたんです」
俺は茶会に出たことが無いし、
開催するにしても
何をすればいいかもわからない。
だから二人が屋敷で茶会をするから
そこで練習したらどうかと
言ってくれたと伝えると、
オルガノ氏はそれなら話は早いと
父を見る。
「俺と宰相の所の茶会なら
いいだろう?
子どものためにならん。
そろそろ過保護はやめろ」
うひゃーっ。
父に意見する人、初めて見た。
カッコイイー!
「アキ、父様とそいつと
どっちがいカッコイイ?」
父が俺を抱きしめたまま
うなだれたように言う。
あれ?
俺また口に出てた?
「父様、僕は父様が大好きですよ。
僕のことを誰よりも愛してくれて、
僕を守ってくれている
カッコイイ父様です」
「そうか!
そうだろう、そうだろう」
父は嬉しそうに笑う。
「あまり甘やかさない方がいい」
小声でオルガノ氏が
俺にそう言ったが
大喜びの父には聞こえなかったようだ。
「それで父様。
クリムとルシリアンのお茶会に
行ってもいいですか?」
俺が父に頬ずりされながら
そう聞くと、父は一瞬だけ
動きを止めた。
「アキルティアは行ってみたい?」
「はい」
「……いいだろう」
しぶしぶと言った様子で父は
返事をした。
やったぜ!
「父様、大好きです」
俺は父に愛情の大盤振る舞いをして
頬にキスをして抱きついた。
オルガノ氏は呆れた顔をしていたが
父は嬉しそうだったし、
俺もお茶会に行けるし、
問題なしだ。
父はオルガノ氏を威嚇するように
俺を膝に乗せている。
ここに来る途中に
俺を抱っこした経緯を聞いたが、
父よ、子どもっぽすぎないか?
俺は父の膝の上で
大人しくしているが
オルガノ氏もこういった父に
慣れているのか、
何も言わずに……いや
笑うのを耐えている様子で
お茶を飲んでいた。
「君がいつまでも若々しく、
老い知らずのことはわかったよ。
だから可愛いご子息を
そろそろ下ろしてあげたらどうだい?」
そのままだとお茶も飲めないだろう?
そう言われて
父はしぶしぶと言う様子で
俺を隣に座らせた。
ふー、やれやれだぜ。
しかし、13歳といえば
前世では中学生だ。
その俺を抱き上げて
膝に乗せてしまうとは、
やはり父は凄いと思う。
いつまでたっても
俺を幼児扱いすることもだ。
溺愛してくれるのは嬉しいが
これではいつまでたっても
独り立ちできそうにない。
このままでは学園を卒業しても
同じ調子で公爵家から
出してもらえないんじゃないかと
今から不安になる。
それから不安と言えば
目の前に座るオルガノ氏だ。
厳つい顔をしているが、
目元が優しく、
何故か俺のことを見つめている。
ただ不快な感じはしなくて、
まるで……親戚の子どもを見るような、
そんな感じだ。
ほのぼのとした、
赤ちゃんを見て、可愛いなぁ、と
自然と思ってしまう。
そんな顔をしている。
俺、オルガノ氏とは初対面だし、
そんな顔をして見つめられるいわれは
無い筈なんだけどな。
「あぁ、ごめんよ。
不躾だったかな」
俺がちらちらオルガノ氏を
見ていたからか、
オルガノ氏はそう言って笑った。
「愚息が良く学校での話を
私にしていてね。
聞いていた通りの方だと
感心していたのだ」
クリムは俺のことを
どう言っていたのだろう。
これは問い詰め案件だな。
「それで、可愛いアキルティア。
急に父様に会いたくなったなんて、
いったい何があったんだい?」
父が俺の顔を覗き込む。
あぁ、そうだった。
茶会の話をしにきたんだった。
「父様、僕は茶会を開きたいです」
「……は?」
父は顔を歪めた。
「それは何故だ?
アキルティアは伴侶を見つけようと
しているのか?
父様とずっと一緒にいると
幼いころに言ってたではないか」
えーっと。
言っていることすべてが
意味不明です、父よ。
どこからツッコんでいいのか
もうさっぱりわからん。
父の言葉に呆然とした俺を
オルガノ氏が笑って声を掛けてくれる。
「確か公爵家では茶会も夜会も
キャンディス様が嫁がれてからは
開かれたことは無かったな」
そうなんだ。
とうことは、そっか。
母が紫の瞳だったから、
それを警戒していたのか。
じゃあ、俺も無理だな。
「そうだったんですね。
知りませんでした。
確かに紫の瞳持ちがいるのに
多くの者を屋敷に呼ぶのは
警備も大変ですし、
控えた方が良いですよね」
教えてくれてありがとうございます、
と俺がオルガノ氏にお礼を言うと、
父がすぐさま俺を抱き上げ
また膝に乗せてしまった。
抵抗したらヤヤコシイので
俺はなすがままだ。
「可愛いアキルティアが望むのなら
絶対に嫌だけど
茶会を開いてもいいよ」
父よ、絶対に嫌なら、
茶会の開催なんてしなくていいから
そんなにぎゅーぎゅー抱きつかないでくれ。
「それで何故、
茶会を開きたいと思ったんだい?」
オルガノ氏がそう聞いてくれるが
さすがに理由は恥ずかしい。
友だちの父親に、
俺、友達がいなくて……、
なんてカミングアウトできるか?
どれだけコミュニケーション能力が低く、
人間関係を築けない人間かと
呆れられるだろ?
と、思ったが。
理由を言わねば父が膝から
下ろしてくれそうにないので
俺は素直に白状した。
クリムとルシリアンとは
仲良くしてもらっているし、
二人が友達になってくれて
とても嬉しい。
けれど、生涯このまま
友達が二人だけというのは
ダメなのではないかと思ったこと。
そして、今更だけれど
学園では親しい友人を作るのは
どうやら難しそうなこと。
クリムやルシリアンの話を聞くと
当たり前だが、学園以外での
交流もあるようで、
どうやって出会ったのかを聞くと
お茶会で出会い、友だちを作ったと
聞いたこと。
「それで僕は茶会に出たこともないし
父様が僕がどこかに出かけるのが
嫌なんだったら、公爵家で
お茶会をすればいいのかと思って」
紫の瞳のことはすっかり忘れてました。
ごめんなさい。
と俺は素直に謝る。
母のことなど、まったく頭から抜け落ちていた。
「アキルティアはクマ以外の
友達も欲しかったのか」
父がそんなことを言う。
いや、クマはぬいぐるみだから。
13歳にもなって、
友だちがクマのぬいぐるみだけって
どう考えても変だから。
わははは、と大きな笑い声がした。
俺がオルガノ氏を見ると、
大きな口を開けて豪快に笑っている。
「学生の頃から常識が無いと
思っていたが、子どもが出来ても
変わらんなぁ」
ということは、
オルガノ氏は父と学園時代からの
友人ということか。
「公爵家で茶会は難しそうだな。
それなら私のところで茶会を
開いたら来てくれるかい?」
「はい!」
もちろん、喜んで!
「あの、じつはクリムと
ルシリアンにも、
そう言って貰えたんです」
俺は茶会に出たことが無いし、
開催するにしても
何をすればいいかもわからない。
だから二人が屋敷で茶会をするから
そこで練習したらどうかと
言ってくれたと伝えると、
オルガノ氏はそれなら話は早いと
父を見る。
「俺と宰相の所の茶会なら
いいだろう?
子どものためにならん。
そろそろ過保護はやめろ」
うひゃーっ。
父に意見する人、初めて見た。
カッコイイー!
「アキ、父様とそいつと
どっちがいカッコイイ?」
父が俺を抱きしめたまま
うなだれたように言う。
あれ?
俺また口に出てた?
「父様、僕は父様が大好きですよ。
僕のことを誰よりも愛してくれて、
僕を守ってくれている
カッコイイ父様です」
「そうか!
そうだろう、そうだろう」
父は嬉しそうに笑う。
「あまり甘やかさない方がいい」
小声でオルガノ氏が
俺にそう言ったが
大喜びの父には聞こえなかったようだ。
「それで父様。
クリムとルシリアンのお茶会に
行ってもいいですか?」
俺が父に頬ずりされながら
そう聞くと、父は一瞬だけ
動きを止めた。
「アキルティアは行ってみたい?」
「はい」
「……いいだろう」
しぶしぶと言った様子で父は
返事をした。
やったぜ!
「父様、大好きです」
俺は父に愛情の大盤振る舞いをして
頬にキスをして抱きついた。
オルガノ氏は呆れた顔をしていたが
父は嬉しそうだったし、
俺もお茶会に行けるし、
問題なしだ。
143
お気に入りに追加
1,142
あなたにおすすめの小説
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
この恋は無双
ぽめた
BL
タリュスティン・マクヴィス。愛称タリュス。十四歳の少年。とてつもない美貌の持ち主だが本人に自覚がなく、よく女の子に間違われて困るなぁ程度の認識で軽率に他人を魅了してしまう顔面兵器。
サークス・イグニシオン。愛称サーク(ただしタリュスにしか呼ばせない)。万年二十五歳の成人男性。世界に四人しかいない白金と呼ばれる称号を持つ優れた魔術師。身分に関係なく他人には態度が悪い。
とある平和な国に居を構え、相棒として共に暮らしていた二人が辿る、比類なき恋の行方は。
*←少し性的な表現を含みます。
苦手な方、15歳未満の方は閲覧を避けてくださいね。
僕がハーブティーを淹れたら、筆頭魔術師様(♂)にプロポーズされました
楠結衣
BL
貴族学園の中庭で、婚約破棄を告げられたアルフォン伯爵令息。可愛らしい見た目に加え、ハーブと刺繍を愛する彼は、女よりも女の子らしいと言われていた。女騎士を目指す婚約者に「妹みたい」とバッサリ切り捨てられ、婚約解消されてしまう。
ショックのあまり実家のハーブガーデンに引きこもっていたところ、王宮魔術塔で働く兄から助手に誘われる。
喜ぶ家族を見たら断れなくなったエリオットは筆頭魔術師のジェラール様の執務室へ向かう。そこでエリオットがいつものようにハーブティーを淹れたところ、なぜかプロポーズされてしまい……。
「エリオット・ハワード――俺と結婚しよう」
契約結婚の打診からはじまる男同士の恋模様。
アルフォンのハーブティーと刺繍に特別な力があることは、まだ秘密──。
【BL】婚約破棄で『不能男』認定された公爵に憑依したから、やり返すことにした。~計画で元婚約者の相手を狙ったら溺愛された~
楠ノ木雫
BL
俺が憑依したのは、容姿端麗で由緒正しい公爵家の当主だった。憑依する前日、婚約者に婚約破棄をされ『不能男認定』をされた、クズ公爵に。
これから俺がこの公爵として生きていくことになっしまったが、流石の俺も『不能男』にはキレたため、元婚約者に仕返しをする事を決意する。
計画のために、元婚約者の今の婚約者、第二皇子を狙うが……
※以前作ったものを改稿しBL版にリメイクしました。
※他のサイトにも投稿しています。
巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
非力な守護騎士は幻想料理で聖獣様をお支えします
muku
BL
聖なる山に住む聖獣のもとへ守護騎士として送られた、伯爵令息イリス。
非力で成人しているのに子供にしか見えないイリスは、前世の記憶と山の幻想的な食材を使い、食事を拒む聖獣セフィドリーフに料理を作ることに。
両親に疎まれて居場所がないながらも、健気に生きるイリスにセフィドリーフは心動かされ始めていた。
そして人間嫌いのセフィドリーフには隠された過去があることに、イリスは気づいていく。
非力な青年×人間嫌いの人外の、料理と癒しの物語。
※全年齢向け作品です。
悪役側のモブになっても推しを拝みたい。【完結】
瑳来
BL
大学生でホストでオタクの如月杏樹はホストの仕事をした帰り道、自分のお客に刺されてしまう。
そして、気がついたら自分の夢中になっていたBLゲームのモブキャラになっていた!
……ま、推しを拝めるからいっか! てな感じで、ほのぼのと生きていこうと心に決めたのであった。
ウィル様のおまけにて完結致しました。
長い間お付き合い頂きありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる