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エピソード集<R18>

オトナのいたずらはママ騎士と。

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私はユウの体を抱き上げて、湯から出た。

ほかほかのユウの体を、
特別に作らせた椅子に座らせる。

この足の低い椅子は、
私がユウの体を洗うために
特別に作らせたものだ。


私が膝を付き、
ユウの背中を洗いやすいように、
ユウの身長に合わせて椅子の高さを決めた。


「ユウの体は、どこも柔らかで気持ちいい」


そんなことを言いながら、
私はユウの背に回り、
私の胸とユウの背中をピッタリひっつけた。


イスには背もたれが無いので、
私とユウを隔てるものは何もない。


後ろからユウの腕を自分の腕と重ね、
ユウの手の甲から指を重ねる。

ユウの指を操るように、
私はユウの唇に触れた。

……正確にはユウの指を唇に触れるように動かした。


「ここは唇…は知ってる…か。
でも、柔らかいのは知ってる?」


ぷにぷに、と唇を押すと、ユウの体が震える。


怖がっているのかと思ったが、
耳が赤く染まっているのを見て
恥ずかしいのかと、微笑が漏れた。


ユウの唇に、二人の指を入れた。

「ね、口の中はあったかくて、気持ちいい」

ユウの唾液が指を伝い、顎に流れる。


甘い香りが、湯殿に香り始める。

「次は……ここ」

口から指を抜くと、私はそっと首筋を通り、
胸の突起をつつく。

「ここは…気持ちいいとこだよね」

ユウの指を逃がさないように、
指を絡ませたまま突起を押し、
ユウの指の隙間からそこを摘まむ。


ユウの息が少し止まり、
可愛くてちゅっと首筋を舐めた。


「ふ…っ」とユウが息を漏らす。


……可愛い。


「次は……ここ」

柔らかいお腹を撫で、
やんわりとユウの欲望の幹に触れる。


ビクン、と体が揺れる。

でも、拒絶の声はない。


「怖い?」と聞くと、ユウは首を振る。

「一人で触れる?」

と聞くと、今度もまた首を横に振る。

どうやらユウは、
自分の樹幹に触れることに抵抗があるらしい。


それは最初に湯殿に入ったときに気が付いていた。


自分の身体なのに、どう洗っていいか
わからない様子だったのだ。

まだ萎えているそれを、
私はやさしく手で包み込む。


小さく可愛らしいそれは、
ユウと私の手の中におさまった。


「ここ…わかるかな、ほら、この先…」

ユウの樹幹の先端、鈴口を指先で触る。


「自分で触ってみて、ね?」

ユウの指を導く。

「ここから…ユウの精が出るんだ。
……ユウはまだ無理みたいだけど」

ユウはまだ体が幼いからか、
精通がまだのようで、精は吐き出せない。


でも、快楽はきちんと感じるようだ。

一緒に指を動かしていると、
鈴口からトロリ、と蜜が滲む。


「気持ちいいよね?」

蜜のぬめりを幹にこすりつけ、
根本に指先を運ぶ。

「あと、ここ」

根元の小さく丸い実をつつき、
指の腹でしわを伸ばす。

「ここも…気持ちいい…ね?」

ユウから返事はない。

でも体が小刻みに震え、
羞恥に肌が真っ赤になっている。

私はユウから手を放し、
いったん、立ち上がユウを抱き上げた。

私の欲望もすっかり育ってしまったが、
まだユウには見せない。

怖がらせないように
ユウの身体を後ろ向きに立たせ、
両手を壁に付かせた。

「今度は、ユウが見えない場所も教えてあげる」

ユウの背中から首に触れる。

「ここは…どくどく言ってるの、わかる?」

頸動脈の場所に触れ、ちゅっと口づける。

「もし、誰かに襲われたら、ここに咬みつけばいい」

「お、そわれる…?」

「ユウは可愛いから、心配だ」

もちろん、そんなことは無いように、
ちゃんと守るから大丈夫、と
言いながら私はユウの背中にも触れていく。

肩甲骨に舌を這わせて吸い上げると、

「ふ…ぁっ」とユウが喘いだ。

「もしユウに翼が生えるなら、ここからだよね」

聖獣のように白い翼がもし、ユウに生えたら、
きっと美しいだろう。

「あとね、ここは、とても可愛い」

膝を落として、ユウの双丘にも触れる。

腰が落ちないように、
しっかりユウの腰を掴んで
ちゅ、ちゅっと双丘の盛り上がりに口づけた。

途端、双丘の奥から蜜がつーっとこぼれてくる。

ユウが感じている証拠だ。


ユウの体は、どこもかしこも甘い。
そして良い匂いがする。


通常人間の体は、秘所から蜜は出ない。
慣れてくると、液が出てくることもあるが、
たいていの場合は、香油を使って慣らすものだ。

だがユウの体は違った。

ユウが感じてくると、甘い蜜が溢れだし、
その蜜は甘く、香りも媚薬のように脳を痺れさせる。

以前聖獣が「ユウを愛することが世界を救う」というような
ことを言っていたことを考えると、ユウは愛されやすい体に
なっているのではないかと、思う。

私以外の人間にも、愛されやすいというのは
面白くはない事実だが。


私は片手でユウの腰を支えながら、
片手でユウの双丘を割り開く。

思った通り、可愛い花蕾からは蜜で
ぐっしょりと濡れていた。

甘い匂いの誘われて、そこを舐める。

「あぁ……っ」

ユウから吐息が漏れた。

いい声だ。

さらに舌をユウの奥に入れ、
ぐっしょりと濡れた蜜を味わった。

私はユウ以外、このようなことをしたことはない。


当たり前だが王族の私に、
奉仕させるような人間は閨の講義でもなかったし、
自分から進んでこのようなことを
したいと思う相手もいなかった。


だが、ユウは別だ。

ユウの前では私はいつでも膝を折るし、
ユウが私を求めてくれるのであれば、
どのようなことでもできる。


ユウは立っていられないのか、腰を折り、
私に双丘を突き出すような態勢になっている。


私が片手で支えていなければ、今にも崩れ落ちそうだ。

秘所から舌を出して指を入れると、
ユウの膝がガクガク震えた。

「ねぇ、ユウ、私の指が入ってるのがわかる?
ここはね、ユウの口の中と同じで、あったかくて
とっても気持ちいいんだよ?」

わざと、指を動かしながら言う。

指を2本にして、左右に割り、
もう1本指を増やすと、トプンと蜜が溢れた。

「ユウの中は、狭くて、やわらかで、
触ったら気持ちがいい」

指を動かし、奥へと進む。

爪で少し肉壁をこすると、
ユウは片手で壁を付き、
片手で自分の欲望の幹を押さえた。

「どうしたの? じぶんで触りたい?」

ユウはふるふると首を振る。

私は指を引き抜き、ユウの体を支え、
その顔を覗き込んだ。

「ユウ?」

できるだけ優しく名前を呼ぶと、
ユウは両手で欲望の幹を押さえて、また首を振る。

「気持ちよくなかった?」

ユウの手の上から、
幹に触れると、ユウは、ダメ、と私の手を拒んだ。

「どうして?」

「……で……出ちゃい……そう」

出る?
精が?

「いいよ、出してみて?」

「だ……ダメ」

「なんで?」

「だって……も、漏れちゃう…」

恥ずかしそうに言うユウの肌が真っ赤に染まる。

ユウの中を刺激しすぎて、
尿意をもよおしてしまったのか。

「いいよ、じゃあ、出して?」

……見てみたい。
そんな性癖はないつもりだったが、ユウのなら見てみたい。

「い……や……」

「大丈夫、見せて?」
ユウの手の上から幹に触れ、少し乱暴に刺激をする。

「あ……、あ、あ、…だ……めぇ……」

ユウは震える。

「大丈夫。ね?」

幹をさすり、花実をつつき、出して?と耳元で囁く。

ぴちゃ、と暖かなものが、私の手を濡らす。

「や…だ……ダメ……ダメ……」
我慢しているのだろう。
ぽたぽたと、温かい液が指の間から漏れていく。

だが、尿かと思っていたのに
指の間から漏れるのは透明な、少し粘りがある液だった。

甘い香りがさらに強くなり、尿ではなく
女神の与えた蜜ではないかと思う。

「全部出して? ユウ」

ユウの幹を扱き、涙目になっているユウの唇に口づける。

可愛い舌を吸い上げた途端、温かい液が私の身体にかかった。

悲鳴が口の中に消え、愛しくてその体を抱きしめる。

「ダメ……って言った……のに」

あぁ、泣かせてしまった。

私はユウの頬に、瞼に、何度も口づけた。

「大丈夫だよ、尿じゃなかったし」
もちろん、尿でも良かったけど。

「ほら。甘い匂いがたくさんだ。
きっと感じすぎて、蜜がたくさん出ちゃったんだね」

優しく、砕けた口調で言うと、ユウは少しだけ
安心したような顔で私を見た。

「……ホント?」
「本当だよ」

言ってあげると、ユウは涙目のまま
私にもたれかかってきた。


ほら、ユウはちょっと意地悪すると
こうして私に甘えてくる。

だから、甘やかして、ちょっと意地悪したくなる。

私は湯でユウの身体の蜜を流し、
ついでに自分の身体も洗った。

「さぁ、上がろうか」

ユウは頷いた。

「続きは、向こうでね」

びくっとして、ユウの体が固まる。

「いや?」
聞いても、返事はない。

でも、ユウはきっと、私を拒まない。

私は満足してユウを抱き上げると、
大きなタオルでユウを包んでベットへと運んだ。









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