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第8章 空へ
閑話 テンプレ達の話し合い
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side:???
「ドラゴンさんはええなぁ~、ウチなんて第九の試練やからあの人達が来る頃には、おばあちゃんになってしまいますわ」
「おいおい狐、我等に老化などという機能は無かろう、ドラゴンに八つ当たりは止めんか」
「それに、試練の順番は女神様の創られたくじ引きだったではないか、ドラゴンに文句を言うのは筋違いだぞ」
「そうだよぉ~、それに女神様の道具を使われて大変だったんだから!」
「それは油断したドラゴンさんのせいやないの、勇者には特別なチカラがあるて女神様も言うてはったんやから」
「ん?、、、何か勘違いしてるみたいだけど、ボクの所に来たのは勇者じゃないよ」
「どういう事だドラゴン!」
「どういう事って言われても、ボクの所に来たのは勇者じゃなかったんだよ。皆もマニュアル持ってるでしょ?勇者以外の者が来た場合も勇者と同じ対応をせよって書いてあるよ。
だから勇者以外の人が来ても不思議じゃないよ」
「マニュアルか、、、ワシも年をとって物忘れが酷くなったからのう」
「ちょっとぉ!さっきボクらには老化の機能は無いって言ったばっかりじゃんかぁ」
「皆の者落ち着きなさい、ようするにドラゴンさんの所に来たのは勇者ではなかったというだけの事です。
良かったですね狐さん、これで順番を気にする必要はありませんよ。」
「ちょい待ちぃフェニやん!どういう事やの?」
「狐さん、私の事を珍妙な名で呼ばないで頂きたい、まぁそれを狐さんに言っても今更なので諦めていますが。
簡単な話ですよ、我等の試練は勇者を強くする為の物、仮に第ニの試練以降をすっ飛ばして、狐さんの居る第九の試練に行ったとします
すると実力不足で入口の結界すら越えられないでしょう。もしかすると試練の存在その物を認識出来ない可能性もありますね
試練を受けずに強くなる事も不可能では無いでしょうけど、何百年、何千年先になる事やら
ですので勇者には順番通りに試練を受けて強くなって貰う必要がありますが、あの者達は勇者では無いのでそもそも試練を受ける必要が無い訳ですから
狐さんが招待してお茶会をしようが、チカラ試しをしようが自由です。まあ勇者では無いので無傷でお帰り頂く必要はありますけど」
「そういう事やったら、ドラゴンさんが貰った『タレ』言うのんも貰ってええいう事やんな?」
「貰えるかどうかは交渉次第でしょうけどね」
「ええやん、ええやん♪そしたら早う帰っておもてなしの準備せなあかんから、おいとまさせて貰いますわ。ほなさいならぁ~♪」
「まったく、あの狐は自身の役目を忘れておるのではないか?」
「良いじゃないですか、今まで勇者が来たことは無いですし女神様も勇者にはそれほど興味は無いみたいですから」
「来たところで第一の試練を越えるのも難しかろう。ふぁ~、ワシも帰って寝るとするか、では何かあればいつでも呼んでくれ、さらばだ」
「ねぇねぇフェ兄やん、ドラゴン君が人化の魔法を覚えたら人の街に行くって言ってるけど、それは良いの?」
「あなたもですか(悲)私を珍妙な名で呼ばないで頂きたい。
女神様も仰っていたでしょう、あの人達の迷惑になる行為は駄目です。
逆に、迷惑にならなければ何をしようと我等の自由という事です。」
「ふぅ~ん♪それじゃ、あたしも帰るねぇばいば~い」
「そういえばフェニックス君ってさぁ、地球の女神に何かお願いされてたよね、何をお願いされたの?」
「嬉しいですねぇ♪私の名前を正しく呼んでくれるのはドラゴンさんくらいですよ
地球の女神のお願いはたいした事ではありません、フェンリルと共にあの者達を守るだけです。
ただし問題があります、私が直接行くと目立つという事です。」
「あははは、フェニックス君は炎を纏う鳥だからねぇ(笑)」
「まあフェンリルだけでも充分でしょうけど、地球の女神直々にお願いされては断れません
なんとか眷属を送り込みたいのですけどねぇ、とにかく私も帰って策を考えねばなりませんので失礼します。」
「うん、ばいばーい。さてと、ボクも帰って人化の魔法を練習しなくっちゃ♪」
「ドラゴンさんはええなぁ~、ウチなんて第九の試練やからあの人達が来る頃には、おばあちゃんになってしまいますわ」
「おいおい狐、我等に老化などという機能は無かろう、ドラゴンに八つ当たりは止めんか」
「それに、試練の順番は女神様の創られたくじ引きだったではないか、ドラゴンに文句を言うのは筋違いだぞ」
「そうだよぉ~、それに女神様の道具を使われて大変だったんだから!」
「それは油断したドラゴンさんのせいやないの、勇者には特別なチカラがあるて女神様も言うてはったんやから」
「ん?、、、何か勘違いしてるみたいだけど、ボクの所に来たのは勇者じゃないよ」
「どういう事だドラゴン!」
「どういう事って言われても、ボクの所に来たのは勇者じゃなかったんだよ。皆もマニュアル持ってるでしょ?勇者以外の者が来た場合も勇者と同じ対応をせよって書いてあるよ。
だから勇者以外の人が来ても不思議じゃないよ」
「マニュアルか、、、ワシも年をとって物忘れが酷くなったからのう」
「ちょっとぉ!さっきボクらには老化の機能は無いって言ったばっかりじゃんかぁ」
「皆の者落ち着きなさい、ようするにドラゴンさんの所に来たのは勇者ではなかったというだけの事です。
良かったですね狐さん、これで順番を気にする必要はありませんよ。」
「ちょい待ちぃフェニやん!どういう事やの?」
「狐さん、私の事を珍妙な名で呼ばないで頂きたい、まぁそれを狐さんに言っても今更なので諦めていますが。
簡単な話ですよ、我等の試練は勇者を強くする為の物、仮に第ニの試練以降をすっ飛ばして、狐さんの居る第九の試練に行ったとします
すると実力不足で入口の結界すら越えられないでしょう。もしかすると試練の存在その物を認識出来ない可能性もありますね
試練を受けずに強くなる事も不可能では無いでしょうけど、何百年、何千年先になる事やら
ですので勇者には順番通りに試練を受けて強くなって貰う必要がありますが、あの者達は勇者では無いのでそもそも試練を受ける必要が無い訳ですから
狐さんが招待してお茶会をしようが、チカラ試しをしようが自由です。まあ勇者では無いので無傷でお帰り頂く必要はありますけど」
「そういう事やったら、ドラゴンさんが貰った『タレ』言うのんも貰ってええいう事やんな?」
「貰えるかどうかは交渉次第でしょうけどね」
「ええやん、ええやん♪そしたら早う帰っておもてなしの準備せなあかんから、おいとまさせて貰いますわ。ほなさいならぁ~♪」
「まったく、あの狐は自身の役目を忘れておるのではないか?」
「良いじゃないですか、今まで勇者が来たことは無いですし女神様も勇者にはそれほど興味は無いみたいですから」
「来たところで第一の試練を越えるのも難しかろう。ふぁ~、ワシも帰って寝るとするか、では何かあればいつでも呼んでくれ、さらばだ」
「ねぇねぇフェ兄やん、ドラゴン君が人化の魔法を覚えたら人の街に行くって言ってるけど、それは良いの?」
「あなたもですか(悲)私を珍妙な名で呼ばないで頂きたい。
女神様も仰っていたでしょう、あの人達の迷惑になる行為は駄目です。
逆に、迷惑にならなければ何をしようと我等の自由という事です。」
「ふぅ~ん♪それじゃ、あたしも帰るねぇばいば~い」
「そういえばフェニックス君ってさぁ、地球の女神に何かお願いされてたよね、何をお願いされたの?」
「嬉しいですねぇ♪私の名前を正しく呼んでくれるのはドラゴンさんくらいですよ
地球の女神のお願いはたいした事ではありません、フェンリルと共にあの者達を守るだけです。
ただし問題があります、私が直接行くと目立つという事です。」
「あははは、フェニックス君は炎を纏う鳥だからねぇ(笑)」
「まあフェンリルだけでも充分でしょうけど、地球の女神直々にお願いされては断れません
なんとか眷属を送り込みたいのですけどねぇ、とにかく私も帰って策を考えねばなりませんので失礼します。」
「うん、ばいばーい。さてと、ボクも帰って人化の魔法を練習しなくっちゃ♪」
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