テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織

文字の大きさ
上 下
249 / 303
第8章 空へ

閑話 運営者達 その4

しおりを挟む
ここは神と呼ばれる存在が住む世界

神と呼ばれる者達は創る事に興味はあれど、その後の事に興味を持つ者は数少ない

そんな神達の中で、自らが創った世界に積極的に干渉し

美味しい料理やお菓子を沢山食べる事に情熱を燃やしつつ

たまには神としての仕事も真面目に?頑張る

お茶目な2神のおはなし。








「ちーちゃん!先にお供え物食べないでって何回も言ってるでしょ!」

「えぇー、せやかてこのカツサンドのカツ揚げたてみたいやしサクサクのうちに食べんと勿体ないやん」

「それは分かるけど、、、もういいわよ

さっきカツサンドは冷めても美味しいって言ってたけど、普通は冷めたら美味しさが減るんじゃないの?」

「元々サンドイッチってお弁当にする事が多いから、冷めても美味しく食べられるようにしてんねんけど。衣にソースが染みて味が馴染んだカツがクセになるんよ♪」

「よく分からないけど熱々の方が美味しいのよね?」

「ふーちゃん、それは言うたらあかんで(悲)頑張って冷めても美味しいカツサンドを発明してくれた人が泣いてしまうやん」


「ぐっ!、、、わっ、悪かったわよ、その事については謝ります。ごめんなさい。」

「じゃあ今度コロッケパンのお供えがあった時は、ウチが1個多く貰うな♪」

「ちょっとちーちゃん!コロッケパンって何よ?!コロッケパンって!」

「なにって、コロッケ挟んだパンやん。直ぐ悪なるもんはあんまりお供えされへんから、ウチも食べた事は無いけど」

「ちーちゃんの世界ってどうしてそんなに色んな食べ物があるのよ!」

「どうしてって言われてもなぁ、食いしん坊の人がいっぱいおるからとちゃう?」 


「という事は私の世界には食いしん坊が居ないのね(泣)」

「え?いや、そんな事は無いんとちゃうかな(汗)あの魂の人のお陰で色んな料理広まって来てるやん!」


「ん~、それもそうか、ちーちゃんが私に黙って勝手に浮島の景品を、ミキサーとオーブンにしたお陰よね」

「ふーちゃんのその言い方やと、ウチがめちゃめちゃ悪い事したみたいやん

カツサンドとフルーツサンドに使ってるパンは、ミキサーとオーブンを使って作ったパンやけど美味しいやろ?」

「確かに美味しいわね、パンも焼きたてなのかしら?ほんのり温かいのが更に良いわ♪」

「せやろ♪ウチもふーちゃんに黙ってやったんは悪かったなと思ってるけど、ふーちゃん最近忙しそうやったから、何しとったん?」

「たいした事じゃないんだけど、前にちーちゃんの所から私の世界に召喚された人が居たじゃない

実は一人だけじゃなくて複数人召喚されてたみたいだから、どうしてるのか確認してたのよ、特に問題は無さそうだったから良かったけどね」

「あぁ~、その節は誠に申し訳ありませんでした。」

「ええ、本当に。今はちゃんとメンテナンスしてるんでしょうね?」

「それは勿論、これでもかいうぐらいバキッとメンテナンスしたったから、1万2千年くらいは全然いけるで!」

「ちーちゃん?」

「いっ、今のは言葉のあややん(汗)ちゃんと1年に1回はメンテナンスするようにしたから、何かあっても手後れになるいう事は無いから、心配せんでも大丈夫やで」

「今はその言葉を信じるけど、もし何かあったらお供え没収だからね」

「『何か』なんて絶対あるわけないやん、アハハハハ(汗)」






ふぅ~、あぶなかったぁ(汗)

今更お供え物を没収されたら、立ち直られへんで

今回は本気でメンテナンスしたから大丈夫やけど、一応、念の為、万が一、億が一、があるかもしれんから確認はしとこ!



それと

景品の第2弾は何がええかなぁ、ピザいうのんも美味しそうやったし、あれってビールに合いそうやから

ビールサーバーとかどうやろ?

ドワーフも沢山居てるし、実用性は充分あるから喜んでくれそうやん♪


そうと決まれば

ちゃちゃっと確認作業を終わらせて、あの子らに新たな使命を与えに行こうっと♪

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら

七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中! ※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります! 気付いたら異世界に転生していた主人公。 赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。 「ポーションが不味すぎる」 必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」 と考え、試行錯誤をしていく…

料理屋「○」~異世界に飛ばされたけど美味しい物を食べる事に妥協できませんでした~

斬原和菓子
ファンタジー
ここは異世界の中都市にある料理屋。日々の疲れを癒すべく店に来るお客様は様々な問題に悩まされている 酒と食事に癒される人々をさらに幸せにするべく奮闘するマスターの異世界食事情冒険譚

異世界転生漫遊記

しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は 体を壊し亡くなってしまった。 それを哀れんだ神の手によって 主人公は異世界に転生することに 前世の失敗を繰り返さないように 今度は自由に楽しく生きていこうと 決める 主人公が転生した世界は 魔物が闊歩する世界! それを知った主人公は幼い頃から 努力し続け、剣と魔法を習得する! 初めての作品です! よろしくお願いします! 感想よろしくお願いします!

家の庭にレアドロップダンジョンが生えた~神話級のアイテムを使って普通のダンジョンで無双します~

芦屋貴緒
ファンタジー
売れないイラストレーターである里見司(さとみつかさ)の家にダンジョンが生えた。 駆除業者も呼ぶことができない金欠ぶりに「ダンジョンで手に入れたものを売ればいいのでは?」と考え潜り始める。 だがそのダンジョンで手に入るアイテムは全て他人に譲渡できないものだったのだ。 彼が財宝を鑑定すると驚愕の事実が判明する。 経験値も金にもならないこのダンジョン。 しかし手に入るものは全て高ランクのダンジョンでも入手困難なレアアイテムばかり。 ――じゃあ、アイテムの力で強くなって普通のダンジョンで稼げばよくない?

平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。

モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。 日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。 今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。 そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。 特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。

異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日
ファンタジー
交通事故に巻き込まれて、異世界に転移した拓(タク)と浩司(コウジ) そこは、剣と魔法の世界だった。 2千年以上昔の勇者の物語、そこに出てくる勇者の遺産。 新しい世界で遺跡探検と異世界料理を楽しもうと思っていたのだが・・・ 気に入らない異世界の常識に小さな喧嘩を売ることにした。

異世界は流されるままに

椎井瑛弥
ファンタジー
 貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。  日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。  しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。  これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

異世界でスローライフを満喫する為に

美鈴
ファンタジー
ホットランキング一位本当にありがとうございます! 【※毎日18時更新中】 タイトル通り異世界に行った主人公が異世界でスローライフを満喫…。出来たらいいなというお話です! ※カクヨム様にも投稿しております ※イラストはAIアートイラストを使用

処理中です...