テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織

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第8章 空へ

閑話 運営者達 その4

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ここは神と呼ばれる存在が住む世界

神と呼ばれる者達は創る事に興味はあれど、その後の事に興味を持つ者は数少ない

そんな神達の中で、自らが創った世界に積極的に干渉し

美味しい料理やお菓子を沢山食べる事に情熱を燃やしつつ

たまには神としての仕事も真面目に?頑張る

お茶目な2神のおはなし。








「ちーちゃん!先にお供え物食べないでって何回も言ってるでしょ!」

「えぇー、せやかてこのカツサンドのカツ揚げたてみたいやしサクサクのうちに食べんと勿体ないやん」

「それは分かるけど、、、もういいわよ

さっきカツサンドは冷めても美味しいって言ってたけど、普通は冷めたら美味しさが減るんじゃないの?」

「元々サンドイッチってお弁当にする事が多いから、冷めても美味しく食べられるようにしてんねんけど。衣にソースが染みて味が馴染んだカツがクセになるんよ♪」

「よく分からないけど熱々の方が美味しいのよね?」

「ふーちゃん、それは言うたらあかんで(悲)頑張って冷めても美味しいカツサンドを発明してくれた人が泣いてしまうやん」


「ぐっ!、、、わっ、悪かったわよ、その事については謝ります。ごめんなさい。」

「じゃあ今度コロッケパンのお供えがあった時は、ウチが1個多く貰うな♪」

「ちょっとちーちゃん!コロッケパンって何よ?!コロッケパンって!」

「なにって、コロッケ挟んだパンやん。直ぐ悪なるもんはあんまりお供えされへんから、ウチも食べた事は無いけど」

「ちーちゃんの世界ってどうしてそんなに色んな食べ物があるのよ!」

「どうしてって言われてもなぁ、食いしん坊の人がいっぱいおるからとちゃう?」 


「という事は私の世界には食いしん坊が居ないのね(泣)」

「え?いや、そんな事は無いんとちゃうかな(汗)あの魂の人のお陰で色んな料理広まって来てるやん!」


「ん~、それもそうか、ちーちゃんが私に黙って勝手に浮島の景品を、ミキサーとオーブンにしたお陰よね」

「ふーちゃんのその言い方やと、ウチがめちゃめちゃ悪い事したみたいやん

カツサンドとフルーツサンドに使ってるパンは、ミキサーとオーブンを使って作ったパンやけど美味しいやろ?」

「確かに美味しいわね、パンも焼きたてなのかしら?ほんのり温かいのが更に良いわ♪」

「せやろ♪ウチもふーちゃんに黙ってやったんは悪かったなと思ってるけど、ふーちゃん最近忙しそうやったから、何しとったん?」

「たいした事じゃないんだけど、前にちーちゃんの所から私の世界に召喚された人が居たじゃない

実は一人だけじゃなくて複数人召喚されてたみたいだから、どうしてるのか確認してたのよ、特に問題は無さそうだったから良かったけどね」

「あぁ~、その節は誠に申し訳ありませんでした。」

「ええ、本当に。今はちゃんとメンテナンスしてるんでしょうね?」

「それは勿論、これでもかいうぐらいバキッとメンテナンスしたったから、1万2千年くらいは全然いけるで!」

「ちーちゃん?」

「いっ、今のは言葉のあややん(汗)ちゃんと1年に1回はメンテナンスするようにしたから、何かあっても手後れになるいう事は無いから、心配せんでも大丈夫やで」

「今はその言葉を信じるけど、もし何かあったらお供え没収だからね」

「『何か』なんて絶対あるわけないやん、アハハハハ(汗)」






ふぅ~、あぶなかったぁ(汗)

今更お供え物を没収されたら、立ち直られへんで

今回は本気でメンテナンスしたから大丈夫やけど、一応、念の為、万が一、億が一、があるかもしれんから確認はしとこ!



それと

景品の第2弾は何がええかなぁ、ピザいうのんも美味しそうやったし、あれってビールに合いそうやから

ビールサーバーとかどうやろ?

ドワーフも沢山居てるし、実用性は充分あるから喜んでくれそうやん♪


そうと決まれば

ちゃちゃっと確認作業を終わらせて、あの子らに新たな使命を与えに行こうっと♪

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