184 / 305
第7章 キャラバンシティ
閑話 酒とドワーフと酒好きな人
しおりを挟む
side:ドワーフの里の見習いドワーフ
「お~いバッグズ、聞いたか?」
「あぁん?なんだビッゲズじゃないか、またボッジズの野郎が酔って路上で寝てたんだろ」
「違、、、違わないけどよぉ、そっちじゃねぇんだよ、オリビエ様の話だよ」
「あれか、なんか火酒より旨い酒を造るからって里のドワーフを集めてるんだろ、そんな酒あるわけねぇよ」
「それがよぉ、案外デタラメな話でも無いらしいんだよ、親父のとこにオリビエ様から酒が届いたんだけどよ、それを飲んだ親方連中が里を出て移住するって言い出して、長老達と揉めてるんだよ」
「そういや、ビッゲズはオリビエ様と遠縁だったか」
「おう、それで長老達は里から出て行くなら二度と火酒は売らんぞって言ってる」
「今でも火酒は俺達には売ってくれないのにか?クソジジイ共め馬鹿にしてやがるな」
「だからよぉ、コレ飲んで旨かったら一緒に移住しないか?」
「なんだよその瓶」
「ヘッヘェー♪親父に送られて来たビールって酒を1本こっそり頂いて来たんだ、移住したら定期的に飲めるらしいぞ」
「ビッゲズやるじゃないか!さっそく飲もうぜ、、、ってコルクが無いな?」
「珍しいだろ?専用の道具で開けるんだけど、瓶の先っぽに付いてるギザギザを下からハンマーでこうやって、、、よっと」
『シュポッ』
「おおっ!こりゃ良い♪コルクより手軽だし安物のコルクだと中で割れちまうからな、とにかく飲もうぜ」
『トクトクトクトク』
「あれ?エールに似てるけど、エールじゃ騒ぎにならないか、それじゃあ」
「「カンパイ、んぐんぐ・・・」」
「「ウメェー!!」」
「これが火酒より旨い酒か!」
「火酒なんて飲んだ事無いから分かんねぇけど、これから造るって話だから違うんじゃねぇかな?」
「こんなに旨い酒が定期的に飲めるのに更に旨い酒が・・・
ビッゲズ、俺は移住するぞ!クソジジイ共に偉そうにされるのにはウンザリしてたんだ」
「へへ♪そう言うと思って、もう荷物を纏めて来たんだ、って言っても仕事の道具しか無いけどさ(笑)」
「ははは、俺だって似たようなもんだよ、今から取って来るからボッジズの野郎にも声かけといてくれよ、里の入口で待ち合わせだ」
「おう!」
◇ ◇ ◇
side:酒好きなサウスビーチの領主
まさかオフューカスが事故で亡くなるとは思わなかった、しかもレオニードとニコライの両方同時とはな
奴等、ワシが探りを入れたら一目散にキャラバンシティに逃げおった。あれでは探られては困ると叫んでいるのと同じであろうに
奴の屋敷を調べたら予想通りというより予想以上だったが
地下からエルフ、ダークエルフ、獣人、人族、等々何処かから拐って来たと思われる者達で溢れておったからな、おまけに銀に混ぜ物をした偽銀貨も大量に見つかった。
オフューカスの一族郎党は捕まえて取り調べ中だが全員処刑台送りだろう。
おとなしく砂糖の儲けで満足しておれば良かったものを、身の丈に合わぬ贅沢をしたせいで、砂糖の儲けだけでは領地の経営が成り立たなくなっておったからな
お陰で奴の領地をワシが治める事になったのに、事後処理に追われて手付かずだ
あまり長く放っておくとあそこの領民の生活が立ち行かなくなるのだが、こちらも余裕が無いのが現実だ
シン殿なら何か方策を出してくれるやもしれんが、今回はこちらの事情に巻き込んだかたちだからな、これ以上迷惑はかけられん
あの御仁は優し過ぎる所があるから、今回の出来事に対して気にしておるかもしれんが、、、それは周りの者達に任せるか
良き仲間が多いというのもまた才能であろう
コンコン、ガチャ
「旦那様、失礼します。」
「何用だセバス」
「先程、池田屋商会から旦那様と奥様宛に荷物が届きました、こちらにお運び致しますか?」
「そうか♪運んでくれ」
「かしこまりました。皆様、運び入れて下さい。」
「「「へい!」」」
池田屋商会からか、以前手紙にて酒と美容品を送ってくれるよう頼んでおいたからそれであろう、仕事が早くて助かる
「ん?、、、ちょっ、ちょっと待てセバス!その巨大な木箱は何だ?」
「池田屋商会からの荷物でございます。手紙も一緒に届いておりましたので、どうぞ」
「うむ」
しかし、大人が余裕で入れそうな木箱を10個も寄越すとは、さすがに代金を考えると恐ろしくなるのだが(汗)
とっ、とりあえず手紙を読むか、ふむふむ、木箱の中身は酒と美容品の他は、試作品の保存食と日持ちする菓子にドレスまであるのか
なるほど、妻のソレイユや他の使用人達の感想を教える代わりに代金は不要と
ほっ
正直助かったが返礼は必要だ。
エモンズ商会に頼んで魚や貝を贈ればいいだろう。
シン殿は珍しい物が好きらしいから冒険者に頼んで探させてみるのも面白いか?
案外サウスビーチの新たな名物が出来るかもしれんしな♪
それに、最近トラサンダー氏が砂糖の製法を無償公開してくれたお陰で砂糖が普及してきたからな
シン殿なら砂糖を使って更なる美味しい菓子を作るだろうから、対価を払って我が家の料理人に教えて貰うか
はっきり言ってレシピを見ても、シン殿が作ってくれた料理と同じ味には程遠いのだ
いっその事、娘の誰かと結婚してくれんかなぁ
今すぐが無理でも数年後に末の娘と結婚してくれても良いのだが
そうすれば酒に合う料理も毎日食べられるし、酒に入れる氷も何時でも出して貰えるのだがなぁ
「旦那様、よろしいですか?」
「おっ、おう、どうしたセバス」
「本日の仕事は終わったのでしょうか?」
「まだ終わっておらんが、木箱の中身を確認せねばならんだろう」
「それなら私と使用人で確認して目録を作成してお渡ししますので、旦那様は仕事に専念して頂いて結構でございます。」
「そっそうか、しかし輸送中に酒が悪くなっていないかの確認をだな」
「残念でございます。シン殿には、旦那様は酒に狂い仕事が出来なくなる、恐ろしい病に侵されているとお伝えする事になるとは、もう二度とお酒を飲めなくなりますが致し方ありません」
「あぁー!分かった、仕事をすれば良いのだろう!」
「はい、旦那様なら本日中に仕事を片付けるなど容易いと、不肖セバス心より信じております。」
「それは、夕食までに終わるという意味か?それとも日付けが変わるまで、という意味か?」
「本日の私の業務は夕食まででございます。遅番担当に引き継ぎますので問題ありません。」
「それは夕食後も仕事を、、、あっ!逃げるなセバス!ワシは書類仕事は苦手でひとりでは終わらんのだ(汗)」
「私にも生活がありますので、これで失礼致します。」
タタタタタタタタ!
「あっ?!、、、待て、いや、待ってくれセバース!」
「お~いバッグズ、聞いたか?」
「あぁん?なんだビッゲズじゃないか、またボッジズの野郎が酔って路上で寝てたんだろ」
「違、、、違わないけどよぉ、そっちじゃねぇんだよ、オリビエ様の話だよ」
「あれか、なんか火酒より旨い酒を造るからって里のドワーフを集めてるんだろ、そんな酒あるわけねぇよ」
「それがよぉ、案外デタラメな話でも無いらしいんだよ、親父のとこにオリビエ様から酒が届いたんだけどよ、それを飲んだ親方連中が里を出て移住するって言い出して、長老達と揉めてるんだよ」
「そういや、ビッゲズはオリビエ様と遠縁だったか」
「おう、それで長老達は里から出て行くなら二度と火酒は売らんぞって言ってる」
「今でも火酒は俺達には売ってくれないのにか?クソジジイ共め馬鹿にしてやがるな」
「だからよぉ、コレ飲んで旨かったら一緒に移住しないか?」
「なんだよその瓶」
「ヘッヘェー♪親父に送られて来たビールって酒を1本こっそり頂いて来たんだ、移住したら定期的に飲めるらしいぞ」
「ビッゲズやるじゃないか!さっそく飲もうぜ、、、ってコルクが無いな?」
「珍しいだろ?専用の道具で開けるんだけど、瓶の先っぽに付いてるギザギザを下からハンマーでこうやって、、、よっと」
『シュポッ』
「おおっ!こりゃ良い♪コルクより手軽だし安物のコルクだと中で割れちまうからな、とにかく飲もうぜ」
『トクトクトクトク』
「あれ?エールに似てるけど、エールじゃ騒ぎにならないか、それじゃあ」
「「カンパイ、んぐんぐ・・・」」
「「ウメェー!!」」
「これが火酒より旨い酒か!」
「火酒なんて飲んだ事無いから分かんねぇけど、これから造るって話だから違うんじゃねぇかな?」
「こんなに旨い酒が定期的に飲めるのに更に旨い酒が・・・
ビッゲズ、俺は移住するぞ!クソジジイ共に偉そうにされるのにはウンザリしてたんだ」
「へへ♪そう言うと思って、もう荷物を纏めて来たんだ、って言っても仕事の道具しか無いけどさ(笑)」
「ははは、俺だって似たようなもんだよ、今から取って来るからボッジズの野郎にも声かけといてくれよ、里の入口で待ち合わせだ」
「おう!」
◇ ◇ ◇
side:酒好きなサウスビーチの領主
まさかオフューカスが事故で亡くなるとは思わなかった、しかもレオニードとニコライの両方同時とはな
奴等、ワシが探りを入れたら一目散にキャラバンシティに逃げおった。あれでは探られては困ると叫んでいるのと同じであろうに
奴の屋敷を調べたら予想通りというより予想以上だったが
地下からエルフ、ダークエルフ、獣人、人族、等々何処かから拐って来たと思われる者達で溢れておったからな、おまけに銀に混ぜ物をした偽銀貨も大量に見つかった。
オフューカスの一族郎党は捕まえて取り調べ中だが全員処刑台送りだろう。
おとなしく砂糖の儲けで満足しておれば良かったものを、身の丈に合わぬ贅沢をしたせいで、砂糖の儲けだけでは領地の経営が成り立たなくなっておったからな
お陰で奴の領地をワシが治める事になったのに、事後処理に追われて手付かずだ
あまり長く放っておくとあそこの領民の生活が立ち行かなくなるのだが、こちらも余裕が無いのが現実だ
シン殿なら何か方策を出してくれるやもしれんが、今回はこちらの事情に巻き込んだかたちだからな、これ以上迷惑はかけられん
あの御仁は優し過ぎる所があるから、今回の出来事に対して気にしておるかもしれんが、、、それは周りの者達に任せるか
良き仲間が多いというのもまた才能であろう
コンコン、ガチャ
「旦那様、失礼します。」
「何用だセバス」
「先程、池田屋商会から旦那様と奥様宛に荷物が届きました、こちらにお運び致しますか?」
「そうか♪運んでくれ」
「かしこまりました。皆様、運び入れて下さい。」
「「「へい!」」」
池田屋商会からか、以前手紙にて酒と美容品を送ってくれるよう頼んでおいたからそれであろう、仕事が早くて助かる
「ん?、、、ちょっ、ちょっと待てセバス!その巨大な木箱は何だ?」
「池田屋商会からの荷物でございます。手紙も一緒に届いておりましたので、どうぞ」
「うむ」
しかし、大人が余裕で入れそうな木箱を10個も寄越すとは、さすがに代金を考えると恐ろしくなるのだが(汗)
とっ、とりあえず手紙を読むか、ふむふむ、木箱の中身は酒と美容品の他は、試作品の保存食と日持ちする菓子にドレスまであるのか
なるほど、妻のソレイユや他の使用人達の感想を教える代わりに代金は不要と
ほっ
正直助かったが返礼は必要だ。
エモンズ商会に頼んで魚や貝を贈ればいいだろう。
シン殿は珍しい物が好きらしいから冒険者に頼んで探させてみるのも面白いか?
案外サウスビーチの新たな名物が出来るかもしれんしな♪
それに、最近トラサンダー氏が砂糖の製法を無償公開してくれたお陰で砂糖が普及してきたからな
シン殿なら砂糖を使って更なる美味しい菓子を作るだろうから、対価を払って我が家の料理人に教えて貰うか
はっきり言ってレシピを見ても、シン殿が作ってくれた料理と同じ味には程遠いのだ
いっその事、娘の誰かと結婚してくれんかなぁ
今すぐが無理でも数年後に末の娘と結婚してくれても良いのだが
そうすれば酒に合う料理も毎日食べられるし、酒に入れる氷も何時でも出して貰えるのだがなぁ
「旦那様、よろしいですか?」
「おっ、おう、どうしたセバス」
「本日の仕事は終わったのでしょうか?」
「まだ終わっておらんが、木箱の中身を確認せねばならんだろう」
「それなら私と使用人で確認して目録を作成してお渡ししますので、旦那様は仕事に専念して頂いて結構でございます。」
「そっそうか、しかし輸送中に酒が悪くなっていないかの確認をだな」
「残念でございます。シン殿には、旦那様は酒に狂い仕事が出来なくなる、恐ろしい病に侵されているとお伝えする事になるとは、もう二度とお酒を飲めなくなりますが致し方ありません」
「あぁー!分かった、仕事をすれば良いのだろう!」
「はい、旦那様なら本日中に仕事を片付けるなど容易いと、不肖セバス心より信じております。」
「それは、夕食までに終わるという意味か?それとも日付けが変わるまで、という意味か?」
「本日の私の業務は夕食まででございます。遅番担当に引き継ぎますので問題ありません。」
「それは夕食後も仕事を、、、あっ!逃げるなセバス!ワシは書類仕事は苦手でひとりでは終わらんのだ(汗)」
「私にも生活がありますので、これで失礼致します。」
タタタタタタタタ!
「あっ?!、、、待て、いや、待ってくれセバース!」
248
お気に入りに追加
869
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
レジェンドテイマー ~異世界に召喚されて勇者じゃないから棄てられたけど、絶対に元の世界に帰ると誓う男の物語~
裏影P
ファンタジー
【2022/9/1 一章二章大幅改稿しました。三章作成中です】
宝くじで一等十億円に当選した運河京太郎は、突然異世界に召喚されてしまう。
異世界に召喚された京太郎だったが、京太郎は既に百人以上召喚されているテイマーというクラスだったため、不要と判断されてかえされることになる。
元の世界に帰してくれると思っていた京太郎だったが、その先は死の危険が蔓延る異世界の森だった。
そこで出会った瀕死の蜘蛛の魔物と遭遇し、運よくテイムすることに成功する。
大精霊のウンディーネなど、個性溢れすぎる尖った魔物たちをテイムしていく京太郎だが、自分が元の世界に帰るときにテイムした魔物たちのことや、突然降って湧いた様な強大な力や、伝説級のスキルの存在に葛藤していく。
持っている力に振り回されぬよう、京太郎自身も力に負けない精神力を鍛えようと決意していき、絶対に元の世界に帰ることを胸に、テイマーとして異世界を生き延びていく。
※カクヨム・小説家になろうにて同時掲載中です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる