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13章 物事は計画的に
13-6 人助け ※ある冒険者視点
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◆ある冒険者視点◆
最凶級ダンジョンが発生した。
ここは大国であるギバ共和国の東にある小国だ。
ギバ共和国には最凶級ダンジョンが発生したのだから、この国にも最凶級ダンジョンが発生する危険性はあった。
西の方にあるアスア王国では大量の最凶級ダンジョンが発生しているという。
そこの国に比べたら、まだ一つだけというのは幸いなのだろう。
だが、対応できる冒険者は非常に少ない。
この国はダンジョン自体少ないため、ほんの一握りの冒険者しかいない。俺を含めて上級冒険者は三人しかいない。その三人だけではどうにもならないので、中級冒険者たちにも一緒に来てもらう。
冒険者ギルドには協力を要請したが、他国でも最凶級ダンジョンが発生しており、冒険者を回せる余裕はないという悲しい返事が来た。冒険者でなくとも、軍や騎士、兵でも何でもいいから投入しろ、というのが世論だが、上の人間は自分の身を守ることで忙しい。ダンジョンには僅かしか兵士を動かさないばかりか、彼らはダンジョン内に絶対に入ろうとしない。ダンジョンは我々の管轄外ですからー、というのがまだ数日しか経っていないのに彼らの常套句となっている。耳タコである。
もはや他国に逃げるしかないのか、とさえ思ってしまう。まだ、最上級冒険者がいる国の方が冒険者として動きやすいだろう。
俺はこの最凶級ダンジョンから一度街に戻ったら、荷物を持ってそのまま他国にでも行こうかと考えはじめていた。
ダンジョンの入口にいる魔物ですら強い。たった一匹にも手こずる。
最凶級ダンジョンを発見したのが早かったため、まだ魔物たちは溢れ出ていないが、これは時間の問題だ。
今は上級冒険者が三人、中級冒険者が六人、合計九人いる。
怪我をした者はいないが、剣の刃を欠けてしまったり、武器を壊された者がいる。
すぐに均衡が崩れるだろう。
外にいる兵士たちは武器や食料も補充しないばかりか、俺たちをダンジョンの外に出さないようにし始めた。
後で持ってくると口では言いながらも、彼らはダンジョンの出入口から離れようとしない。
我々を使い捨てる気だと気づいた。
一人もいなくなったら、兵士たちは危なくなったら外壁に囲まれている街に逃げようとしている。
上には冒険者たちが役に立ちませんでしたと俺たちに責任をなすりつける気なのだろう。
こんな国にはいたくないが、前には魔物、後ろには兵士。魔物と連戦して、兵士と戦う気力は残されていない。
また魔物が一匹現れた。
先程より現れる間隔が狭くなってきている。
十分な休憩時間も取れなくなる。
魔物との戦闘が始まる。
中級冒険者の一人が得物ごと弾かれ、壁に飛んでいった。
そのままの勢いでダンジョンの壁に打ち当たれば、即死は免れないだろう。
今の状況では、苦しむ時間が少ないだけ幸せなのかもしれない。
一瞬の微かな時間なのに、そんなことまで考えてしまった。
彼は壁には当たらなかった。
白銀の鎧の男が爽やかに抱きかかえていた。
あまりのことに抱きかかえられている中級冒険者は呆然としている。
「えっと、」
「無事で良かった」
イケメンだ。
今の感想がそれでいいのか、という気がするのだが、もう頭が麻痺しているのだろう。
「あ、アンタは冒険者か?冒険者ギルドからの救援か?」
「ほんの数刻、手伝いを頼まれた。すぐに違う国に行かねばならない、のだが」
白銀の鎧の冒険者は、俺たちを見渡した。
「だいぶくたびれているようだが、表にいた兵士どもは何をしているのか?」
「アイツらは俺たちがダンジョンから逃げないように見張っているだけなんですっ」
中級冒険者の一人が声を上げた。
誰も表立って声にはしなかったことだが、すでに我慢の限界に来ていたのだろう。
「ふむ、まだ食料は足りるか?」
「あと一日か二日分か。こんなことならもっとしっかり準備をしてから来ればよかった」
「それこそ仕方ない。国の兵士たちが協力もせずに冒険者をダンジョンに閉じ込めると考えつくわけがない。さて、これからどうしたい?」
白銀の冒険者は俺たちに尋ねた。
はて、俺たちは魔物と戦っていたはずなのに、何でこんな悠長にお話ができているのかなー、とようやく頭が回り出す。
巨大な魔物が白銀の冒険者の足元でゴロゴロしている。
、、、魔物用のまたたびでもあるのかな?
それとも、テイマー?
最凶級の魔物をテイムできるなんて話、今まで聞いたことはないけど。
「できることなら、このダンジョンから逃げ出したい」
ポツリと一人が言った。
そうなると、兵士たちに閉じ込められたという認識が一致してしまった冒険者たちは口々に願いを述べる。
最後には座って円陣になって話していた。
巨大な魔物が腹を見せてなでなでされているが、その存在は無視の方向で。
「なるほど、このダンジョンから出て、他国に行きたいと」
白銀の冒険者が俺たちの話をまとめた。初級、中級冒険者は一番近くの街を守るために街にも多少残っているが、俺たちがこのダンジョンを抜け出しても一緒に連れて行くことはできないだろう。
「残念だが、冒険者を捨て駒にするこの国には少し痛い目に遭ってもらわなければならないようだな」
「俺たちがいなくても、お偉いさんたちは兵士や他の捨て駒がいるだろう。まだ俺たちと一緒に戦ってもらえれば、もう少しは善戦できたものを」
「そうだな。実は俺が入ってきたのは兵士がいる出入口ではない。あちらに横穴がある。その方向を直線で行けば、隣国のギバ共和国の旧王都がある。冒険者ギルド本部は他国に移ったが、ギバ共和国の支部はそこに存在する。この国の現状をそこで伝えろ。有能な副ギルド長がいるから、無下にはされないだろう」
片手はまだ魔物を撫でているので、もう一方の手を取りお礼を言う。
「ありがとう。この恩は忘れない」
「、、、収納鞄には余裕があるのだろう。討伐した魔物たちは冒険者ギルドに持って行け。最凶級のものだから、今後の資金に役立つだろう」
上級冒険者の三人は収納鞄を持っていた。それぞれに詰める。
兵士たちがダンジョンから俺たちを出さなくなったため、魔物もその辺に放置していた。
売りにも行けないのなら、詰めたところで虚しいだけだった。
「本当にありがとう。アンタ、、、貴方はこれからどうするんだ?」
「約束の少しの時間、魔物たちと戯れてから、ここから去ることにする。キミたちは俺がここにいる間に横穴から立ち去るがいい。人の気配がしなくなったら、兵士が確認に来るかもしれないからな」
「、、、何から何まで、すまない。最後に貴方の名前を教えてくれないか?」
白銀の冒険者は微笑んだ。
「ここで、名乗るほどの者ではないと言えれば格好良いのだろうが、アスア王国のザット・ノーレンだ。冒険者同士、またどこかで会う機会があるだろう。キミたちの幸運を祈る」
「ザット・ノーレン、今度会うときには酒でも奢らせてくれ」
「楽しみにしている」
俺たちは彼に別れを告げ、背を向け走り出す。
たぶん、俺たちがあそこにいてもどうにもならない。それはここにいる全員一致した意見だ。
俺たちがこのダンジョンから立ち去ったら、彼もこのダンジョンから無事に逃げおおせるだろう、彼には最凶級の魔物が懐いているので。
俺たちは白銀の冒険者ザット・ノーレンが指示した横穴からダンジョンを抜け出した。
辺りは夜で、暗闇に乗じてそこらを監視している兵士たちの目も欺けたようだ。
俺たちはギバ共和国に急いだ。
隣国ではあるが、旧王都はそれなりに不便なところにある。
旧王都の冒険者ギルドに着くと、我々は副ギルド長に面会を求め、そこで我が国の状況を説明した。
兵士が冒険者を最凶級ダンジョンに閉じ込めていた事実も。
俺たち九人の話は、俺たちが最凶級の魔物たちを納品したことによって信憑性が増したようだ。
「俺たちは一人の冒険者に助けられた。白銀の鎧を着た冒険者ザット・ノーレンに」
「最凶級の魔物がまるで猫のように懐いていた」
「彼が来てくれなかったら、俺たちはあのダンジョンで、、、」
口々に仲間たちが言う。
「、、、ああ、テイマーだからなー、冒険者のザット・ノーレンはー。白髪で、小さな男だっただろう」
「いや?それはたぶん違うザット・ノーレンだな。俺たちが会ったのは黒い短髪で白銀の鎧が似合う、俺と同じくらいの背丈の男だったぞ」
確かに冒険者の中では俺でも小さいと言われることもあるが、対応している副ギルド長が言えるほど小さな男ではない。
俺たちはギバ共和国の旧王都に行く前に思い出していた。アスア王国のザット・ノーレンといえば英雄だ。こんな遠い遠い地にまで噂が聞こえるほどの最強の冒険者と言われる有名人である。そんな名前すら思い出さなかったなんて、俺たちはそれほどヤバい状況だったのだろう。
「え?」
「彼がアスア王国のザット・ノーレンと名乗ったんですよ」
俺が言うと、慌てた様子で副ギルド長が立ち上がった。
「キ、キミたちはこの街でしばらく休んで、その間に身の振り方を考えなさい。後のことはこの職員に聞いてくれ。そして、助けた人物のことは後で詳しく聞くかもしれないからー」
俺たちを置いて、副ギルド長は喋りながら部屋から出ていった。
最凶級ダンジョンが発生した。
ここは大国であるギバ共和国の東にある小国だ。
ギバ共和国には最凶級ダンジョンが発生したのだから、この国にも最凶級ダンジョンが発生する危険性はあった。
西の方にあるアスア王国では大量の最凶級ダンジョンが発生しているという。
そこの国に比べたら、まだ一つだけというのは幸いなのだろう。
だが、対応できる冒険者は非常に少ない。
この国はダンジョン自体少ないため、ほんの一握りの冒険者しかいない。俺を含めて上級冒険者は三人しかいない。その三人だけではどうにもならないので、中級冒険者たちにも一緒に来てもらう。
冒険者ギルドには協力を要請したが、他国でも最凶級ダンジョンが発生しており、冒険者を回せる余裕はないという悲しい返事が来た。冒険者でなくとも、軍や騎士、兵でも何でもいいから投入しろ、というのが世論だが、上の人間は自分の身を守ることで忙しい。ダンジョンには僅かしか兵士を動かさないばかりか、彼らはダンジョン内に絶対に入ろうとしない。ダンジョンは我々の管轄外ですからー、というのがまだ数日しか経っていないのに彼らの常套句となっている。耳タコである。
もはや他国に逃げるしかないのか、とさえ思ってしまう。まだ、最上級冒険者がいる国の方が冒険者として動きやすいだろう。
俺はこの最凶級ダンジョンから一度街に戻ったら、荷物を持ってそのまま他国にでも行こうかと考えはじめていた。
ダンジョンの入口にいる魔物ですら強い。たった一匹にも手こずる。
最凶級ダンジョンを発見したのが早かったため、まだ魔物たちは溢れ出ていないが、これは時間の問題だ。
今は上級冒険者が三人、中級冒険者が六人、合計九人いる。
怪我をした者はいないが、剣の刃を欠けてしまったり、武器を壊された者がいる。
すぐに均衡が崩れるだろう。
外にいる兵士たちは武器や食料も補充しないばかりか、俺たちをダンジョンの外に出さないようにし始めた。
後で持ってくると口では言いながらも、彼らはダンジョンの出入口から離れようとしない。
我々を使い捨てる気だと気づいた。
一人もいなくなったら、兵士たちは危なくなったら外壁に囲まれている街に逃げようとしている。
上には冒険者たちが役に立ちませんでしたと俺たちに責任をなすりつける気なのだろう。
こんな国にはいたくないが、前には魔物、後ろには兵士。魔物と連戦して、兵士と戦う気力は残されていない。
また魔物が一匹現れた。
先程より現れる間隔が狭くなってきている。
十分な休憩時間も取れなくなる。
魔物との戦闘が始まる。
中級冒険者の一人が得物ごと弾かれ、壁に飛んでいった。
そのままの勢いでダンジョンの壁に打ち当たれば、即死は免れないだろう。
今の状況では、苦しむ時間が少ないだけ幸せなのかもしれない。
一瞬の微かな時間なのに、そんなことまで考えてしまった。
彼は壁には当たらなかった。
白銀の鎧の男が爽やかに抱きかかえていた。
あまりのことに抱きかかえられている中級冒険者は呆然としている。
「えっと、」
「無事で良かった」
イケメンだ。
今の感想がそれでいいのか、という気がするのだが、もう頭が麻痺しているのだろう。
「あ、アンタは冒険者か?冒険者ギルドからの救援か?」
「ほんの数刻、手伝いを頼まれた。すぐに違う国に行かねばならない、のだが」
白銀の鎧の冒険者は、俺たちを見渡した。
「だいぶくたびれているようだが、表にいた兵士どもは何をしているのか?」
「アイツらは俺たちがダンジョンから逃げないように見張っているだけなんですっ」
中級冒険者の一人が声を上げた。
誰も表立って声にはしなかったことだが、すでに我慢の限界に来ていたのだろう。
「ふむ、まだ食料は足りるか?」
「あと一日か二日分か。こんなことならもっとしっかり準備をしてから来ればよかった」
「それこそ仕方ない。国の兵士たちが協力もせずに冒険者をダンジョンに閉じ込めると考えつくわけがない。さて、これからどうしたい?」
白銀の冒険者は俺たちに尋ねた。
はて、俺たちは魔物と戦っていたはずなのに、何でこんな悠長にお話ができているのかなー、とようやく頭が回り出す。
巨大な魔物が白銀の冒険者の足元でゴロゴロしている。
、、、魔物用のまたたびでもあるのかな?
それとも、テイマー?
最凶級の魔物をテイムできるなんて話、今まで聞いたことはないけど。
「できることなら、このダンジョンから逃げ出したい」
ポツリと一人が言った。
そうなると、兵士たちに閉じ込められたという認識が一致してしまった冒険者たちは口々に願いを述べる。
最後には座って円陣になって話していた。
巨大な魔物が腹を見せてなでなでされているが、その存在は無視の方向で。
「なるほど、このダンジョンから出て、他国に行きたいと」
白銀の冒険者が俺たちの話をまとめた。初級、中級冒険者は一番近くの街を守るために街にも多少残っているが、俺たちがこのダンジョンを抜け出しても一緒に連れて行くことはできないだろう。
「残念だが、冒険者を捨て駒にするこの国には少し痛い目に遭ってもらわなければならないようだな」
「俺たちがいなくても、お偉いさんたちは兵士や他の捨て駒がいるだろう。まだ俺たちと一緒に戦ってもらえれば、もう少しは善戦できたものを」
「そうだな。実は俺が入ってきたのは兵士がいる出入口ではない。あちらに横穴がある。その方向を直線で行けば、隣国のギバ共和国の旧王都がある。冒険者ギルド本部は他国に移ったが、ギバ共和国の支部はそこに存在する。この国の現状をそこで伝えろ。有能な副ギルド長がいるから、無下にはされないだろう」
片手はまだ魔物を撫でているので、もう一方の手を取りお礼を言う。
「ありがとう。この恩は忘れない」
「、、、収納鞄には余裕があるのだろう。討伐した魔物たちは冒険者ギルドに持って行け。最凶級のものだから、今後の資金に役立つだろう」
上級冒険者の三人は収納鞄を持っていた。それぞれに詰める。
兵士たちがダンジョンから俺たちを出さなくなったため、魔物もその辺に放置していた。
売りにも行けないのなら、詰めたところで虚しいだけだった。
「本当にありがとう。アンタ、、、貴方はこれからどうするんだ?」
「約束の少しの時間、魔物たちと戯れてから、ここから去ることにする。キミたちは俺がここにいる間に横穴から立ち去るがいい。人の気配がしなくなったら、兵士が確認に来るかもしれないからな」
「、、、何から何まで、すまない。最後に貴方の名前を教えてくれないか?」
白銀の冒険者は微笑んだ。
「ここで、名乗るほどの者ではないと言えれば格好良いのだろうが、アスア王国のザット・ノーレンだ。冒険者同士、またどこかで会う機会があるだろう。キミたちの幸運を祈る」
「ザット・ノーレン、今度会うときには酒でも奢らせてくれ」
「楽しみにしている」
俺たちは彼に別れを告げ、背を向け走り出す。
たぶん、俺たちがあそこにいてもどうにもならない。それはここにいる全員一致した意見だ。
俺たちがこのダンジョンから立ち去ったら、彼もこのダンジョンから無事に逃げおおせるだろう、彼には最凶級の魔物が懐いているので。
俺たちは白銀の冒険者ザット・ノーレンが指示した横穴からダンジョンを抜け出した。
辺りは夜で、暗闇に乗じてそこらを監視している兵士たちの目も欺けたようだ。
俺たちはギバ共和国に急いだ。
隣国ではあるが、旧王都はそれなりに不便なところにある。
旧王都の冒険者ギルドに着くと、我々は副ギルド長に面会を求め、そこで我が国の状況を説明した。
兵士が冒険者を最凶級ダンジョンに閉じ込めていた事実も。
俺たち九人の話は、俺たちが最凶級の魔物たちを納品したことによって信憑性が増したようだ。
「俺たちは一人の冒険者に助けられた。白銀の鎧を着た冒険者ザット・ノーレンに」
「最凶級の魔物がまるで猫のように懐いていた」
「彼が来てくれなかったら、俺たちはあのダンジョンで、、、」
口々に仲間たちが言う。
「、、、ああ、テイマーだからなー、冒険者のザット・ノーレンはー。白髪で、小さな男だっただろう」
「いや?それはたぶん違うザット・ノーレンだな。俺たちが会ったのは黒い短髪で白銀の鎧が似合う、俺と同じくらいの背丈の男だったぞ」
確かに冒険者の中では俺でも小さいと言われることもあるが、対応している副ギルド長が言えるほど小さな男ではない。
俺たちはギバ共和国の旧王都に行く前に思い出していた。アスア王国のザット・ノーレンといえば英雄だ。こんな遠い遠い地にまで噂が聞こえるほどの最強の冒険者と言われる有名人である。そんな名前すら思い出さなかったなんて、俺たちはそれほどヤバい状況だったのだろう。
「え?」
「彼がアスア王国のザット・ノーレンと名乗ったんですよ」
俺が言うと、慌てた様子で副ギルド長が立ち上がった。
「キ、キミたちはこの街でしばらく休んで、その間に身の振り方を考えなさい。後のことはこの職員に聞いてくれ。そして、助けた人物のことは後で詳しく聞くかもしれないからー」
俺たちを置いて、副ギルド長は喋りながら部屋から出ていった。
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