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「駄目です!殿下っ!そんなところ......んんっ」

シルヴァンはすう、はあ、とマーサの香りを堪能する。

「駄目じゃないでしょ。いやらしい香り......。っはあ、舐めるね」

下着の上からかぶりつく。
シルヴァンのよだれでどんどん滲んでくる。

「はあ、汚れちゃったね、ごめんね、脱ごうね」

「ううん、はっあん」

シルヴァンがマーサの下着を器用に下ろすと、足を開脚させる。

「ひゃっ!こんなかっこ......!」
「絶景だよ。百万回想像したね」
「ひゃっ......!?」
「でもそれよりも......綺麗」

シルヴァンが再び股に顔を埋めるとおもむろにべろりと舐めあげた。

「ああん!」
「マーサ気持ちいい......?ぬるぬるだよ、マーサのここ」

マーサは恥ずかしさで顔を隠す。

「言わないでえ......」
「たっぷり可愛がってあげるからね」

シルヴァンがまた股に顔を近づける気配がするのに、触れられずに息づかいだけを感じる。
そろりと目を開けて様子をうかがうと、自分の股に顔を寄せてまじまじと視姦している。
くぱあと陰核を空気にさらした。
シルヴァンがチロチロと舌先で舐めると感じたことのない快感でマーサが震える。

淫靡な匂いがシルヴァンの鼻をくすぐる。

「ほら、マーサのここは嫌って言ってないよ。どんどん溢れてる」
「ダメです......あ、っあん」
「素直になったらいいのに、気持ちいいよね?ほら、ぐちょぐちょだよ」
「んっはあっ......駄目、駄目ですう、シルヴァンっ殿下あ......」
「はあ、美味しい......俺のマーサ、ああ、俺の......」

なぜこんなことになったのか。
マーサは必死に声を出さないよう我慢しながら、こうなってしまった原因を脳内で探しはじめた。

シルヴァンがマーサの陰核を夢中でしゃぶっていると、マーサの反応が鈍くなった。

「あれ、なんか違うこと考えてる......?駄目だよ俺のことだけ考えなきゃ」
シルヴァンは陰核をしゃぶりながらぬかるんだ穴に人差し指をくぷりと差し込んだ。

「ひゃんっ!あっ!殿下っ、殿下のことしか、考えてないのにいっ......!」

シルヴァンは満足そうに微笑む。

「そうだよね、俺のことだけ考えればいいんだよ」

人指し指を抜き差しするとぬちゃぬちゃと嫌らしい音が響く。
痛がる様子のないマーサに、シルヴァンは中指も増やしてこすりあげる。

「んっんっ」
「はあ、とろとろ......」
「んっ......はっ」
「こっちも可愛がらないとね」

シルヴァンは陰核をいやらしく音を立てて吸う。
ジュルジュルとした音がマーサを追い詰める。

「ああん!駄目っ......ああ!気持ちよく、なっちゃいますっ」
「いいよ、そのまま気持ちよくなって」
「んんっ駄目なのにっ......駄目なのにっ」
「いいんだよ、俺が許す。俺がマーサに気持ちよくなって欲しい」
「ああっああ!」

シルヴァンが蜜穴を擦り上げながら陰核を小刻みに舐め出す。

「あああ!イッちゃう......あっあっイッちゃうう......!」

マーサは震えだすとがくんがくんと体が跳ね、絶頂した。

「はあ......マーサ、寝室に行こう」

シルヴァンはマーサを抱えると、早足でマーサが入ったことのない部屋の扉を開けた。
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