8 / 15
8
しおりを挟む
駄目だ。このままだと本当に駄目だ。
身体つきもがっちりしてきたシルヴァンを完全に男性として見てしまっている。
このままだとむしろ私から抱いてほしいと懇願してしまうかもしれない。
そして断罪コースに......!と不安になったマーサは苦渋の決断で家庭教師を辞任したい旨を伝えることにした。
もう卒業も近く問題ないはずだ。
シルヴァンに直接言うのは怖いけど、背に腹は代えられない。
(このままだと勘違い女になった後に断罪......!)
「え?」
「だから、あの、そろそろご卒業に向けて、私が教えられることも少なくなってまいりましたので......」
無言が怖い。
言わなければよかったかもしれない。
しばらく沈黙を続いたあと、椅子に座っていたシルヴァン殿下が立ち上がった。
マーサの目の前に立ち見下ろす。
「本心?」
「っ......」
「俺が好きだと伝えても素直じゃないから身体から陥落しようと思ったんだけど、逆効果だったかな」
沈黙が続く。
「マーサ......」
「はい......」
「マーサが好きだよ。マーサが家庭教師についてから勉強に張り合いもでたし、公務も頑張れる」
「マーサに会えるだけですべてが報われる。他に何もいらない、マーサだけが欲しい」
「年齢を気にしてる?俺は今のマーサが好きだよ。教養があることもそうだけど、今までマーサが築き上げてきたすべての要素が愛しい。俺と対等に向き合ってくれるところも、凛として通る声も、スラっとしてる身体も実は大きい胸も全部好き」
「ずっと話していたいって思う。......ずっと抱き締めていたいと思う」
「シルヴァン殿下......」
「マーサは?俺のこと好きじゃない?」
「っ......お答えしたとしても、殿下とこ、恋人関係になれると思っていません」
「それって、俺のこと好きってことでいい?」
「いや、えっと......好、きです、けど......でも」
駄目なんです、と最後まで言う前にシルヴァンに抱えあげられた。
「好きって言ったね!やっと......!」
「あれ、あ、ちょっと待ってください!殿下!」
マーサはしまった!と思った。
シルヴァンが軽々しくマーサを持ち上げると執務机にマーサを座らせた。
そのままマーサの腰に腕を回して囲いこむ。
「俺のこと好きなんだよね?」
シルヴァンはおでこを合わせてマーサを強く見つめる。
「いえっ、あの、......撤回します......」
「撤回いいい?ほんっとに素直じゃないんだから......。やっぱり身体に聞くね」
シルヴァンは腰を掻き抱いてマーサの唇を貪る。
ちゅう、ちゅぱ、ちゅぱ。
「んん......んっ、はぁん」
「すぐとろんとするのに、ほんとマーサは......。そんな目で見つめられたら撤回なんて信じられないよ」
唇を離すとシルヴァンが服の上から胸にかぶりついた。
「あ!ちょっ」
左手で胸を揉みながら、ハムハムと口を動かす。
「もう待てない。本心を聞いたからもう、待てない。無理だよ無理無理」
パツパツのブラウスのボタンを性急にはずしていく。
下着が露になり、シルヴァンが息を飲んだ。
「はあ、マーサ、マーサ」
ブラウスが完全に肌蹴ると、もう一度顔を埋める。
大きく息を吸い込むとマーサの香りが体に染み込むようでシルヴァンはさらに興奮した。
下着を上に押し上げてマーサの乳房がボロンとまろびでた。
「綺麗だ......」
いたく感動している様子のシルヴァンはマーサの乳房を視姦した。
「そ、そんなに見ないでえっくださいっ」
「無理だよ、どれだけ我慢したと思ってるの」
片手で揉みし抱きながら、片方の乳首を吸い上げる。
れろれろと舐めると固く立ち上がった。
「こっちも可愛がるね」
もう片方の乳首もれろれろと舐め回す。
「あっ......ふうん」
「あーたまんない。おっぱいまで可愛いってどういうこと......」
揉みしだきながら乳首を交互にしゃぶる。
しばらくすると満足したのか、ロングスカートをたくしあげた。
「ああん!」
下着が露になる。
股を閉じようとするがシルヴァンの体が邪魔でできない。
「可愛い......」
シルヴァンがマーサの両足を大きく広げる。
体を屈めると、下着の上から顔を押し付ける。
麗しく優秀であるシルヴァンが自分の股に顔をつっこんでいる光景にマーサは驚愕する。
身体つきもがっちりしてきたシルヴァンを完全に男性として見てしまっている。
このままだとむしろ私から抱いてほしいと懇願してしまうかもしれない。
そして断罪コースに......!と不安になったマーサは苦渋の決断で家庭教師を辞任したい旨を伝えることにした。
もう卒業も近く問題ないはずだ。
シルヴァンに直接言うのは怖いけど、背に腹は代えられない。
(このままだと勘違い女になった後に断罪......!)
「え?」
「だから、あの、そろそろご卒業に向けて、私が教えられることも少なくなってまいりましたので......」
無言が怖い。
言わなければよかったかもしれない。
しばらく沈黙を続いたあと、椅子に座っていたシルヴァン殿下が立ち上がった。
マーサの目の前に立ち見下ろす。
「本心?」
「っ......」
「俺が好きだと伝えても素直じゃないから身体から陥落しようと思ったんだけど、逆効果だったかな」
沈黙が続く。
「マーサ......」
「はい......」
「マーサが好きだよ。マーサが家庭教師についてから勉強に張り合いもでたし、公務も頑張れる」
「マーサに会えるだけですべてが報われる。他に何もいらない、マーサだけが欲しい」
「年齢を気にしてる?俺は今のマーサが好きだよ。教養があることもそうだけど、今までマーサが築き上げてきたすべての要素が愛しい。俺と対等に向き合ってくれるところも、凛として通る声も、スラっとしてる身体も実は大きい胸も全部好き」
「ずっと話していたいって思う。......ずっと抱き締めていたいと思う」
「シルヴァン殿下......」
「マーサは?俺のこと好きじゃない?」
「っ......お答えしたとしても、殿下とこ、恋人関係になれると思っていません」
「それって、俺のこと好きってことでいい?」
「いや、えっと......好、きです、けど......でも」
駄目なんです、と最後まで言う前にシルヴァンに抱えあげられた。
「好きって言ったね!やっと......!」
「あれ、あ、ちょっと待ってください!殿下!」
マーサはしまった!と思った。
シルヴァンが軽々しくマーサを持ち上げると執務机にマーサを座らせた。
そのままマーサの腰に腕を回して囲いこむ。
「俺のこと好きなんだよね?」
シルヴァンはおでこを合わせてマーサを強く見つめる。
「いえっ、あの、......撤回します......」
「撤回いいい?ほんっとに素直じゃないんだから......。やっぱり身体に聞くね」
シルヴァンは腰を掻き抱いてマーサの唇を貪る。
ちゅう、ちゅぱ、ちゅぱ。
「んん......んっ、はぁん」
「すぐとろんとするのに、ほんとマーサは......。そんな目で見つめられたら撤回なんて信じられないよ」
唇を離すとシルヴァンが服の上から胸にかぶりついた。
「あ!ちょっ」
左手で胸を揉みながら、ハムハムと口を動かす。
「もう待てない。本心を聞いたからもう、待てない。無理だよ無理無理」
パツパツのブラウスのボタンを性急にはずしていく。
下着が露になり、シルヴァンが息を飲んだ。
「はあ、マーサ、マーサ」
ブラウスが完全に肌蹴ると、もう一度顔を埋める。
大きく息を吸い込むとマーサの香りが体に染み込むようでシルヴァンはさらに興奮した。
下着を上に押し上げてマーサの乳房がボロンとまろびでた。
「綺麗だ......」
いたく感動している様子のシルヴァンはマーサの乳房を視姦した。
「そ、そんなに見ないでえっくださいっ」
「無理だよ、どれだけ我慢したと思ってるの」
片手で揉みし抱きながら、片方の乳首を吸い上げる。
れろれろと舐めると固く立ち上がった。
「こっちも可愛がるね」
もう片方の乳首もれろれろと舐め回す。
「あっ......ふうん」
「あーたまんない。おっぱいまで可愛いってどういうこと......」
揉みしだきながら乳首を交互にしゃぶる。
しばらくすると満足したのか、ロングスカートをたくしあげた。
「ああん!」
下着が露になる。
股を閉じようとするがシルヴァンの体が邪魔でできない。
「可愛い......」
シルヴァンがマーサの両足を大きく広げる。
体を屈めると、下着の上から顔を押し付ける。
麗しく優秀であるシルヴァンが自分の股に顔をつっこんでいる光景にマーサは驚愕する。
216
お気に入りに追加
380
あなたにおすすめの小説

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

山に捨てられた元伯爵令嬢、隣国の王弟殿下に拾われる
しおの
恋愛
家族に虐げられてきた伯爵令嬢セリーヌは
ある日勘当され、山に捨てられますが逞しく自給自足生活。前世の記憶やチートな能力でのんびりスローライフを満喫していたら、
王弟殿下と出会いました。
なんでわたしがこんな目に……
R18 性的描写あり。※マークつけてます。
38話完結
2/25日で終わる予定になっております。
たくさんの方に読んでいただいているようで驚いております。
この作品に限らず私は書きたいものを書きたいように書いておりますので、色々ご都合主義多めです。
バリバリの理系ですので文章は壊滅的ですが、雰囲気を楽しんでいただければ幸いです。
読んでいただきありがとうございます!
番外編5話 掲載開始 2/28

ちょいぽちゃ令嬢は溺愛王子から逃げたい
なかな悠桃
恋愛
ふくよかな体型を気にするイルナは王子から与えられるスイーツに頭を悩ませていた。彼に黙ってダイエットを開始しようとするも・・・。
※誤字脱字等ご了承ください

獅子の最愛〜獣人団長の執着〜
水無月瑠璃
恋愛
獅子の獣人ライアンは領地の森で魔物に襲われそうになっている女を助ける。助けた女は気を失ってしまい、邸へと連れて帰ることに。
目を覚ました彼女…リリは人化した獣人の男を前にすると様子がおかしくなるも顔が獅子のライアンは平気なようで抱きついて来る。
女嫌いなライアンだが何故かリリには抱きつかれても平気。
素性を明かさないリリを保護することにしたライアン。
謎の多いリリと初めての感情に戸惑うライアン、2人の行く末は…
ヒーローはずっとライオンの姿で人化はしません。

一晩だけのつもりだったのに異世界に攫われました
木村
恋愛
セイレン・ルイ・ファラリアは、自分より年上の孫までいる男に嫁ぐことに。ならばいっそ慣れてしまいたいと、隣国で行われる神事で観光客の中から一晩の遊び相手を探すことに。しかし実際に男に囲まれると恐ろしく、何もできないでいたセイレンを、美しい騎士が助け出した。
「うちの番さかい、もう誰にも触られたらあかんよ」
方言人外×人生崖っぷち男爵令嬢による異世界ロマンスファンタジー!
ムーンライトノベルズのブルームーンカクテル企画参加作品です
企画URL:https://nl.syosetu.com/event/bluemooncocktail/
※神様に嫁入りするつもりはございません
https://www.alphapolis.co.jp/novel/827614135/239940205
のスピンオフ小説となります。この話は単体で読めます。(でも本編読んだ方が面白いです)
なろうの方のURL
https://novel18.syosetu.com/n6452jv/

騎士団長のアレは誰が手に入れるのか!?
うさぎくま
恋愛
黄金のようだと言われるほどに濁りがない金色の瞳。肩より少し短いくらいの、いい塩梅で切り揃えられた柔らかく靡く金色の髪。甘やかな声で、誰もが振り返る美男子であり、屈強な肉体美、魔力、剣技、男の象徴も立派、全てが完璧な騎士団長ギルバルドが、遅い初恋に落ち、男心を振り回される物語。
濃厚で甘やかな『性』やり取りを楽しんで頂けたら幸いです!

【完結】お父様(悪人顔・強面)似のウブな辺境伯令嬢は白い?結婚を望みます。
カヨワイさつき
恋愛
魔物討伐で功績を上げた男勝りの辺境伯の5女は、"子だねがない"とウワサがある王子と政略結婚結婚する事になってしまった。"3年間子ども出来なければ離縁出来る・白い結婚・夜の夫婦生活はダメ"と悪人顔で強面の父(愛妻家で子煩悩)と約束した。だが婚姻後、初夜で……。

冷徹義兄の密やかな熱愛
橋本彩里(Ayari)
恋愛
十六歳の時に母が再婚しフローラは侯爵家の一員となったが、ある日、義兄のクリフォードと彼の親友の話を偶然聞いてしまう。
普段から冷徹な義兄に「いい加減我慢の限界だ」と視界に入れるのも疲れるほど嫌われていると知り、これ以上嫌われたくないと家を出ることを決意するのだが、それを知ったクリフォードの態度が急変し……。
※王道ヒーローではありません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる