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新居編
31 私と屈辱的なアレ
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特に今すぐしたいわけではないけど、おトイレの確認は今後ここで生活するためにも必須ですからね。
そう自分に言い聞かせていた私は、部屋についた後にヴェインさんに何故か与えられた自分の部屋で待っているようにと言われて首を傾げていると、小さなノックの音が聞こえた。
「シズ?入ってもいいか?」
「はい、どうぞ?」
部屋に入ってきたヴェインさんは、手に何かを持っていた。
そして、何故か手に持っていたツボ?みたいな……、ツボにしては平たい形状の何かを差し出して言った。
「これにするといい」
「……………………?」
いま?なんて?コレニスルトイイ?ちょっと言っている意味がわからないなぁ?
「どうした?もしかしてこれじゃないものが良かったか?」
私は、全力で首を縦に振っていた。
「すまない。女の子だもんな……。ちょっと待ってろ!!」
そう言って、ヴェインさんは慌ただしく部屋を出ていった。
そして、5分後息を切らせたヴェインさんが明らかに不審なものを片手に現れたのだった。
「はぁ……、はぁ……。遅くなってゴメンな……。友人から借りてきた」
そう言って、差し出したものはどう見てもO・MA・RU……。そう、小さな子供が使うようなO・MA・RUがその手に握られていた。
私が何も言えずに、ヴェインさんの手にあるそれをじっと見ていると、ヴェインさんは何を思ったのか使い方を説明してくれた。
「ん?もしかしてこの形状は見たことなかったか?だよな。一般的には最初に出したほうが主流で、こっちは友人がたまたま持っていた形状だからな……。えっと、これを床において、こう跨がるようにだな、腰を下ろしてな……。前についているこのハンドルを握るといいそうだぞ?あれ?シズ?おーい?シズー?シズちゃーん?」
勘違いじゃなかった……。完全なO・MA・RU……。
えっ、まさかそれにするの?この部屋で?えっえっ!!!
ないないない!!!無理無理無理!!!
「いっ、いやーーーー!!ヴェ、ヴェインさんのエッチ!!変態!!バカバカ!!バカーーーーーーー!!!」
気がついたらそう言って、ヴェインさんのほっぺたを引っ叩いていた。
リビングにいたアーくんが驚いたみたいに駆けつけた時には、頬に紅葉を付けて困った顔をしたヴェインさんと、ぐずり泣く私の姿があった訳で……。
更に間が悪いことに、トイレの話をしていたらトイレがしたくなるという不思議……。
グズグズと泣きながらももじもじしている私に気がついたアーくんは、何でもないことのように言ってフォローしてくれた。
全然フォローされた気がしないけど。気持ちは受け取ったよ……。
「はぁ。ここは、シズが今までいた世界でも、あの快適な家でも無いんです。確かに、あの家にあったトイレは素晴らしかったです。初めて使わせていただいた時は、本当に天国のようでした。用を足しても、勝手に水で流されていって、常に清潔で。しかし、ここは違います。辛いとは思いますが、これが現実なんです……。受け入れてください。それに用を足したら、外に処理所があるのでそこに捨てればいいだけですから。ね?」
「むっ、むり~~、ひくっ、ひっく」
「でも、もう限界なんじゃないですか?」
「むり……、ここにするとか……、絶対に無理!!」
「それじゃ、お漏らししますか?」
「!!」
「ほら、体は正直なものです。出したくて仕方がないと言っていますよ?」
アーくんはそう言って、足元にあるO・MA・RUを指差した。
内股気味にもじもじしながらも、あれにするのは絶対に無理だと私の心が叫んでいた。
でも、結構限界だった。
そして、私はこの残酷な世界で、この過酷な運命を受け入れた。
「ふえぇ……、といれ……。おしっこ……。うえぇぇん……、ひっく、ひく……」
私がそう、弱々しく言うと二人は口々に励ましながら部屋を出ていった。
「シズ!!何も恥ずかしくなんて無い!!誰でもしてることだ!!」
「生理現象です。何も恥ずかしいことなんてありませんから。あ、それとこれを使ってくださね。それでは」
そうってアーくんは去り際に何かを私に手渡していった。
私の手にあったのは謎の藁だった……。
下着を下げている時に、私は思い出したように叫んでいた。
「絶対に、絶対にこの部屋の側には近づかないでください!!耳をふさいで、部屋から離れてください!!」
そう、ここには用を足す時の音を消してくれる様な機能が無いことを思い出した私は、壁が薄いということもあり、音を聞かれてしまうかも知れないという羞恥心から叫んでいたのだ。
そして、私は屈辱的なO・MA・RUで用を足した……。
全てが終わった時に、藁の意味を知った……。
手渡された藁の意味は……、これで拭けということだったようで……。
って、拭けるか!!
藁を床に叩きつけてから、アイテムリストから取り出したトイレットペーパーを使ったのは言うまでもない。
そう自分に言い聞かせていた私は、部屋についた後にヴェインさんに何故か与えられた自分の部屋で待っているようにと言われて首を傾げていると、小さなノックの音が聞こえた。
「シズ?入ってもいいか?」
「はい、どうぞ?」
部屋に入ってきたヴェインさんは、手に何かを持っていた。
そして、何故か手に持っていたツボ?みたいな……、ツボにしては平たい形状の何かを差し出して言った。
「これにするといい」
「……………………?」
いま?なんて?コレニスルトイイ?ちょっと言っている意味がわからないなぁ?
「どうした?もしかしてこれじゃないものが良かったか?」
私は、全力で首を縦に振っていた。
「すまない。女の子だもんな……。ちょっと待ってろ!!」
そう言って、ヴェインさんは慌ただしく部屋を出ていった。
そして、5分後息を切らせたヴェインさんが明らかに不審なものを片手に現れたのだった。
「はぁ……、はぁ……。遅くなってゴメンな……。友人から借りてきた」
そう言って、差し出したものはどう見てもO・MA・RU……。そう、小さな子供が使うようなO・MA・RUがその手に握られていた。
私が何も言えずに、ヴェインさんの手にあるそれをじっと見ていると、ヴェインさんは何を思ったのか使い方を説明してくれた。
「ん?もしかしてこの形状は見たことなかったか?だよな。一般的には最初に出したほうが主流で、こっちは友人がたまたま持っていた形状だからな……。えっと、これを床において、こう跨がるようにだな、腰を下ろしてな……。前についているこのハンドルを握るといいそうだぞ?あれ?シズ?おーい?シズー?シズちゃーん?」
勘違いじゃなかった……。完全なO・MA・RU……。
えっ、まさかそれにするの?この部屋で?えっえっ!!!
ないないない!!!無理無理無理!!!
「いっ、いやーーーー!!ヴェ、ヴェインさんのエッチ!!変態!!バカバカ!!バカーーーーーーー!!!」
気がついたらそう言って、ヴェインさんのほっぺたを引っ叩いていた。
リビングにいたアーくんが驚いたみたいに駆けつけた時には、頬に紅葉を付けて困った顔をしたヴェインさんと、ぐずり泣く私の姿があった訳で……。
更に間が悪いことに、トイレの話をしていたらトイレがしたくなるという不思議……。
グズグズと泣きながらももじもじしている私に気がついたアーくんは、何でもないことのように言ってフォローしてくれた。
全然フォローされた気がしないけど。気持ちは受け取ったよ……。
「はぁ。ここは、シズが今までいた世界でも、あの快適な家でも無いんです。確かに、あの家にあったトイレは素晴らしかったです。初めて使わせていただいた時は、本当に天国のようでした。用を足しても、勝手に水で流されていって、常に清潔で。しかし、ここは違います。辛いとは思いますが、これが現実なんです……。受け入れてください。それに用を足したら、外に処理所があるのでそこに捨てればいいだけですから。ね?」
「むっ、むり~~、ひくっ、ひっく」
「でも、もう限界なんじゃないですか?」
「むり……、ここにするとか……、絶対に無理!!」
「それじゃ、お漏らししますか?」
「!!」
「ほら、体は正直なものです。出したくて仕方がないと言っていますよ?」
アーくんはそう言って、足元にあるO・MA・RUを指差した。
内股気味にもじもじしながらも、あれにするのは絶対に無理だと私の心が叫んでいた。
でも、結構限界だった。
そして、私はこの残酷な世界で、この過酷な運命を受け入れた。
「ふえぇ……、といれ……。おしっこ……。うえぇぇん……、ひっく、ひく……」
私がそう、弱々しく言うと二人は口々に励ましながら部屋を出ていった。
「シズ!!何も恥ずかしくなんて無い!!誰でもしてることだ!!」
「生理現象です。何も恥ずかしいことなんてありませんから。あ、それとこれを使ってくださね。それでは」
そうってアーくんは去り際に何かを私に手渡していった。
私の手にあったのは謎の藁だった……。
下着を下げている時に、私は思い出したように叫んでいた。
「絶対に、絶対にこの部屋の側には近づかないでください!!耳をふさいで、部屋から離れてください!!」
そう、ここには用を足す時の音を消してくれる様な機能が無いことを思い出した私は、壁が薄いということもあり、音を聞かれてしまうかも知れないという羞恥心から叫んでいたのだ。
そして、私は屈辱的なO・MA・RUで用を足した……。
全てが終わった時に、藁の意味を知った……。
手渡された藁の意味は……、これで拭けということだったようで……。
って、拭けるか!!
藁を床に叩きつけてから、アイテムリストから取り出したトイレットペーパーを使ったのは言うまでもない。
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