5 / 12
👩月光
しおりを挟む
やけに明るいと思って空を見上げると月が出ていた。
今夜は満月だ。
あの人と満月を見た事をふと思い出していた。
あの時も、今日みたいに空気がピンと張りつめたような寒い夜だった。
あの人と別れてからずいぶんと時間がたったのに、あの人の事を思い出すだなんて…
あの人もどこかでこの月を見ているのだろうか。
どこかでこの月を見ていたら、私の事をほんの少しでも思い出してくれるだろうか。
月が滲(にじ)んで見えた。
なんでだろう。涙が勝手に流れていた。
本当バカだ。今頃になって後悔するなんて。
ささいなケンカだったのに、なんですぐに謝れなかったんだろう。
ごめんなさいの言葉がその時は言えなかった。あんなにも愛していたのに。
あの人の連絡先はあの頃から変わっていないだろうか。
久しぶりに連絡を取ってみようか。月の写真を思わず撮っていた。あの人に送るために。
今夜は満月だ。
あの人と満月を見た事をふと思い出していた。
あの時も、今日みたいに空気がピンと張りつめたような寒い夜だった。
あの人と別れてからずいぶんと時間がたったのに、あの人の事を思い出すだなんて…
あの人もどこかでこの月を見ているのだろうか。
どこかでこの月を見ていたら、私の事をほんの少しでも思い出してくれるだろうか。
月が滲(にじ)んで見えた。
なんでだろう。涙が勝手に流れていた。
本当バカだ。今頃になって後悔するなんて。
ささいなケンカだったのに、なんですぐに謝れなかったんだろう。
ごめんなさいの言葉がその時は言えなかった。あんなにも愛していたのに。
あの人の連絡先はあの頃から変わっていないだろうか。
久しぶりに連絡を取ってみようか。月の写真を思わず撮っていた。あの人に送るために。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
14
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる