41 / 237
皇帝の星『オクタヴィル』
12
しおりを挟む
「出ろ! レ・ラルク! 処刑の時間だッ!」
レーザーを浴びたことによってすっかりと弱ってしまったレ・ラルクは黒い兜の下で監視役である二名の兵士たちを黙って睨み付けた。
少し前のレ・ラルクであれば今一睨みだけで十分に監視役の兵士たちを怯えさせるのに十分だっただろう。
だが、大きな傷を負い、すっかりと弱りきってしまった上に両手と両足に鎖まで打たれているレ・ラルクからの威嚇など見張りの兵士たちからすればそこら辺の木の上に止まっている虫が自分を見つめている程度のものとしか感じられなくなっていた。
レ・ラルクの様子をせせら笑って見ていた兵士たちだったが、レ・ラルクが閉じ込められた檻の中に手付かずの豪華な料理が並べられていることに気が付いた。
「おい、陛下からのご慈悲は頂かなかったのか?」
先ほどまでの小馬鹿にしていたような表情を引っ込め、真面目な表情を浮かべた兵士は威圧的な態度でレ・ラルクに向かって問い掛けた。
「……馬鹿を言うな。処刑の前に飯など腹に入るものか」
レ・ラルクは見張りの兵士たちと顔も合わせたくなかったのか、漆喰で塗り固められた煉瓦の壁を見つめながら答えた。
「貴様ッ! 死に逝く哀れな罪人たちにせめてもの慈悲をとご馳走を用意なさった陛下の大御心が分からぬのか!?」
「慈悲深いお心とやらがあるのならば処刑などという野蛮なことをいい加減にやめてほしいものだね」
レ・ラルクは皮肉を込めた調子で見張りの兵士たちに向かって言い放った。
兵士は最後まで皇帝に対して頭を下げなかったレ・ラルクを満足するまで槍の柄に付いていた石突きと呼ばれる箇所で執拗に小突き回していた。その時の表情は レ・ラルクを小馬鹿にしたように笑っていたため、純粋な忠誠心というよりかはレ・ラルクに対する嘲笑からきたものだった。
その後にそれでもなお牢屋の中に留まり続けようとするレ・ラルクを無理やりに引っ張り上げて中庭に用意された処刑場へと引き摺っていった。
今日中に執行だという皇帝の言葉は本物であったらしい。中庭に連れ出されたレ・ラルクは空の上に遠く白く流れている天の川が見えたのを確認した。
臨時の処刑場として用意された中庭には処刑を執り行うためのいわゆる処刑人と呼ばれる白い頭巾を被った大柄な男と検視役兼見届け役と思われる銀色の鎧を纏った中年の男性が肘掛けの付いた椅子の上に腰を掛けながらレ・ラルクを見つめていた。
「これより元ヒードル退治の英雄レ・ラルクの処刑を執り行う。貴様の罪状は明白だ。今更読み上げるまでもない」
「フン、格好つけやがって。貴様なんぞ所詮は皇帝の犬じゃあねぇか」
鼻につくような皮肉を言い放ったレ・ラルクの顎を中年の男性は履いていた革のブーツで容赦なく蹴り飛ばしたのだった。
レ・ラルクは悲鳴を上げながら地面の上に倒れようとしたが、それを兵士たちが無理に押さえつけていった。
「この後に及んで反省の色はなしか……やむを得ない。レ・ラルクを処刑せよッ!」
中年の男が夜の中庭全体に響き渡るほどの大きな声で処刑の指示を出した時だ。
レ・ラルクを背中から強く押さえ付けていた監視役の兵士二人が吹き飛ばされてしまったのである。
「な、何!?」
動揺して目を丸くする中年の男の前でレ・ラルクは体全身に力を込めたかと思うと、そのまま鎖を弾き飛ばしてしまったのだった。そのまま引きちぎった手鎖を鞭のように振り回しながら中年の男の元へと向かっていった。
その前に白い頭巾を被った男が中年の男を守ろうと立ち塞がったものの、レ・ラルクの放った鎖によって容赦なくその場から弾かれてしまっていった。
レ・ラルクの力によって弾き飛ばされた鎖の破片があちらこちらへと飛び散っていく様子が見えた。
その場に居合わせた男たちから見ればレ・ラルクはもはや人間ではなかった。
神話に登場する剛力を持つ神そのものであったのだ。
興奮のあまりにハァハァと犬のような荒い息を吐き出すレ・ラルクを前に検視役兼見届け役を仰せつかったと思われる中年の男はすっかりと腰を抜かしていた。
「ひ、ヒィィィィ~!!!」
「情けない。貴様それでも貴族か?」
レ・ラルクは腰を抜かした男に向かって冷徹な声で問い掛けた。
だが、返事は返ってこなかった。その代わりにすっかりと腰を抜かした様子で全身を震わせていた。
レ・ラルクは失望に近い念を中年の男に抱いていた。鉛のように重いため息を吐いたかと思うと、黙って右腕を使って胸ぐらを掴み上げていった。
「な、何をするんだ!?」
それが中年の男が彼自身の人生で最後に発した台詞となった。直後にレ・ラルクは空いた左腕を伸ばし、片手で中年の男の首の骨をへし折ったのである。
ミシッと首の骨が折れる音が聞こえてくるのと同時にレ・ラルクは中年の男を地面の上へと放り捨てると、出房の際に自身を執拗に槍で小突いていた二人を睨み付けた。
レ・ラルクは泣き叫んでいた二人のうちの一人から槍を奪い取り、逆手に握り締めるとそのまま胸に突き刺していった。
槍の穂先が深く食い込んでいく姿を見て、レ・ラルクは満足気な笑みを浮かべていた。
「陛下、本日は我々のためにこのような式典を開催していただき誠に感謝しております」
城にて開かれた送別晩餐会の会場で主役の一人であるジョウジが代表して晩餐会を企画した皇帝デ・マレに向かって頭を下げ、謝辞の言葉を口にしていた。
あの日の晩、懸念した通りにレ・ラルクは脱獄していた。修也はその翌日と翌々日とレ・ラルクによる闇討ちを恐れて動けずにいた。
だが、交易が始まるとジョウジやカエデに付き従うことが忙しくなり、脱獄の日以来姿を見せないレ・ラルクの存在など忘れざるを得なかった。
気が付けば一週間という月日が経過していた。
「なんの、なんの、お主らが交易で、もたらした物はワシらのみならず平民どもの間でも使われておる。質の高い品物を用意してもらって、むしろこちらが礼を言いたいくらいじゃぞ」
デ・マレの言葉は本心から出たものだった。事実この交易で各地の鉱石や帝国の骨董品などといった品物と引き換えにダクティアナ帝国は莫大な利益を上げていた。
頑丈で書きやすく、手触りの良い紙や鼻の汚れや日常の汚れを拭くために用いるという紙などの他に甘くて四角い形をした茶色の菓子などが平民たちの間で人気を博したという話を皇帝は耳にしていた。
香水や化粧品といった品物は階級を問わずに婦人方が愛用していた。
男たちは平民階級の人物は斧や鋸、桑といった実用的な道具に夢中になっていた。その反面で貴族階級の人間たちは娯楽性の強い帆船模型やドールハウス、飾りてして使用するために作られたという表紙だけの本などに夢中になっていた。
このような便利で快適な物ばかりを鉱石類やダクティアナ帝国で精製される小物や武器と引き換えにもたらしてくれる『宇宙からの使者』との交流を持っている皇帝の名も高くなるのだ。
「しかし寂しくなるなぁ。今日が終わればお前たちは宇宙に戻ってしまうのだもな」
「いずれまたよい商品を仕入れた暁にはこの星に立ち寄らせてもらいますよ」
「それまでに我が国が続いておればいいのだがな」
デ・は皮肉を言い放った。この皮肉は自身の元に仕えるという勧誘を断った修也に向けたものだった。
だが、生憎なことに修也はダクティアナ帝国語を理解していない。
そのためいくらデ・ラナから皮肉を言われても効くことがなかった。
会場の端でデ・レマと呑気に微笑んでいた。デ・レマはこの三日の間に大津修也との仲を急速に深め、今では挨拶程度の日本語なら話せるようになっていた。
それでも挨拶程度では限界があるのか、困惑した顔で修也がジョウジに向かって助けを呼んでいる目で見つめている。
どうやら行くしかないだろう。ジョウジは話を求める婦人たちを放って修也の元へ向かおうとした時だ。
「久し振りだなぁ。貴様ら」
と、窓からあからさまな怒気を含んだ声が聞こえてきた。
修也たちが視線を向けると、そこには憎悪の炎を両目にたぎらせた黒い兜を被り、黒い鎧を纏い、鋭い槍を構えたレ・ラクスの姿が見えた。
レーザーを浴びたことによってすっかりと弱ってしまったレ・ラルクは黒い兜の下で監視役である二名の兵士たちを黙って睨み付けた。
少し前のレ・ラルクであれば今一睨みだけで十分に監視役の兵士たちを怯えさせるのに十分だっただろう。
だが、大きな傷を負い、すっかりと弱りきってしまった上に両手と両足に鎖まで打たれているレ・ラルクからの威嚇など見張りの兵士たちからすればそこら辺の木の上に止まっている虫が自分を見つめている程度のものとしか感じられなくなっていた。
レ・ラルクの様子をせせら笑って見ていた兵士たちだったが、レ・ラルクが閉じ込められた檻の中に手付かずの豪華な料理が並べられていることに気が付いた。
「おい、陛下からのご慈悲は頂かなかったのか?」
先ほどまでの小馬鹿にしていたような表情を引っ込め、真面目な表情を浮かべた兵士は威圧的な態度でレ・ラルクに向かって問い掛けた。
「……馬鹿を言うな。処刑の前に飯など腹に入るものか」
レ・ラルクは見張りの兵士たちと顔も合わせたくなかったのか、漆喰で塗り固められた煉瓦の壁を見つめながら答えた。
「貴様ッ! 死に逝く哀れな罪人たちにせめてもの慈悲をとご馳走を用意なさった陛下の大御心が分からぬのか!?」
「慈悲深いお心とやらがあるのならば処刑などという野蛮なことをいい加減にやめてほしいものだね」
レ・ラルクは皮肉を込めた調子で見張りの兵士たちに向かって言い放った。
兵士は最後まで皇帝に対して頭を下げなかったレ・ラルクを満足するまで槍の柄に付いていた石突きと呼ばれる箇所で執拗に小突き回していた。その時の表情は レ・ラルクを小馬鹿にしたように笑っていたため、純粋な忠誠心というよりかはレ・ラルクに対する嘲笑からきたものだった。
その後にそれでもなお牢屋の中に留まり続けようとするレ・ラルクを無理やりに引っ張り上げて中庭に用意された処刑場へと引き摺っていった。
今日中に執行だという皇帝の言葉は本物であったらしい。中庭に連れ出されたレ・ラルクは空の上に遠く白く流れている天の川が見えたのを確認した。
臨時の処刑場として用意された中庭には処刑を執り行うためのいわゆる処刑人と呼ばれる白い頭巾を被った大柄な男と検視役兼見届け役と思われる銀色の鎧を纏った中年の男性が肘掛けの付いた椅子の上に腰を掛けながらレ・ラルクを見つめていた。
「これより元ヒードル退治の英雄レ・ラルクの処刑を執り行う。貴様の罪状は明白だ。今更読み上げるまでもない」
「フン、格好つけやがって。貴様なんぞ所詮は皇帝の犬じゃあねぇか」
鼻につくような皮肉を言い放ったレ・ラルクの顎を中年の男性は履いていた革のブーツで容赦なく蹴り飛ばしたのだった。
レ・ラルクは悲鳴を上げながら地面の上に倒れようとしたが、それを兵士たちが無理に押さえつけていった。
「この後に及んで反省の色はなしか……やむを得ない。レ・ラルクを処刑せよッ!」
中年の男が夜の中庭全体に響き渡るほどの大きな声で処刑の指示を出した時だ。
レ・ラルクを背中から強く押さえ付けていた監視役の兵士二人が吹き飛ばされてしまったのである。
「な、何!?」
動揺して目を丸くする中年の男の前でレ・ラルクは体全身に力を込めたかと思うと、そのまま鎖を弾き飛ばしてしまったのだった。そのまま引きちぎった手鎖を鞭のように振り回しながら中年の男の元へと向かっていった。
その前に白い頭巾を被った男が中年の男を守ろうと立ち塞がったものの、レ・ラルクの放った鎖によって容赦なくその場から弾かれてしまっていった。
レ・ラルクの力によって弾き飛ばされた鎖の破片があちらこちらへと飛び散っていく様子が見えた。
その場に居合わせた男たちから見ればレ・ラルクはもはや人間ではなかった。
神話に登場する剛力を持つ神そのものであったのだ。
興奮のあまりにハァハァと犬のような荒い息を吐き出すレ・ラルクを前に検視役兼見届け役を仰せつかったと思われる中年の男はすっかりと腰を抜かしていた。
「ひ、ヒィィィィ~!!!」
「情けない。貴様それでも貴族か?」
レ・ラルクは腰を抜かした男に向かって冷徹な声で問い掛けた。
だが、返事は返ってこなかった。その代わりにすっかりと腰を抜かした様子で全身を震わせていた。
レ・ラルクは失望に近い念を中年の男に抱いていた。鉛のように重いため息を吐いたかと思うと、黙って右腕を使って胸ぐらを掴み上げていった。
「な、何をするんだ!?」
それが中年の男が彼自身の人生で最後に発した台詞となった。直後にレ・ラルクは空いた左腕を伸ばし、片手で中年の男の首の骨をへし折ったのである。
ミシッと首の骨が折れる音が聞こえてくるのと同時にレ・ラルクは中年の男を地面の上へと放り捨てると、出房の際に自身を執拗に槍で小突いていた二人を睨み付けた。
レ・ラルクは泣き叫んでいた二人のうちの一人から槍を奪い取り、逆手に握り締めるとそのまま胸に突き刺していった。
槍の穂先が深く食い込んでいく姿を見て、レ・ラルクは満足気な笑みを浮かべていた。
「陛下、本日は我々のためにこのような式典を開催していただき誠に感謝しております」
城にて開かれた送別晩餐会の会場で主役の一人であるジョウジが代表して晩餐会を企画した皇帝デ・マレに向かって頭を下げ、謝辞の言葉を口にしていた。
あの日の晩、懸念した通りにレ・ラルクは脱獄していた。修也はその翌日と翌々日とレ・ラルクによる闇討ちを恐れて動けずにいた。
だが、交易が始まるとジョウジやカエデに付き従うことが忙しくなり、脱獄の日以来姿を見せないレ・ラルクの存在など忘れざるを得なかった。
気が付けば一週間という月日が経過していた。
「なんの、なんの、お主らが交易で、もたらした物はワシらのみならず平民どもの間でも使われておる。質の高い品物を用意してもらって、むしろこちらが礼を言いたいくらいじゃぞ」
デ・マレの言葉は本心から出たものだった。事実この交易で各地の鉱石や帝国の骨董品などといった品物と引き換えにダクティアナ帝国は莫大な利益を上げていた。
頑丈で書きやすく、手触りの良い紙や鼻の汚れや日常の汚れを拭くために用いるという紙などの他に甘くて四角い形をした茶色の菓子などが平民たちの間で人気を博したという話を皇帝は耳にしていた。
香水や化粧品といった品物は階級を問わずに婦人方が愛用していた。
男たちは平民階級の人物は斧や鋸、桑といった実用的な道具に夢中になっていた。その反面で貴族階級の人間たちは娯楽性の強い帆船模型やドールハウス、飾りてして使用するために作られたという表紙だけの本などに夢中になっていた。
このような便利で快適な物ばかりを鉱石類やダクティアナ帝国で精製される小物や武器と引き換えにもたらしてくれる『宇宙からの使者』との交流を持っている皇帝の名も高くなるのだ。
「しかし寂しくなるなぁ。今日が終わればお前たちは宇宙に戻ってしまうのだもな」
「いずれまたよい商品を仕入れた暁にはこの星に立ち寄らせてもらいますよ」
「それまでに我が国が続いておればいいのだがな」
デ・は皮肉を言い放った。この皮肉は自身の元に仕えるという勧誘を断った修也に向けたものだった。
だが、生憎なことに修也はダクティアナ帝国語を理解していない。
そのためいくらデ・ラナから皮肉を言われても効くことがなかった。
会場の端でデ・レマと呑気に微笑んでいた。デ・レマはこの三日の間に大津修也との仲を急速に深め、今では挨拶程度の日本語なら話せるようになっていた。
それでも挨拶程度では限界があるのか、困惑した顔で修也がジョウジに向かって助けを呼んでいる目で見つめている。
どうやら行くしかないだろう。ジョウジは話を求める婦人たちを放って修也の元へ向かおうとした時だ。
「久し振りだなぁ。貴様ら」
と、窓からあからさまな怒気を含んだ声が聞こえてきた。
修也たちが視線を向けると、そこには憎悪の炎を両目にたぎらせた黒い兜を被り、黒い鎧を纏い、鋭い槍を構えたレ・ラクスの姿が見えた。
1
あなたにおすすめの小説
異世界宇宙SFの建艦記 ――最強の宇宙戦艦を建造せよ――
黒鯛の刺身♪
SF
主人公の飯富晴信(16)はしがない高校生。
ある朝目覚めると、そこは見たことのない工場の中だった。
この工場は宇宙船を作るための設備であり、材料さえあれば巨大な宇宙船を造ることもできた。
未知の世界を開拓しながら、主人公は現地の生物達とも交流。
そして時には、戦乱にも巻き込まれ……。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚…
スマホのネット小説や漫画が好きな少年、洲河 愽(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りの公園でくっちゃべっていると地面に突然魔法陣が現れて…
気付くと愽は1人だけ見渡す限り草原の中に突っ立っていた。
愽は幼馴染達を探す為に周囲を捜索してみたが、一緒に飛ばされていた筈の幼馴染達は居なかった。
生きていればいつかは幼馴染達とまた会える!
愽は希望を持って、この不思議な無人島でサバイバル生活を始めるのだった。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つものなのかな?」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達よりも強いジョブを手に入れて無双する!」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は魔王から力を授かり人類に対して牙を剥く‼︎」
幼馴染達と一緒に異世界召喚の第四弾。
愽は幼馴染達と離れた場所でサバイバル生活を送るというパラレルストーリー。
はたして愽は、無事に幼馴染達と再会を果たせるのだろうか?
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
異世界転移魔方陣をネットオークションで買って行ってみたら、日本に帰れなくなった件。
蛇崩 通
ファンタジー
ネットオークションに、異世界転移魔方陣が出品されていた。
三千円で。
二枚入り。
手製のガイドブック『異世界の歩き方』付き。
ガイドブックには、異世界会話集も収録。
出品商品の説明文には、「魔力が充分にあれば、異世界に行けます」とあった。
おもしろそうなので、買ってみた。
使ってみた。
帰れなくなった。日本に。
魔力切れのようだ。
しかたがないので、異世界で魔法の勉強をすることにした。
それなのに……
気がついたら、魔王軍と戦うことに。
はたして、日本に無事戻れるのか?
<第1章の主な内容>
王立魔法学園南校で授業を受けていたら、クラスまるごと徴兵されてしまった。
魔王軍が、王都まで迫ったからだ。
同じクラスは、女生徒ばかり。
毒薔薇姫、毒蛇姫、サソリ姫など、毒はあるけど魔法はからっきしの美少女ばかり。
ベテラン騎士も兵士たちも、あっという間にアース・ドラゴンに喰われてしまった。
しかたがない。ぼくが戦うか。
<第2章の主な内容>
救援要請が来た。南城壁を守る氷姫から。彼女は、王立魔法学園北校が誇る三大魔法剣姫の一人。氷結魔法剣を持つ魔法姫騎士だ。
さっそく救援に行くと、氷姫たち守備隊は、アース・ドラゴンの大軍に包囲され、絶体絶命の窮地だった。
どう救出する?
<第3章の主な内容>
南城壁第十六砦の屋上では、三大魔法剣姫が、そろい踏みをしていた。氷結魔法剣の使い手、氷姫。火炎魔法剣の炎姫。それに、雷鳴魔法剣の雷姫だ。
そこへ、魔王の娘にして、王都侵攻魔王軍の総司令官、炎龍王女がやって来た。三名の女魔族を率いて。交渉のためだ。だが、炎龍王女の要求内容は、常軌を逸していた。
交渉は、すぐに決裂。三大魔法剣姫と魔王の娘との激しいバトルが勃発する。
驚異的な再生能力を誇る女魔族たちに、三大魔法剣姫は苦戦するが……
<第4章の主な内容>
リリーシア王女が、魔王軍に拉致された。
明日の夜明けまでに王女を奪還しなければ、王都平民区の十万人の命が失われる。
なぜなら、兵力の減少に苦しむ王国騎士団は、王都外壁の放棄と、内壁への撤退を主張していた。それを拒否し、外壁での徹底抗戦を主張していたのが、臨時副司令官のリリーシア王女だったからだ。
三大魔法剣姫とトッキロたちは、王女を救出するため、深夜、魔王軍の野営陣地に侵入するが……
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる