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「どうだ? このシュリの体、美しいだろう」
「……はい」
そう問われたオーバストは、目を開け、その光景を見つめるしかなかった。
少し離れた場所に立つラウは、無言で目を伏せたままだ。
ガルシアがシュリの脚を掴んだまま動き始めると、室内にはすぐに湿った音がし始める。
挿入前から大きく猛り、先の穴から情欲を滴らせていたガルシアの粘液がシュリの中で溢れ、体液と混ざり合っているのだ。
それを嫌がり、排除しようと身を捩るシュリ。
その内壁ごと抉り出そうとするかのように、破壊的な抽挿で犯し続けるガルシア。
「ンッ……ンンンァッ……!! ンッ……! ……ンンッ!!」
激しいせめぎ合いの中、シュリの中で痙攣が起こる。
ガルシアはその不規則な収縮さえも喜び、快感に酔い、その動きはますます猛々しく、凶暴になった。
シュリの悲痛な呻き声と、ガルシアの荒い息遣いが響き渡る。
「ラ……ウ……。ラウ……っ……」
何度目かの痙攣を起こした時、シュリの叫びはラウを呼ぶ声に変っていた。
じっと目を閉じ、微動だにせず立っていたラウが、その声に顔を上げる。
「……ラウ……私の剣を……」
ガルシアのモノを突き込まれ、朦朧としながらも、シュリの目は壁の双剣に向けられていた。
オーバストに押え付けられたままの左手を、懸命に伸ばそうとしている。
「シュリ……」
「頼……む……。取って……」
「ほう? 己の剣で何をする?
自害するか? それともワシを斬るか?」
手を伸ばしながら、自分の体内にあるガルシアを引き抜こうと、ずり上がっていくシュリを逃がさまいとして、ガルシアの両手がシュリの腰を掴みグッと引き摺り寄せる。
そしてその力のままに、自身のモノを最奥にまで突き立てた。
「ンッッッッ……!!
…………ぁああっ……ッ……!」
「出来るものなら……やってみるがいい」
「……ラウ……たのむ……。
……ンッ……ンッ……ンンァァッ……!」
必死に抗うシュリを、ガルシアは容赦なく犯し続ける。
突き上げられる度、体から血を溢れさせていくシュリの、その壮絶な光景を目の前に、オーバストの心臓はドクドクと暴れ出していた。
もう見ていられなかった。
それでも押さえた手を離すわけにも行かず、目を閉じる事もできず、ただ唇を噛んで視線だけが焦点を定めず彷徨った。
その視線がラウムで止まる。
ラウムもまた、じっと拳を握り立ち尽くすままだ。
シュリの命令に動く様子はない。
「……ラウ……ラ……ウ…………」
シュリの声が、悲痛な懇願に変わった頃だった。
「それは……できません……」
ラウがポツリと呟いた。
「……どう……して…………」
「よく言った……ッ……! それでこそラウムだ。ンッ……ンッ……!
……ああぁ……イイぞ……っ……」
上機嫌のガルシアの動きが一層激しくなる。
「……ンッッ!!」
「……はい」
そう問われたオーバストは、目を開け、その光景を見つめるしかなかった。
少し離れた場所に立つラウは、無言で目を伏せたままだ。
ガルシアがシュリの脚を掴んだまま動き始めると、室内にはすぐに湿った音がし始める。
挿入前から大きく猛り、先の穴から情欲を滴らせていたガルシアの粘液がシュリの中で溢れ、体液と混ざり合っているのだ。
それを嫌がり、排除しようと身を捩るシュリ。
その内壁ごと抉り出そうとするかのように、破壊的な抽挿で犯し続けるガルシア。
「ンッ……ンンンァッ……!! ンッ……! ……ンンッ!!」
激しいせめぎ合いの中、シュリの中で痙攣が起こる。
ガルシアはその不規則な収縮さえも喜び、快感に酔い、その動きはますます猛々しく、凶暴になった。
シュリの悲痛な呻き声と、ガルシアの荒い息遣いが響き渡る。
「ラ……ウ……。ラウ……っ……」
何度目かの痙攣を起こした時、シュリの叫びはラウを呼ぶ声に変っていた。
じっと目を閉じ、微動だにせず立っていたラウが、その声に顔を上げる。
「……ラウ……私の剣を……」
ガルシアのモノを突き込まれ、朦朧としながらも、シュリの目は壁の双剣に向けられていた。
オーバストに押え付けられたままの左手を、懸命に伸ばそうとしている。
「シュリ……」
「頼……む……。取って……」
「ほう? 己の剣で何をする?
自害するか? それともワシを斬るか?」
手を伸ばしながら、自分の体内にあるガルシアを引き抜こうと、ずり上がっていくシュリを逃がさまいとして、ガルシアの両手がシュリの腰を掴みグッと引き摺り寄せる。
そしてその力のままに、自身のモノを最奥にまで突き立てた。
「ンッッッッ……!!
…………ぁああっ……ッ……!」
「出来るものなら……やってみるがいい」
「……ラウ……たのむ……。
……ンッ……ンッ……ンンァァッ……!」
必死に抗うシュリを、ガルシアは容赦なく犯し続ける。
突き上げられる度、体から血を溢れさせていくシュリの、その壮絶な光景を目の前に、オーバストの心臓はドクドクと暴れ出していた。
もう見ていられなかった。
それでも押さえた手を離すわけにも行かず、目を閉じる事もできず、ただ唇を噛んで視線だけが焦点を定めず彷徨った。
その視線がラウムで止まる。
ラウムもまた、じっと拳を握り立ち尽くすままだ。
シュリの命令に動く様子はない。
「……ラウ……ラ……ウ…………」
シュリの声が、悲痛な懇願に変わった頃だった。
「それは……できません……」
ラウがポツリと呟いた。
「……どう……して…………」
「よく言った……ッ……! それでこそラウムだ。ンッ……ンッ……!
……ああぁ……イイぞ……っ……」
上機嫌のガルシアの動きが一層激しくなる。
「……ンッッ!!」
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