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「……陛下……申し訳ありません……。やはり私は……これで……」
「待て」
初めて見た皇子の無残な身体。
血を吐く召魔滅神の印。
そして、これから行われようとしている行為……。
今、目の前で起こっている現実の全てが信じられず、目を逸らし、頭を下げ出て行こうとするオーバストを、ガルシアが止めた。
「出て行く事は許さん。
側へ来い、近くで見ていろ。
シュリは他人に見られる程、興奮する性質なのだ。
見物人が多い程、喜ぶ」
そう言うと、シュリを片手で押さえつけたまま、残りの衣服も剥ぎ取り、引き下げ、全裸にする。
傷から滲み出る血を、薄笑う唇で舐め取り、ガルシアはそのまま、シュリの白い肌に舌を這わせ始めた。
そして自分の刻んだ悪魔の紋章を確認するように顔を上げ、そこに爪を立て、無造作に鷲掴む。
「っ……! ンッ……! ……ンッッ!!!」
痛みに叫び、暴れるシュリをテーブルに押さえ付け、オーバストの目の前で凌辱が始まった。
胸の傷を、腹を、腰を、下腹部を……体中の傷に舌を這わせながら、嫌がるシュリの左脚を悠々と自分の肩へ抱え上げる。
太腿の縫合痕も舌でなぞった後、ブツ。。と指で裂き開く。
「……ンッ!」
薄い皮膚は容易く破れ、ガルシアの指先を朱に染める。
ガルシアは、その指を自らの口に運ぶと、片頬で怪し気に笑い、濡れた指でシュリの後ろをまさぐっていった。
「ンッ……! やめっ……!」
身を捩る度、傷口からジワリと血が滲む。
「どうした? 見物人も揃えてやったというのに、ここはまだ硬いままではないか。
さあ、開け。いつものように、たっぷりとワシのモノを咥えさせてやる」
そう言いながら、きつく閉じたままのシュリの後ろに、無理矢理、指を捻じ込んでいく。
「ンッ……!」
「それとも……」
ガルシアは楽しそうに顔を上げると、傍らで目を伏せるオーバストをチラリと見た。
「……お前がシュリを犯してみるか?」
その声にオーバストがハッと顔を上げ、素早く左右に首を振る。
「まさか……そのような事は……。本当にもう……御許しください」
蒼褪めた顔で再び俯いたオーバストの膝は、わずかだが小刻みに震えている。
そんな大男を見て、ガルシアは豪快な笑い声を上げた。
「情けない奴よ。その様子では、お前の股間のモノは使い物にならぬだろうな。
ならば……それが役に立たないなら、ここでシュリを押さえていろ」
顎で自分の代わりにシュリの腕を押さえるように指示をする。
「えっ……」
反射的にシュリを見た。
痛々しく巻かれた右手の包帯。
嫌がり小さく振る首。
傷だらけの身体。
そして悪魔の……。
そこまで視線を滑らせたところで、やはり耐え切れなくなり目を逸らした。
この皇子を自分が犯すなど、考えられない。
しかし、退出も許されない。
選択肢が二つしか無いのなら……答えは決まっていた。
オーバストは俯き、黙ったまま側へ寄ると、差し出されたシュリの両腕を、言われるがまま、恐る恐るに頭の上まで引き上げた。
真下には苦痛に歪むシュリの顔がある。
オーバストはその苦しそうな顔さえ直視できず、視線を外し横を向いた。
ガルシアは自由になった両手で、シュリの抱え上げた脚を掴み、大きく広げさせると、明るい電灯の元、露わになった後ろへ、一気に深く、指を突き込んだ。
「ンッ!!」
シュリが身体を捩り、ビクンと仰け反る。
「しっかり押さえていろ!」
「も、申し訳ありません……!」
オーバストの手にもグイと力が入る。
ガルシアは曲げた指先で、シュリの中を何度も確かめるように抽挿を繰り返した後、自らの反り起つモノを取り出した。
「オーバスト、目を開けてよく見ておけ。
ワシは悪魔さえも凌駕し、神をひれ伏せさせたのだ」
そう言うと、すでに弩張し、ヌルヌルと汁を吐く先端をシュリの中へ捩じ込んだ。
柔らかな粘膜が、痛みと共に強引に押し広げられていく。
「ンァッ……!」
再び短い声を上げ、シュリの身体が大きく跳ねた。
「待て」
初めて見た皇子の無残な身体。
血を吐く召魔滅神の印。
そして、これから行われようとしている行為……。
今、目の前で起こっている現実の全てが信じられず、目を逸らし、頭を下げ出て行こうとするオーバストを、ガルシアが止めた。
「出て行く事は許さん。
側へ来い、近くで見ていろ。
シュリは他人に見られる程、興奮する性質なのだ。
見物人が多い程、喜ぶ」
そう言うと、シュリを片手で押さえつけたまま、残りの衣服も剥ぎ取り、引き下げ、全裸にする。
傷から滲み出る血を、薄笑う唇で舐め取り、ガルシアはそのまま、シュリの白い肌に舌を這わせ始めた。
そして自分の刻んだ悪魔の紋章を確認するように顔を上げ、そこに爪を立て、無造作に鷲掴む。
「っ……! ンッ……! ……ンッッ!!!」
痛みに叫び、暴れるシュリをテーブルに押さえ付け、オーバストの目の前で凌辱が始まった。
胸の傷を、腹を、腰を、下腹部を……体中の傷に舌を這わせながら、嫌がるシュリの左脚を悠々と自分の肩へ抱え上げる。
太腿の縫合痕も舌でなぞった後、ブツ。。と指で裂き開く。
「……ンッ!」
薄い皮膚は容易く破れ、ガルシアの指先を朱に染める。
ガルシアは、その指を自らの口に運ぶと、片頬で怪し気に笑い、濡れた指でシュリの後ろをまさぐっていった。
「ンッ……! やめっ……!」
身を捩る度、傷口からジワリと血が滲む。
「どうした? 見物人も揃えてやったというのに、ここはまだ硬いままではないか。
さあ、開け。いつものように、たっぷりとワシのモノを咥えさせてやる」
そう言いながら、きつく閉じたままのシュリの後ろに、無理矢理、指を捻じ込んでいく。
「ンッ……!」
「それとも……」
ガルシアは楽しそうに顔を上げると、傍らで目を伏せるオーバストをチラリと見た。
「……お前がシュリを犯してみるか?」
その声にオーバストがハッと顔を上げ、素早く左右に首を振る。
「まさか……そのような事は……。本当にもう……御許しください」
蒼褪めた顔で再び俯いたオーバストの膝は、わずかだが小刻みに震えている。
そんな大男を見て、ガルシアは豪快な笑い声を上げた。
「情けない奴よ。その様子では、お前の股間のモノは使い物にならぬだろうな。
ならば……それが役に立たないなら、ここでシュリを押さえていろ」
顎で自分の代わりにシュリの腕を押さえるように指示をする。
「えっ……」
反射的にシュリを見た。
痛々しく巻かれた右手の包帯。
嫌がり小さく振る首。
傷だらけの身体。
そして悪魔の……。
そこまで視線を滑らせたところで、やはり耐え切れなくなり目を逸らした。
この皇子を自分が犯すなど、考えられない。
しかし、退出も許されない。
選択肢が二つしか無いのなら……答えは決まっていた。
オーバストは俯き、黙ったまま側へ寄ると、差し出されたシュリの両腕を、言われるがまま、恐る恐るに頭の上まで引き上げた。
真下には苦痛に歪むシュリの顔がある。
オーバストはその苦しそうな顔さえ直視できず、視線を外し横を向いた。
ガルシアは自由になった両手で、シュリの抱え上げた脚を掴み、大きく広げさせると、明るい電灯の元、露わになった後ろへ、一気に深く、指を突き込んだ。
「ンッ!!」
シュリが身体を捩り、ビクンと仰け反る。
「しっかり押さえていろ!」
「も、申し訳ありません……!」
オーバストの手にもグイと力が入る。
ガルシアは曲げた指先で、シュリの中を何度も確かめるように抽挿を繰り返した後、自らの反り起つモノを取り出した。
「オーバスト、目を開けてよく見ておけ。
ワシは悪魔さえも凌駕し、神をひれ伏せさせたのだ」
そう言うと、すでに弩張し、ヌルヌルと汁を吐く先端をシュリの中へ捩じ込んだ。
柔らかな粘膜が、痛みと共に強引に押し広げられていく。
「ンァッ……!」
再び短い声を上げ、シュリの身体が大きく跳ねた。
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