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行方不明事件⑨
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足元に一点集中して魔術を発動する。拘束していた土が吹き飛び、自由になる。その瞬間、ひときわ重い攻撃が襲ってきた。何とか避けたが、腕にかすってしまった。幸い利き手ではないので戦いは続けられる。
また拘束される前にこちらから攻撃する。ただ、多対一。攻撃は楽々防がれ、逆に攻撃される。
10分位が経っただろうか。まだそれほど経っていないのに私はかなりの怪我を負っていた。これは早めに獣化した方がいいかもしれないな。
「ほう、獣化か。これは我らも本気を出すべきかな。本気には本気で、な」
その言葉で、戦っていた獣人達が獣化する。
おいおい、これは無茶すぎないか?やるしかないのはわかっているのだが。あまりこちらも手札を見せたくない。まあ、全員殺せばいいだけなんだけど。本気でやっても勝てるかどうかは五分五分なんだよな。取り敢えず本気でやりますか。先手は貰うぜ。雷鳴魔術Lv.7
「天地を割り その身を轟かせろ サンダー·ピラー」
ここは森。故に落ちるのは木々。視界が真っ白になる。轟音がなり、地面が震える。その中で私は気配を断ち切り、物陰に隠れる。勿論この場には獣人がいるので長くは持たないが、目眩ましにはなるだろう。
「……逃げたか。いや、この場にまだいる可能性もあるな。探すか」
私はそう簡単には見つからない。普通に探すだけじゃ一週間かけても見つからないだろうね。取り敢えず、団体行動が乱れているうちに少しでも弱いやつを倒す。火炎魔術Lv.9
「焼き尽くせ 更地に変えろ マイリー·フレーム」
これは1000度の火柱を任意の数だけだせる。魔力消費はでかいが上級魔物ぐらいは余裕で倒せる。そして今ので比較的弱めな人は削った。残り後10人程度。今ので私がここにいることがばれただろう。私も下手に動いたら死ぬ。なんせ今も身体中から出血しているのだから。
「砕けろ 割れろ スペシャル·ディスカントユーティ」
「っ!」
目の前の空間が絶たれた。顔を少しでも動かしていたら空間ごと切られていただろう。冷や汗が止まらない。
「そこにいるのはわかってんだぜ?出てこいよ。正々堂々勝負しようぜ」
「多対一のどこが正々堂々なんですか」
「正々堂々だぜ?俺らにとってはな。それに、俺らの部下を一瞬で殺したんだ。俺らの相手も余裕だろ?」
ああ、面倒臭いタイプだ。こういうタイプは面倒臭いわりに強いから対処が厄介なんだよな。何回相手しても慣れない。
早めに決着つけないとさらに面倒臭いことになるし、さっきの雷鳴で先輩達がこっちにきてる可能性が大いにある。こんな姿見られたくないし……
「30分、いや20分で終わらす」
「はん!それはこっちの台詞だぜ?今まで本気の俺らに勝てたやつなんざ、いないからな」
調子に乗るなよ屑どもが。こちらの実力すらまともに計れない奴が、いきってんじゃねぇよ。
さあ、遊びと言う名の殺し合いを始めよう
また拘束される前にこちらから攻撃する。ただ、多対一。攻撃は楽々防がれ、逆に攻撃される。
10分位が経っただろうか。まだそれほど経っていないのに私はかなりの怪我を負っていた。これは早めに獣化した方がいいかもしれないな。
「ほう、獣化か。これは我らも本気を出すべきかな。本気には本気で、な」
その言葉で、戦っていた獣人達が獣化する。
おいおい、これは無茶すぎないか?やるしかないのはわかっているのだが。あまりこちらも手札を見せたくない。まあ、全員殺せばいいだけなんだけど。本気でやっても勝てるかどうかは五分五分なんだよな。取り敢えず本気でやりますか。先手は貰うぜ。雷鳴魔術Lv.7
「天地を割り その身を轟かせろ サンダー·ピラー」
ここは森。故に落ちるのは木々。視界が真っ白になる。轟音がなり、地面が震える。その中で私は気配を断ち切り、物陰に隠れる。勿論この場には獣人がいるので長くは持たないが、目眩ましにはなるだろう。
「……逃げたか。いや、この場にまだいる可能性もあるな。探すか」
私はそう簡単には見つからない。普通に探すだけじゃ一週間かけても見つからないだろうね。取り敢えず、団体行動が乱れているうちに少しでも弱いやつを倒す。火炎魔術Lv.9
「焼き尽くせ 更地に変えろ マイリー·フレーム」
これは1000度の火柱を任意の数だけだせる。魔力消費はでかいが上級魔物ぐらいは余裕で倒せる。そして今ので比較的弱めな人は削った。残り後10人程度。今ので私がここにいることがばれただろう。私も下手に動いたら死ぬ。なんせ今も身体中から出血しているのだから。
「砕けろ 割れろ スペシャル·ディスカントユーティ」
「っ!」
目の前の空間が絶たれた。顔を少しでも動かしていたら空間ごと切られていただろう。冷や汗が止まらない。
「そこにいるのはわかってんだぜ?出てこいよ。正々堂々勝負しようぜ」
「多対一のどこが正々堂々なんですか」
「正々堂々だぜ?俺らにとってはな。それに、俺らの部下を一瞬で殺したんだ。俺らの相手も余裕だろ?」
ああ、面倒臭いタイプだ。こういうタイプは面倒臭いわりに強いから対処が厄介なんだよな。何回相手しても慣れない。
早めに決着つけないとさらに面倒臭いことになるし、さっきの雷鳴で先輩達がこっちにきてる可能性が大いにある。こんな姿見られたくないし……
「30分、いや20分で終わらす」
「はん!それはこっちの台詞だぜ?今まで本気の俺らに勝てたやつなんざ、いないからな」
調子に乗るなよ屑どもが。こちらの実力すらまともに計れない奴が、いきってんじゃねぇよ。
さあ、遊びと言う名の殺し合いを始めよう
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