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791 カシレロの血
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「はぁ、はぁ・・・痛ッ・・・まったく、思ったよりもえげつない技だな。リコ・ヴァリンめ、涼しい顔で撃ったくせに、こんなに反動があるのか」
小刻みに震える右手を押さえる。
手にしているガラスのナイフは、元々は暗殺用の武器であり、標的を一撃で仕留める事を前提に作られているため、耐久力は非常に低い。
地面に落としただけでも割れてしまいかねない程だ。
高い攻撃力、そして相手が武器を視認し辛い点は評価できるが、レイチェルのように相手と正面からぶつかり合うタイプには、使い辛い武器である事は否めない。
右手の握力があやしいと感じたレイチェルは、ガラスのナイフを左手に持ち代えた。
骨が折れているとか、内出血を起こしているなど、右腕を損傷したわけではない。
だが、真空を生み出す程の威力を発するナイフの力に、レイチェルの腕が耐えきれず痙攣を起こしていた。時間が経てば自然と治まるだろうが、それでもこの戦闘中に回復する事はないだろう。
真空波を使ったのは、今回が初めてだった。
実践でいきなりの使用は危険だと思ったが、ロンズデールでリコ・ヴァリンと戦い、身をもって真空波を味わった経験から、その威力の高さに試し撃ちをするにしても場所を考えなければと、つい後回しにしてしまったからである。
「忙しいからって、自分に言い訳した結果だな。まったく反省だよ」
ここまで反動が強いのであれば、気休めでも回復薬を持ってきておくべきだった。
突然の暴徒の知らせに、満足に準備をせずに飛び出した事も、うかつだったとしか言えない。
周りにはいつも口うるさいくらいに注意している事だが、いざ自分ができていなかったものだから笑い話しにもならない。
「まぁ、私の反省はあとにしよう。何にしても期待以上の威力だった、これで死んでてくれると有難いのだがね・・・」
今も小刻みに震える右腕を隠すように、右半身は一歩後ろに引く。
左手に持ったガラスのナイフを順手に持ち、前方に刃先を向けて構えた。
真空波による衝撃の余波は今だ治まらず、舞い上がった土煙によって視界は塞がれ、カシレロがどうなったかはまだ確認ができていない。
だがレイチェルの勘が言っている。まだ戦闘は終わっていないと。
「いやぁ~~~、ビビったビビった!まさかよぉ、リコのガラスの剣を持ってるなんてなぁ、しかも真空波まで使えるのかよ?オメェ何者だよ?」
土煙の中から聞こえてきたのは、場の緊迫感に合わない笑い声。
砂利を踏み鳴らす音と共に、金の短髪の男が口元に歪んだ笑みを浮かべて姿を現した。
「あれで終わってくれると楽だったんだがな。結界は破壊したと思ったが、よく耐えたな?」
まだ戦闘は終わっていない。
そう判断し構えていたレイチェルには、仕留められずにカシレロが姿を見せた事への動揺は無かった。
だが、真空波が結界をひしゃげたところは視認できた。それだけの破壊力の攻撃を受けて、カシレロが無傷だった事には少なからずの驚きがあった。
「くっくっく、すました顔してるが、ちょっとは驚いてるみてぇだな?いいだろう。教えてやる。テメェの真空波は確かに俺の結界を破壊した。それで威力が半減しても、真空波をまともに受けりゃあ俺は死んでるわな。けどな、俺は結界が破壊された瞬間に、新しい結界を張ったんだよ。それで真空波を耐えきったってわけだ。まぁ、張り直した結界も破壊されて、ちょっとばかし喰らったちまったが、かすり傷程度だ」
顎に手を当て、ニヤリと笑う様は、カシレロが精神的にレイチェルより優位に立ったと印象付けた。
深紅のローブ、中に着ている白いシャツが所々裂けてはいるが、めだった外傷は無い。
カシレロの言うとおり、肉体的なダメージはかすり傷程度なのだろう。
だが、レイチェルはカシレロのダメージよりも、別の部分に驚かされ、僅かに目を開いて疑問をそのまま口にしていた。
「・・・結界が破壊された場合、もう一度張るには少なからず時間が必要だったはずだ。あのタイミングで張り直したというのか?」
レイチェルの問いは、カシレロは顔に浮かべた笑いを、さらに大きくして口を開いた。
「ふはははは!体力型のくせによく知ってるな?そうだ。普通はあのタイミングじゃ間に合わねぇよ。けどな、それは普通ならって話しだ。俺は帝国軍の青魔法兵団の団長、ジェリメール・カシレロだ。俺だから間に合ったんだよ!うはははははは!」
両手を広げて、自分の存在を見せつけるように高笑いを上げるカシレロを前にして、レイチェルの額を一筋の汗が流れ落ちた。
まいったな・・・
こいつチャライ見た目や軽薄な態度からは、想像できないくらい強い。
左手も犠牲にすれば、真空波はもう一発撃てるが、それでこいつを倒せるかって言うと微妙だ。
形勢は不利だ。それは認めなければならない。
だが、カシレロとて消耗はある。
軽い調子で話しているが、カシレロのやった事は離れ業だ。
短時間で結界を二度破壊された事も、相当な魔力を消耗したはずだ。
「・・・ケリをつけようか?」
レイチェルの目に力が入る。
体から発せられる気は空気を震わせ、カシレロの体にビリビリとしたプレッシャーを与えた。
「ふはははは!いいねぇ・・・本気ってヤツか?よし、俺も見せてやるよ・・・」
カシレロは白いシャツの胸ポケットから、小さな折り畳みナイフを取り出すと、自分の左腕を切り付けた。
「なに!?・・・お前、何を?」
カシレロの行動にレイチェルが驚きを見せると、カシレロは舌を出して嘲笑った。
「これが俺の魔道具、|血巣蟲《ちそうちゅう《だ。光栄に思えよ。俺はこれをめったに使わねぇんだ・・・」
地面に落ちたカシレロの血は、一滴一滴がうごめいて、羽の生えた蟲、するどい牙の蟲、何本もの足と棘のある蟲、様々な蟲へと姿を変えた。そしてその全てが血の赤の色をしていた。
「くっ、なんだそのおぞましいものは!?」
レイチェルは思わず顔を引きつらせた。
目の前のあまりにも気色の悪い蟲達、そしてそれを生み出すカシレロへの不快感が全面に出た。
「なんでめったに使わねぇと思う?」
レイチェルの反応を楽しむように、カシレロはニヤニヤと笑っていたが、ここでギラリと目を光らせた。
「仲間にもえぐいって嫌われてっからだよ!」
左手を振るうと血で生み出された赤い蟲達が、一斉にレイチェルへと向かい走り出した!
小刻みに震える右手を押さえる。
手にしているガラスのナイフは、元々は暗殺用の武器であり、標的を一撃で仕留める事を前提に作られているため、耐久力は非常に低い。
地面に落としただけでも割れてしまいかねない程だ。
高い攻撃力、そして相手が武器を視認し辛い点は評価できるが、レイチェルのように相手と正面からぶつかり合うタイプには、使い辛い武器である事は否めない。
右手の握力があやしいと感じたレイチェルは、ガラスのナイフを左手に持ち代えた。
骨が折れているとか、内出血を起こしているなど、右腕を損傷したわけではない。
だが、真空を生み出す程の威力を発するナイフの力に、レイチェルの腕が耐えきれず痙攣を起こしていた。時間が経てば自然と治まるだろうが、それでもこの戦闘中に回復する事はないだろう。
真空波を使ったのは、今回が初めてだった。
実践でいきなりの使用は危険だと思ったが、ロンズデールでリコ・ヴァリンと戦い、身をもって真空波を味わった経験から、その威力の高さに試し撃ちをするにしても場所を考えなければと、つい後回しにしてしまったからである。
「忙しいからって、自分に言い訳した結果だな。まったく反省だよ」
ここまで反動が強いのであれば、気休めでも回復薬を持ってきておくべきだった。
突然の暴徒の知らせに、満足に準備をせずに飛び出した事も、うかつだったとしか言えない。
周りにはいつも口うるさいくらいに注意している事だが、いざ自分ができていなかったものだから笑い話しにもならない。
「まぁ、私の反省はあとにしよう。何にしても期待以上の威力だった、これで死んでてくれると有難いのだがね・・・」
今も小刻みに震える右腕を隠すように、右半身は一歩後ろに引く。
左手に持ったガラスのナイフを順手に持ち、前方に刃先を向けて構えた。
真空波による衝撃の余波は今だ治まらず、舞い上がった土煙によって視界は塞がれ、カシレロがどうなったかはまだ確認ができていない。
だがレイチェルの勘が言っている。まだ戦闘は終わっていないと。
「いやぁ~~~、ビビったビビった!まさかよぉ、リコのガラスの剣を持ってるなんてなぁ、しかも真空波まで使えるのかよ?オメェ何者だよ?」
土煙の中から聞こえてきたのは、場の緊迫感に合わない笑い声。
砂利を踏み鳴らす音と共に、金の短髪の男が口元に歪んだ笑みを浮かべて姿を現した。
「あれで終わってくれると楽だったんだがな。結界は破壊したと思ったが、よく耐えたな?」
まだ戦闘は終わっていない。
そう判断し構えていたレイチェルには、仕留められずにカシレロが姿を見せた事への動揺は無かった。
だが、真空波が結界をひしゃげたところは視認できた。それだけの破壊力の攻撃を受けて、カシレロが無傷だった事には少なからずの驚きがあった。
「くっくっく、すました顔してるが、ちょっとは驚いてるみてぇだな?いいだろう。教えてやる。テメェの真空波は確かに俺の結界を破壊した。それで威力が半減しても、真空波をまともに受けりゃあ俺は死んでるわな。けどな、俺は結界が破壊された瞬間に、新しい結界を張ったんだよ。それで真空波を耐えきったってわけだ。まぁ、張り直した結界も破壊されて、ちょっとばかし喰らったちまったが、かすり傷程度だ」
顎に手を当て、ニヤリと笑う様は、カシレロが精神的にレイチェルより優位に立ったと印象付けた。
深紅のローブ、中に着ている白いシャツが所々裂けてはいるが、めだった外傷は無い。
カシレロの言うとおり、肉体的なダメージはかすり傷程度なのだろう。
だが、レイチェルはカシレロのダメージよりも、別の部分に驚かされ、僅かに目を開いて疑問をそのまま口にしていた。
「・・・結界が破壊された場合、もう一度張るには少なからず時間が必要だったはずだ。あのタイミングで張り直したというのか?」
レイチェルの問いは、カシレロは顔に浮かべた笑いを、さらに大きくして口を開いた。
「ふはははは!体力型のくせによく知ってるな?そうだ。普通はあのタイミングじゃ間に合わねぇよ。けどな、それは普通ならって話しだ。俺は帝国軍の青魔法兵団の団長、ジェリメール・カシレロだ。俺だから間に合ったんだよ!うはははははは!」
両手を広げて、自分の存在を見せつけるように高笑いを上げるカシレロを前にして、レイチェルの額を一筋の汗が流れ落ちた。
まいったな・・・
こいつチャライ見た目や軽薄な態度からは、想像できないくらい強い。
左手も犠牲にすれば、真空波はもう一発撃てるが、それでこいつを倒せるかって言うと微妙だ。
形勢は不利だ。それは認めなければならない。
だが、カシレロとて消耗はある。
軽い調子で話しているが、カシレロのやった事は離れ業だ。
短時間で結界を二度破壊された事も、相当な魔力を消耗したはずだ。
「・・・ケリをつけようか?」
レイチェルの目に力が入る。
体から発せられる気は空気を震わせ、カシレロの体にビリビリとしたプレッシャーを与えた。
「ふはははは!いいねぇ・・・本気ってヤツか?よし、俺も見せてやるよ・・・」
カシレロは白いシャツの胸ポケットから、小さな折り畳みナイフを取り出すと、自分の左腕を切り付けた。
「なに!?・・・お前、何を?」
カシレロの行動にレイチェルが驚きを見せると、カシレロは舌を出して嘲笑った。
「これが俺の魔道具、|血巣蟲《ちそうちゅう《だ。光栄に思えよ。俺はこれをめったに使わねぇんだ・・・」
地面に落ちたカシレロの血は、一滴一滴がうごめいて、羽の生えた蟲、するどい牙の蟲、何本もの足と棘のある蟲、様々な蟲へと姿を変えた。そしてその全てが血の赤の色をしていた。
「くっ、なんだそのおぞましいものは!?」
レイチェルは思わず顔を引きつらせた。
目の前のあまりにも気色の悪い蟲達、そしてそれを生み出すカシレロへの不快感が全面に出た。
「なんでめったに使わねぇと思う?」
レイチェルの反応を楽しむように、カシレロはニヤニヤと笑っていたが、ここでギラリと目を光らせた。
「仲間にもえぐいって嫌われてっからだよ!」
左手を振るうと血で生み出された赤い蟲達が、一斉にレイチェルへと向かい走り出した!
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