793 / 1,253
792 赤い蟲の恐怖
しおりを挟む
「ハァァァァァァッツ!」
牙を剥きだし飛んで来る羽虫を、真っ二つに切り裂く。
そのまま手の平でナイフを回して逆手に持ち替え、腹に食らいつこうと飛んできた多足の蟲を、突き刺して仕留める。
カシレロの血液で生まれた蟲は、斬れば血に戻り地面に赤い染みを作った。
左手に握るガラスのナイフの切れ味は、私がこれまで手にしたどのナイフよりも鋭く、集中していなければ切った感触さえ感じられない程だった。
そして特殊なまでの刃の薄さゆえ、まるで重さが無い。ダガーナイフよりもはるかに回転が速く、どんなに小さな蟲であろうと容易に捉える事ができ、腕の疲労も溜まりにくかった。
「ほぉ~、あれだけ小せぇ的を正確に斬ってやがる。黒魔法使いならともかく、体力型でここまで凌いだヤツは初めだな。しかも、右手が使えねぇのになぁ」
左腕の傷口から血を垂らしながら、カシレロはレイチェルを観察し続けた。
素早い動きで巧みに隠してはいるが、右半身を狙う蟲まで、左手一本で斬り続ければ分かる。
「真空波の影響だろうな。フン、あれでよく戦えるもんだ。だが、俺の血巣蟲はこんなもんじゃねぇぜ」
カシレロは腕の傷口に噛みつくように口を付ける。
口いっぱい血を吸い貯めると、おもむろに吐き出した。
「さぁて、こいつはどうかな?」
吐き出された血液は、意志を持っているかのように地面でうごめき、そして人の頭程もある巨大な赤い蟲へと姿を変えた。
丸く膨らんだ腹からは、何本もの先が鋭く尖った脚が伸びる。
口から覗く牙は小さいが数えきれない程もあり、軽く十を超える丸い目が、ギョロリとレイチェルの姿を捉えた。
「行け!」
口の周りを赤く染めたカシレロが鋭く声を発すると、巨大な赤い蟲はその体に似合わぬ速さで、レイチェルへと向かい飛んだ!
「ハッ!」
右の前蹴りで正面から蟲を蹴り潰す。底の厚いブーツの裏から、潰した蟲の赤い血が飛び散る。
絶え間なく襲い来る蟲を斬っては潰し続け、私の体も返り血でずいぶん赤く染まった。
まだか・・・?
顔を狙って飛んで来た三匹の蟲を、瞬時に斬り落とす。
これだけの蟲を作り出したんだ。
そう長くは持たないはずだ。
足元の蟲を踏み潰すと、そのまま群がって来る蟲達を蹴り払う。
アイツだって人間だ。
血を流し続ける事は自殺行為。どこかで限界が来るはずだ。
この攻撃に切れ間ができた時、それがカシレロの限界点であり、私の反撃の時だ!
分かるぜ赤毛ぇ~、テメェが何を考えてるかなんてよ~く分かる!
俺の血巣蟲と戦った連中は、みんな同じ事を考えてたからな!
蟲を作り出すために必要な物が俺の血である以上、どこかで限界が来るはずだ。
だからそれまで耐えればいい。そう思ってんだろ?
馬鹿が!そんな当たり前のリスクを知らねぇで、これを使ってると思ったか?
血の問題なんて初めからねぇんだよ。その理由を教えてやる!
「む!?」
視界の端で捉えた赤い影、それはカシレロが放った大型の蟲だった。
顔にあるいくつもの目、丸く膨らんだ胴体、そして胴から生える何本もの細く鋭い脚、一見すると蜘蛛を連想させるその赤い蟲は、その長い脚で地面を弾くようにして接近すると、レイチェルを捕縛しようとするように、左右の足を大きく開いて飛び掛かった!
「でかいっ、こんなサイズも出せたのか!?」
ここまで5センチ、大きくてもせいぜい10センチ程度の蟲ばかりを相手にしていたため、突然現れた、人の頭程もある巨大な赤い蟲に意表を突かれるが、レイチェルは冷静にナイフを振るい、蟲の胴体を袈裟懸けに斬り裂いた。
左右の足を開き、胴体を見せるようにして飛び掛かかって来たのだから、刺すにしろ斬るにしろ、レイチェルが蟲の胴体を斜めに斬り裂いたという選択は、的の大きさ、刃の入れやすさから考えても至極当然だと言えるだろう。
だが、それはカシレロの思惑通りであった。
ここまで百を超える蟲を放ち、そのことごとくを斬って潰したレイチェルにとって、思考の外だった可能性。
この蟲が魔道具によって生み出された事を考えれば、それは頭に入れておかなければならなかった。
体を真っ二つにしたくらいでは、死なない蟲もいるという事を。
「なにッ!?」
巨大な赤い蟲を真っ二つに斬り裂いたレイチェルだったが、その直後に驚きで目を見開いた。
体の半分を失った赤い蟲だが、その体はまだ血液に戻らず、大きく口を開けると残った胴体の左半分の足を広げて、そのままレイチェルに覆いかぶさった。
「くっ!」
真っ二つ斬り裂いてもなお、勢い衰えずに襲いかかってくる蟲に対しての一瞬の動揺が、レイチェルの態勢を崩し地面に背中をつける事になった。
「このっ・・・!?」
しかし、蟲が口を開きレイチェルに牙を突き立てるまでに、レイチェルがその首を刎ねる事は十分に可能である。レイチェルも押し倒された後の蟲の攻撃は、当然噛みつきだと予想し左手に握るナイフを振るおうとした。
問題はなかった。
予想通り、蟲の攻撃が噛みつきであったならば。
「う、ぁぁぁぁぁぁー----ッツ!」
ナイフを振るおうとしたその時、右腕、右脇腹に突き刺さった強烈な痛みに、レイチェルは悲鳴を上げた。
蟲に残った左半分の脚が、レイチェルの体を突き刺したからである。
そして攻撃はそれにとどまらなかった。
体に突き刺さった蟲の脚が、なにかを吸うように脈を打つ。
レイチェルは自分の体から吸い出される何か・・・それが自分の血だと理解し、そのおぞましさ、そして感じた事のない恐怖に耐えきれず、もう一度悲鳴を上げた。
「赤毛ぇ~、自分の血が足りねぇんならなぁ、他人のをもらえばいいんだよ。俺と血で繋がっている蟲が血を吸えば、魔力を通して俺の体に血を補充できるんだ。これが吸血魔道具、血巣蟲の本領だぜぇ~!」
耳に届いた女の悲鳴に、カシレロは不敵に笑った。
牙を剥きだし飛んで来る羽虫を、真っ二つに切り裂く。
そのまま手の平でナイフを回して逆手に持ち替え、腹に食らいつこうと飛んできた多足の蟲を、突き刺して仕留める。
カシレロの血液で生まれた蟲は、斬れば血に戻り地面に赤い染みを作った。
左手に握るガラスのナイフの切れ味は、私がこれまで手にしたどのナイフよりも鋭く、集中していなければ切った感触さえ感じられない程だった。
そして特殊なまでの刃の薄さゆえ、まるで重さが無い。ダガーナイフよりもはるかに回転が速く、どんなに小さな蟲であろうと容易に捉える事ができ、腕の疲労も溜まりにくかった。
「ほぉ~、あれだけ小せぇ的を正確に斬ってやがる。黒魔法使いならともかく、体力型でここまで凌いだヤツは初めだな。しかも、右手が使えねぇのになぁ」
左腕の傷口から血を垂らしながら、カシレロはレイチェルを観察し続けた。
素早い動きで巧みに隠してはいるが、右半身を狙う蟲まで、左手一本で斬り続ければ分かる。
「真空波の影響だろうな。フン、あれでよく戦えるもんだ。だが、俺の血巣蟲はこんなもんじゃねぇぜ」
カシレロは腕の傷口に噛みつくように口を付ける。
口いっぱい血を吸い貯めると、おもむろに吐き出した。
「さぁて、こいつはどうかな?」
吐き出された血液は、意志を持っているかのように地面でうごめき、そして人の頭程もある巨大な赤い蟲へと姿を変えた。
丸く膨らんだ腹からは、何本もの先が鋭く尖った脚が伸びる。
口から覗く牙は小さいが数えきれない程もあり、軽く十を超える丸い目が、ギョロリとレイチェルの姿を捉えた。
「行け!」
口の周りを赤く染めたカシレロが鋭く声を発すると、巨大な赤い蟲はその体に似合わぬ速さで、レイチェルへと向かい飛んだ!
「ハッ!」
右の前蹴りで正面から蟲を蹴り潰す。底の厚いブーツの裏から、潰した蟲の赤い血が飛び散る。
絶え間なく襲い来る蟲を斬っては潰し続け、私の体も返り血でずいぶん赤く染まった。
まだか・・・?
顔を狙って飛んで来た三匹の蟲を、瞬時に斬り落とす。
これだけの蟲を作り出したんだ。
そう長くは持たないはずだ。
足元の蟲を踏み潰すと、そのまま群がって来る蟲達を蹴り払う。
アイツだって人間だ。
血を流し続ける事は自殺行為。どこかで限界が来るはずだ。
この攻撃に切れ間ができた時、それがカシレロの限界点であり、私の反撃の時だ!
分かるぜ赤毛ぇ~、テメェが何を考えてるかなんてよ~く分かる!
俺の血巣蟲と戦った連中は、みんな同じ事を考えてたからな!
蟲を作り出すために必要な物が俺の血である以上、どこかで限界が来るはずだ。
だからそれまで耐えればいい。そう思ってんだろ?
馬鹿が!そんな当たり前のリスクを知らねぇで、これを使ってると思ったか?
血の問題なんて初めからねぇんだよ。その理由を教えてやる!
「む!?」
視界の端で捉えた赤い影、それはカシレロが放った大型の蟲だった。
顔にあるいくつもの目、丸く膨らんだ胴体、そして胴から生える何本もの細く鋭い脚、一見すると蜘蛛を連想させるその赤い蟲は、その長い脚で地面を弾くようにして接近すると、レイチェルを捕縛しようとするように、左右の足を大きく開いて飛び掛かった!
「でかいっ、こんなサイズも出せたのか!?」
ここまで5センチ、大きくてもせいぜい10センチ程度の蟲ばかりを相手にしていたため、突然現れた、人の頭程もある巨大な赤い蟲に意表を突かれるが、レイチェルは冷静にナイフを振るい、蟲の胴体を袈裟懸けに斬り裂いた。
左右の足を開き、胴体を見せるようにして飛び掛かかって来たのだから、刺すにしろ斬るにしろ、レイチェルが蟲の胴体を斜めに斬り裂いたという選択は、的の大きさ、刃の入れやすさから考えても至極当然だと言えるだろう。
だが、それはカシレロの思惑通りであった。
ここまで百を超える蟲を放ち、そのことごとくを斬って潰したレイチェルにとって、思考の外だった可能性。
この蟲が魔道具によって生み出された事を考えれば、それは頭に入れておかなければならなかった。
体を真っ二つにしたくらいでは、死なない蟲もいるという事を。
「なにッ!?」
巨大な赤い蟲を真っ二つに斬り裂いたレイチェルだったが、その直後に驚きで目を見開いた。
体の半分を失った赤い蟲だが、その体はまだ血液に戻らず、大きく口を開けると残った胴体の左半分の足を広げて、そのままレイチェルに覆いかぶさった。
「くっ!」
真っ二つ斬り裂いてもなお、勢い衰えずに襲いかかってくる蟲に対しての一瞬の動揺が、レイチェルの態勢を崩し地面に背中をつける事になった。
「このっ・・・!?」
しかし、蟲が口を開きレイチェルに牙を突き立てるまでに、レイチェルがその首を刎ねる事は十分に可能である。レイチェルも押し倒された後の蟲の攻撃は、当然噛みつきだと予想し左手に握るナイフを振るおうとした。
問題はなかった。
予想通り、蟲の攻撃が噛みつきであったならば。
「う、ぁぁぁぁぁぁー----ッツ!」
ナイフを振るおうとしたその時、右腕、右脇腹に突き刺さった強烈な痛みに、レイチェルは悲鳴を上げた。
蟲に残った左半分の脚が、レイチェルの体を突き刺したからである。
そして攻撃はそれにとどまらなかった。
体に突き刺さった蟲の脚が、なにかを吸うように脈を打つ。
レイチェルは自分の体から吸い出される何か・・・それが自分の血だと理解し、そのおぞましさ、そして感じた事のない恐怖に耐えきれず、もう一度悲鳴を上げた。
「赤毛ぇ~、自分の血が足りねぇんならなぁ、他人のをもらえばいいんだよ。俺と血で繋がっている蟲が血を吸えば、魔力を通して俺の体に血を補充できるんだ。これが吸血魔道具、血巣蟲の本領だぜぇ~!」
耳に届いた女の悲鳴に、カシレロは不敵に笑った。
0
お気に入りに追加
141
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる