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人と私たちが一緒にいるための決まりごと
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「確かにその出会い方をしたらビックリしちゃうよね」
以上がTさんが初めて黒舌さんに出会ったときの話を、組合長が聞いたあとの感想である。
「組合長はいつ黒舌さんに出会ったんですか?」
「私は大人になってから、うちの下の弟がお酒を飲めるようになったからお祝いした夜の次の日だよ」
前の日は嬉しくて飲みすぎました。
朝帰りをし、ぐでんぐでんになってしまった三人の男が、自分の部屋に戻ることなく、リビングで辛そうにしている。
「頭痛ぇ」
「水~」
「あんた達は嬉しすぎるからって、そこまで飲むもんじゃないでしょ!」
三兄弟の母はそれを見て怒っておられます、もう知らないと台所の方へ。
「苦しい~」
「苦しいって言ってますよ」
「じゃあ、ルリちゃん、お水持っていってあげて」
「えっ?私がですか」
「いい薬になるでしょ?お願い」
冷蔵庫から氷を取り出して準備する音がする。
「母はその時ヘルパーさんと話していたのかなって思っていたんだよね」
トレイに三つのコップを乗せてきたのは、蛇であった。
それぞれがそこに気づくと、目が釘付けになる。
蛇の方はというと、あぁやっぱりそうなっちゃいますよね。そんな感じで目を細めて。
「お水です、ここに置いて起きますから」
テーブルの上に置いて、一礼してから蛇は退室。
「そこから私たちは互いの顔を見た、夢でないかと思ったからだ、でも三人とも見ているってことはそうじゃないわけだから」
それでも。
「今のは…」
「酒が残りすぎているのか」
「でも酔いはさめたよ」
そんな感じで、組合長は出会ったという。
「元々うちの父が先代の組合長だったから、子供の時は、この世には不思議なことがたくさんあるんだってはずっと言ってたんだよね」
でもその時はまだそういったものを知らなかったので、言い聞かせるためにそういってたのかなって。
「逆に上の弟なんかはその反動か、不思議なものが好きなんだよ、海外に旅行にいったりするときも、そういうツアーに参加したり、国内でも、その少し前に岩手かな、伝承のお宿とかいうところに行ったけども、会えなかったって悲しいそうにしてた」
そのために。
「色々と不思議なものを見たくてあちこちにいったけども、まさか家にどう考えても不思議なものがいるとは思わなかった」
そこから次男さんはそういった旅行を積極的にはしなくなったという。
「組合長を継ぐことになったときに、うちの父が言ってたことは本当だったんだなって、神さん(黒舌さんのこと)が商店街に来てくれるまでは、不思議なことに関しての治安はいいとは言えなかったんだよ」
「組合長、速達が来ておりますが」
「えっ?なんだろう」
そこで赤い封筒を見たときに、全てを察した。
「あっ…ということは、もう神さんは」
「おそらく準備はしているとは思います」
「そうか、Tさん、急いで神さんの元に」
「えっ?」
「すぐに、会えなくなってからでは遅いから」
「な、えっ?」
「早く!」
「すいません、では失礼します」
組合のビルから、黒舌さんの寝床に入り込もうとすると。
「Tさん…」
舌先も少し元気がないように見える。
「黒舌さんどうかしたんですか?」
「う~んとね、しばらく会えなくなるんだよ」
「えっ?」
そういって黒舌さんは組合長が持っていたものと同じような、赤い封筒を見せる。
「なんなんですか?」
「人と私たちが一緒にいるための決まりごとというのがいくつかあってね、これは不定期での検査のお知らせ、これから私は検査のために研究施設に行くことになるんだ」
「いつ帰ってくるんですか?」
「何もなければ帰ってこれるが、いつかはわからないんだよ」
「もう会えなくなるってことも考えられるんですか?」
「それも覚悟はしてほしい」
「そんな…急じゃないですか、嫌ですよ、お別れなんて…」
「でも、そういうのがあるからこそ、安全が守られるわけなんだよ。寝床も私がいないということがわかれば、何が起こるかわからないから、Tさんのことは組合長にお願いしておくからさ」
「そんな…」
「じゃあ、私も組合長達に挨拶するね」
黒舌さんとTさんは一緒に組合長たちの前に現れた。
「子供達には私の方から伝えておきますね」
「バターカルパッチョ丼を一緒に作ろうって話をしてたんですよ。…ではお願いします」
「大丈夫です、ホタテは冷凍ですし、まだ期限は長いです」
「あの~良ければ写真をみなさんで撮りませんか?」
「そうしようか」
組合の事務員さんの提案で、撮影をしたらみんな泣いてた。
「組合長、Tさんのことはよろしくお願いしますね」
「もちろんです」
そこにエンジン音が聞こえた。
「来たようですね」
「黒舌さん…」
「Tさんは幸せに生きてくださいね」
「黒舌さんがいない人生は、もう幸せではありません」
「私はその言葉で十分だよ」
防護服に身を包んだ職員が。
「SのD、1539」
そう呼ぶと、黒舌さんはトラックの荷台に乗っていく、尾まで荷台に乗ると。
ガシャン!
出られないように柵がおりた。
「そこまで…」
「Tさん、こらえて」
「では出発する」
そういってトラックは走り出すが、Tさんはいてもたってもいられず、追いかけようとするが、トラックは止まるはずもなくすぐに見えなくなる。
「Tさんは、今日は宿泊施設を用意するから、これからのことは明日以降に考えていこうか」
組合長は第一るりりん会館に部屋を用意してくれた。
いつもならば快適なホテルライフを喜べるのだろうが、そんな気にはならない。まずベットに倒れこんだ。
そしてそのまま泣いた。
時間は止まることなく進み、夜が来ると、スマホに連絡はたくさん来ているようなのだが、出る気にはならず。そのまま電源を落とした。
朝がやって来るが、今までのことが夢だったのか、もう続きは見れないことに、なんか愕然とした。
有給の前日にこんなことが起きて正解だったかもしれないが、そういう正解はちょっといらない。
室内にある電話が鳴る。
「お客様、大丈夫でしょうか?」
「大丈夫ですが…」
「いえ、お食事を召し上がってないようですので、朝食はルームサービスとしてお持ちします」
そこで返事をする間もなく切れた。
コンコン
そのルームサービスようだ。
「ルームサービスをお持ちしました」
「あぁ、すいま…」
ドアを開けるとそこには黒舌さんが、メイド服で待っていた。
「!?」
「最近の検査技術発達して、前は何日かかかったんだけども、当日で検査結果が出て問題なしってことで、夜には帰ってきてたんだよ」
でもTさんが落ち込んでいるのか連絡がつかない。
「とりあえずそれならば朝になってから訪ねようってことだったんですが」
こういうときは、特別なことをしなきゃTさんの心は癒されないですよ。
何をすればいいの?
メイド服なんてどうですかね?スカートは膝丈にして。
蛇に膝?
「というわけで私はこんな格好をして、ルームサービス係になったわけで」
「黒舌さん!!!!」
Tさんは抱きついた。
「ふぉあ!」
「もう会えないかと思ってた」
「私も思ってたよ。検査するときは何も持っていけないからさ」
それでも思い出だけは奪えないから、思い出だけ持って検査に行きます。
「無事に戻ってきたからいうと、毎回検査後は体重増加して戻ってくるんだ」
黒舌さんは認証番号で呼ばれていたが、Sはスネーク、Dはドラゴンで、1539は何かっていうと。
「検査中の食事って栄養ゼリーなんだけどもさ、職員さんが気を使ってイチゴミルク味にしてくれて、それを美味しい、美味しいって食べて、体重まで増やしちゃうから、SD1539になったんだよね」
お腹いっぱいになって眠くなってる姿も記録されている。
「ディストピア路線で来るかと思いきや、ほのぼの研究所になってる」
「それは私はかなり協力的だからじゃないかな」
でもそれは知らないだけだ。
検査は、個体の生死を問わない、執行を妨害する場合は制圧するなど、物騒な規約が並んでいるのだから。
以上がTさんが初めて黒舌さんに出会ったときの話を、組合長が聞いたあとの感想である。
「組合長はいつ黒舌さんに出会ったんですか?」
「私は大人になってから、うちの下の弟がお酒を飲めるようになったからお祝いした夜の次の日だよ」
前の日は嬉しくて飲みすぎました。
朝帰りをし、ぐでんぐでんになってしまった三人の男が、自分の部屋に戻ることなく、リビングで辛そうにしている。
「頭痛ぇ」
「水~」
「あんた達は嬉しすぎるからって、そこまで飲むもんじゃないでしょ!」
三兄弟の母はそれを見て怒っておられます、もう知らないと台所の方へ。
「苦しい~」
「苦しいって言ってますよ」
「じゃあ、ルリちゃん、お水持っていってあげて」
「えっ?私がですか」
「いい薬になるでしょ?お願い」
冷蔵庫から氷を取り出して準備する音がする。
「母はその時ヘルパーさんと話していたのかなって思っていたんだよね」
トレイに三つのコップを乗せてきたのは、蛇であった。
それぞれがそこに気づくと、目が釘付けになる。
蛇の方はというと、あぁやっぱりそうなっちゃいますよね。そんな感じで目を細めて。
「お水です、ここに置いて起きますから」
テーブルの上に置いて、一礼してから蛇は退室。
「そこから私たちは互いの顔を見た、夢でないかと思ったからだ、でも三人とも見ているってことはそうじゃないわけだから」
それでも。
「今のは…」
「酒が残りすぎているのか」
「でも酔いはさめたよ」
そんな感じで、組合長は出会ったという。
「元々うちの父が先代の組合長だったから、子供の時は、この世には不思議なことがたくさんあるんだってはずっと言ってたんだよね」
でもその時はまだそういったものを知らなかったので、言い聞かせるためにそういってたのかなって。
「逆に上の弟なんかはその反動か、不思議なものが好きなんだよ、海外に旅行にいったりするときも、そういうツアーに参加したり、国内でも、その少し前に岩手かな、伝承のお宿とかいうところに行ったけども、会えなかったって悲しいそうにしてた」
そのために。
「色々と不思議なものを見たくてあちこちにいったけども、まさか家にどう考えても不思議なものがいるとは思わなかった」
そこから次男さんはそういった旅行を積極的にはしなくなったという。
「組合長を継ぐことになったときに、うちの父が言ってたことは本当だったんだなって、神さん(黒舌さんのこと)が商店街に来てくれるまでは、不思議なことに関しての治安はいいとは言えなかったんだよ」
「組合長、速達が来ておりますが」
「えっ?なんだろう」
そこで赤い封筒を見たときに、全てを察した。
「あっ…ということは、もう神さんは」
「おそらく準備はしているとは思います」
「そうか、Tさん、急いで神さんの元に」
「えっ?」
「すぐに、会えなくなってからでは遅いから」
「な、えっ?」
「早く!」
「すいません、では失礼します」
組合のビルから、黒舌さんの寝床に入り込もうとすると。
「Tさん…」
舌先も少し元気がないように見える。
「黒舌さんどうかしたんですか?」
「う~んとね、しばらく会えなくなるんだよ」
「えっ?」
そういって黒舌さんは組合長が持っていたものと同じような、赤い封筒を見せる。
「なんなんですか?」
「人と私たちが一緒にいるための決まりごとというのがいくつかあってね、これは不定期での検査のお知らせ、これから私は検査のために研究施設に行くことになるんだ」
「いつ帰ってくるんですか?」
「何もなければ帰ってこれるが、いつかはわからないんだよ」
「もう会えなくなるってことも考えられるんですか?」
「それも覚悟はしてほしい」
「そんな…急じゃないですか、嫌ですよ、お別れなんて…」
「でも、そういうのがあるからこそ、安全が守られるわけなんだよ。寝床も私がいないということがわかれば、何が起こるかわからないから、Tさんのことは組合長にお願いしておくからさ」
「そんな…」
「じゃあ、私も組合長達に挨拶するね」
黒舌さんとTさんは一緒に組合長たちの前に現れた。
「子供達には私の方から伝えておきますね」
「バターカルパッチョ丼を一緒に作ろうって話をしてたんですよ。…ではお願いします」
「大丈夫です、ホタテは冷凍ですし、まだ期限は長いです」
「あの~良ければ写真をみなさんで撮りませんか?」
「そうしようか」
組合の事務員さんの提案で、撮影をしたらみんな泣いてた。
「組合長、Tさんのことはよろしくお願いしますね」
「もちろんです」
そこにエンジン音が聞こえた。
「来たようですね」
「黒舌さん…」
「Tさんは幸せに生きてくださいね」
「黒舌さんがいない人生は、もう幸せではありません」
「私はその言葉で十分だよ」
防護服に身を包んだ職員が。
「SのD、1539」
そう呼ぶと、黒舌さんはトラックの荷台に乗っていく、尾まで荷台に乗ると。
ガシャン!
出られないように柵がおりた。
「そこまで…」
「Tさん、こらえて」
「では出発する」
そういってトラックは走り出すが、Tさんはいてもたってもいられず、追いかけようとするが、トラックは止まるはずもなくすぐに見えなくなる。
「Tさんは、今日は宿泊施設を用意するから、これからのことは明日以降に考えていこうか」
組合長は第一るりりん会館に部屋を用意してくれた。
いつもならば快適なホテルライフを喜べるのだろうが、そんな気にはならない。まずベットに倒れこんだ。
そしてそのまま泣いた。
時間は止まることなく進み、夜が来ると、スマホに連絡はたくさん来ているようなのだが、出る気にはならず。そのまま電源を落とした。
朝がやって来るが、今までのことが夢だったのか、もう続きは見れないことに、なんか愕然とした。
有給の前日にこんなことが起きて正解だったかもしれないが、そういう正解はちょっといらない。
室内にある電話が鳴る。
「お客様、大丈夫でしょうか?」
「大丈夫ですが…」
「いえ、お食事を召し上がってないようですので、朝食はルームサービスとしてお持ちします」
そこで返事をする間もなく切れた。
コンコン
そのルームサービスようだ。
「ルームサービスをお持ちしました」
「あぁ、すいま…」
ドアを開けるとそこには黒舌さんが、メイド服で待っていた。
「!?」
「最近の検査技術発達して、前は何日かかかったんだけども、当日で検査結果が出て問題なしってことで、夜には帰ってきてたんだよ」
でもTさんが落ち込んでいるのか連絡がつかない。
「とりあえずそれならば朝になってから訪ねようってことだったんですが」
こういうときは、特別なことをしなきゃTさんの心は癒されないですよ。
何をすればいいの?
メイド服なんてどうですかね?スカートは膝丈にして。
蛇に膝?
「というわけで私はこんな格好をして、ルームサービス係になったわけで」
「黒舌さん!!!!」
Tさんは抱きついた。
「ふぉあ!」
「もう会えないかと思ってた」
「私も思ってたよ。検査するときは何も持っていけないからさ」
それでも思い出だけは奪えないから、思い出だけ持って検査に行きます。
「無事に戻ってきたからいうと、毎回検査後は体重増加して戻ってくるんだ」
黒舌さんは認証番号で呼ばれていたが、Sはスネーク、Dはドラゴンで、1539は何かっていうと。
「検査中の食事って栄養ゼリーなんだけどもさ、職員さんが気を使ってイチゴミルク味にしてくれて、それを美味しい、美味しいって食べて、体重まで増やしちゃうから、SD1539になったんだよね」
お腹いっぱいになって眠くなってる姿も記録されている。
「ディストピア路線で来るかと思いきや、ほのぼの研究所になってる」
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