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このまま手を握っていいか迷うほど
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あれから、放置というわけではないが、それこそ必要最低限、元々決められた範囲の仕事だけはやっていたのだが、ある日「おはようございます」と「かえ」が濡島(ぬれしま)を見たとき。
「おはようございます」
顔が浮腫んでた。
「あれ?どうしましたか?かえさん」
「濡島さん、ちょっと触ってもいいですか?」
「あっ、はい、どうぞ」
なんのことかわかってはいないが許可は出た。
頬や首、足を見た。
「濡島さんは痛いのは嫌いですよね」
「あまり好きではないですが…それでも…」
「この近所に、マッサージの上手い人がいます」
「へぇ~そうなんですか、それはすごいな」
シーズンオフにアスリートが訪ねてくるぐらいだよ。
「ただすぐには予約はとれませんから、けど予約はしておきます、その間少しはマシになりますように、私が擦るぐらいはします」
「擦る?」
「本当は足つぼは痛みもあるんですが、痛いのやでしょ?だから洗って擦る、これでもかなり違いますから」
「かえさんはそんなこともできるんだ、すごいんだ」
「濡島さんはご自分の体調にもうちょっと気を付けてください、一回入り込んじゃうと、ずっとそのままでしょ」
「…はい、そうです」
「そのうち腰も傷めますよ」
座りっぱなしだからね。
「こちらに休養でおられるのに、なんで不調になってるんですか、準備しますから、足が出るものに着替えてください」
そういって、かえはお風呂場に向かった。
ああいうかえはあまり見たことはないし、そこまで体は酷いのだろうか?と思って鏡を見た。
いつも通りの自分しかいない。
なんというか、鏡を見ても、そう気にはならないんだ。
「ボディソープと今日はあるものを使いますが、後で買ってきますから」
「かえさんはマッサージも出来るんですか?」
「自分の身をどう立てようかの選択肢で覚えたりしたんですがね、こういう世の中だと、自分のマッサージばかりになってます」
「かえさんの美の秘密がマッサージなんですかね」
マッサージあるある、上達すると見た目と年齢が変わってくる。
「私は年相応ですよ」
「そうですかね?」
首から肩のラインが最近特に綺麗になったと思う。
「腕とかプニプニしてますもん」
そういって自分の気になるところを見せるが。
「そういうのはですね、その男にはあまり見せない方がいいかと」
「すいません、あまり見たくもありませんね、ごめんなさい」
ここら辺が女性目線と男性目線というやつかもしれない。
「そこに座ってくださいね」
「はい」
(痩せすぎというわけではない、触ったらさぞかしと思わせるような、いやいやこういうことを考えるのはやめようよ)
煩悩を消そうとしてるため、その間かえの指示に疑問すら抱けない。
「はい、この水を飲んでください」
ペットボトル500ミリリットルである。
それを少し飲む。
「これから隙あれば、私は濡島さんにこういうことをします」
「かえさん、大胆!」
「濡島さんが悪いんです」
「ごめんなさい」
「反射的に謝らないでくださいよ」
「すいません」
手順としては足をよく洗って、その後にマッサージをしやすいジェルを塗る。
「擦るだと、足つぼのギュ!はないんですか?」
「ありませんよ、それともされたいんですか?」
「それはその…」
「そっちの方が効果は出たりはしますよ、私は自分のはツボ押ししてるので」
「それならばそれで」
「痛いのは嫌でしょ」
「そうですね、あまり好きでは」
「だから擦るのです」
そういって、まず足の指を回してくれた。
「濡島さんはマッサージは?」
「足つぼはないですが、疲れたときに前は受けてましたね」
「足の指はこうして最初に回さないとツボに指が滑らない、入っていかないんですよね」
かえの指が足に絡まる。
「あっ、そこ気持ちいい」
「頭使いすぎですよ、だから肩とかも、目も耳もかな」
「悪いところばかりじゃないですか」
「全力投球してくれるのは嬉しいですけども、もっと自分の体に目を向けてくださいよ、むくみが出ているも無視しないで」
「はい、すいません」
(ん~やはりビール酵母のパンで正解だったかな)
足の裏の感覚で、疲れがたまっているのがわかる。疲労回復のための食事をちょっとずつ食べてもらっていたのだが、こちらにいる間ぐらいはしばらく続けた方がいいかもしれない。
「こちらにいる間は、嫌でしょうが、こうして世話を焼かせてもらいます」
(ずっと、一生、焼いてもらいたい)
天井を目を見開きながらそういう結論に達した。
「はい、終わりました」
マッサージの先生の予約は、今はちょっと各地の大会に出向いているから、いつになるかわからんと言われたらしい。
「前に簡単な奴は教えてるし、それ自分の体には使ってるわけだし、指はしっかりとできてると思うんだ、だからそのお客さんもご自分でできるように教えるといいんじゃないかな」
「覚えてくれますかね」
「それならやってあげるしかないな」
「先生、お時間です」
「じゃーまたね、またなんか習いたくなったら、銘酒用意してくれたら教えるよ」
二日後の朝。
「おはようございます」
「…おはようございます」
「どうしたんですか?濡島さん、神妙な顔をして」
「朝起きたら、体がとんでもなく軽いんですけども、俺に翼が生えたとか、たぶんこれから生えてくると思うんですよ」
「?」
「体調が近年希に見るほどよい、というか、20代とか、大学生ぐらいの頃みたいな感覚で」
ぎゅるる
「胃腸の調子も朝から、さっき朝食は軽くいただいてもお腹が減るんですよ」
「今の濡島さんは栄養状態とマッサージで体の循環ものすごくいいので、でもそこまでわかるぐらいでるというのは、元々不調ぎみだったんじゃないですかね」
「えっ?これはかえさんのせいなんですか?」
「私の責任というよりは、こういうのは誰にでも起こるわけではないんですよ、体質的には体力がある人だから起きる、濡島さんは元々体力があったんでしょうが、疲労を回復するための力が落ちていた、気にしなかったってところでしょうね」
それが栄養で例えるのならば補食、間食程度、そしてマッサージもツボではなく、肌表面をさする程度で体に溜まっていた疲れがどんどんとれていき、本来の体力でなんとかなる状態が今である。
「俺こんなに、体力ってあったんですか?」
「あったと思いますよ、じゃなきゃ疲労困憊になるまで働けないし」
「えっ?あっ?」
長年の社畜であることが、皮肉にも体力が並よりもあることを証明してしまった。
「社畜の証明がそうなら、趣味が悪い発覚の仕方だ」
「これからはもっと自分の体を考えてくださいよ、あのままのペースで何かしようとしたら、いきなり倒れてもおかしくはないです」
「そうなったら嫌だな、かえさん、泣いてくれます?」
「私を泣かせたいのですか?」
「いえ、そういうわけでは、ただちょっと悲しんでくれたら、うれしいというかですね」
「それは酷い人」
ザクッと刺さった。
「すいません」
「あなたが悲しいとか辛いとかになってしまうのを、私は見たくはありませんよ」
厄除け?そういうの得意な方に頼んだ方がいいのかな?とかえは思っていた。なんか言葉で伝えても、届かない気がした。
「本当にすいません」
「もっとご自分を愛してあげてください、今のあなたはとても痛々しくて、あなたのことを考えてくださる人は他にいないんですかね、こう…彼女さんとか」
「そういう人はいませんので」
「え~でも、濡島さんは女性受けは悪いわけではないんですよね」
何回かそういうシーンを見かけたこともある。
「早くいい人を見つけないと、まあ、そんなことを言ったら私もなんですけどもね」
「あなたは俺の言葉を信じてくれないところがある、それはしょうがないのかもしれない、ただ信じてくれてないんだなとわかってしまうと、すごく悲しい気持ちになる。あなたがなんで俺の言葉をそうとらえてしまうのか、最近は少し知りたい」
「言葉では真面目なのに、そうではなかった。ということはたくさんありますよ」
「そうですけどもね、そうじゃない男もいますよ」
「私ではそれは見抜けませんよ」
「そこは悪さをする男がダメなわけですから、世の中にはとんでもない悪党があるんですね、人の心を傷つけても平然としているわけですから」
「悪徳をそうだと感じてない、思ってない人には注意なんて届かない」
「では傷つけられたあなたは?ずっと痛いを抱えて生きているのですか?」
「それは治そうとはしているんですがね」
「俺はあなたといると心が安らぐ、だからこの間喧嘩をしてしまったときは、本当にちょっと嫌だった、なんかこう、嫌で、言葉にならないけどもさ」
「私も喧嘩はいやでしたよ、子供っぽいことをしてしまったと」
「あれ、でも途中で止めてましたよね」
「止めました。あのままやったら、取り返しがつかないでしょ」
「俺のことを考えてくれてました」
「…」
「違うんですか?誰か好きな人でも?」
「いえ、そうではなくて、なんと言えばいいのか」
「あなたもその…不器用な人だと思う」
「そうですね」
「そこが可愛らしくて好きなのですがね、慣れているような素振りをしていたと思ったら、距離を縮めてみるとそうでもなかったり」
このまま手を握っていいのか迷うほど。
「そこら辺も含めてツボなんですよね」
この時のかえの顔は…濡島さんだけが知っている。
「おはようございます」
顔が浮腫んでた。
「あれ?どうしましたか?かえさん」
「濡島さん、ちょっと触ってもいいですか?」
「あっ、はい、どうぞ」
なんのことかわかってはいないが許可は出た。
頬や首、足を見た。
「濡島さんは痛いのは嫌いですよね」
「あまり好きではないですが…それでも…」
「この近所に、マッサージの上手い人がいます」
「へぇ~そうなんですか、それはすごいな」
シーズンオフにアスリートが訪ねてくるぐらいだよ。
「ただすぐには予約はとれませんから、けど予約はしておきます、その間少しはマシになりますように、私が擦るぐらいはします」
「擦る?」
「本当は足つぼは痛みもあるんですが、痛いのやでしょ?だから洗って擦る、これでもかなり違いますから」
「かえさんはそんなこともできるんだ、すごいんだ」
「濡島さんはご自分の体調にもうちょっと気を付けてください、一回入り込んじゃうと、ずっとそのままでしょ」
「…はい、そうです」
「そのうち腰も傷めますよ」
座りっぱなしだからね。
「こちらに休養でおられるのに、なんで不調になってるんですか、準備しますから、足が出るものに着替えてください」
そういって、かえはお風呂場に向かった。
ああいうかえはあまり見たことはないし、そこまで体は酷いのだろうか?と思って鏡を見た。
いつも通りの自分しかいない。
なんというか、鏡を見ても、そう気にはならないんだ。
「ボディソープと今日はあるものを使いますが、後で買ってきますから」
「かえさんはマッサージも出来るんですか?」
「自分の身をどう立てようかの選択肢で覚えたりしたんですがね、こういう世の中だと、自分のマッサージばかりになってます」
「かえさんの美の秘密がマッサージなんですかね」
マッサージあるある、上達すると見た目と年齢が変わってくる。
「私は年相応ですよ」
「そうですかね?」
首から肩のラインが最近特に綺麗になったと思う。
「腕とかプニプニしてますもん」
そういって自分の気になるところを見せるが。
「そういうのはですね、その男にはあまり見せない方がいいかと」
「すいません、あまり見たくもありませんね、ごめんなさい」
ここら辺が女性目線と男性目線というやつかもしれない。
「そこに座ってくださいね」
「はい」
(痩せすぎというわけではない、触ったらさぞかしと思わせるような、いやいやこういうことを考えるのはやめようよ)
煩悩を消そうとしてるため、その間かえの指示に疑問すら抱けない。
「はい、この水を飲んでください」
ペットボトル500ミリリットルである。
それを少し飲む。
「これから隙あれば、私は濡島さんにこういうことをします」
「かえさん、大胆!」
「濡島さんが悪いんです」
「ごめんなさい」
「反射的に謝らないでくださいよ」
「すいません」
手順としては足をよく洗って、その後にマッサージをしやすいジェルを塗る。
「擦るだと、足つぼのギュ!はないんですか?」
「ありませんよ、それともされたいんですか?」
「それはその…」
「そっちの方が効果は出たりはしますよ、私は自分のはツボ押ししてるので」
「それならばそれで」
「痛いのは嫌でしょ」
「そうですね、あまり好きでは」
「だから擦るのです」
そういって、まず足の指を回してくれた。
「濡島さんはマッサージは?」
「足つぼはないですが、疲れたときに前は受けてましたね」
「足の指はこうして最初に回さないとツボに指が滑らない、入っていかないんですよね」
かえの指が足に絡まる。
「あっ、そこ気持ちいい」
「頭使いすぎですよ、だから肩とかも、目も耳もかな」
「悪いところばかりじゃないですか」
「全力投球してくれるのは嬉しいですけども、もっと自分の体に目を向けてくださいよ、むくみが出ているも無視しないで」
「はい、すいません」
(ん~やはりビール酵母のパンで正解だったかな)
足の裏の感覚で、疲れがたまっているのがわかる。疲労回復のための食事をちょっとずつ食べてもらっていたのだが、こちらにいる間ぐらいはしばらく続けた方がいいかもしれない。
「こちらにいる間は、嫌でしょうが、こうして世話を焼かせてもらいます」
(ずっと、一生、焼いてもらいたい)
天井を目を見開きながらそういう結論に達した。
「はい、終わりました」
マッサージの先生の予約は、今はちょっと各地の大会に出向いているから、いつになるかわからんと言われたらしい。
「前に簡単な奴は教えてるし、それ自分の体には使ってるわけだし、指はしっかりとできてると思うんだ、だからそのお客さんもご自分でできるように教えるといいんじゃないかな」
「覚えてくれますかね」
「それならやってあげるしかないな」
「先生、お時間です」
「じゃーまたね、またなんか習いたくなったら、銘酒用意してくれたら教えるよ」
二日後の朝。
「おはようございます」
「…おはようございます」
「どうしたんですか?濡島さん、神妙な顔をして」
「朝起きたら、体がとんでもなく軽いんですけども、俺に翼が生えたとか、たぶんこれから生えてくると思うんですよ」
「?」
「体調が近年希に見るほどよい、というか、20代とか、大学生ぐらいの頃みたいな感覚で」
ぎゅるる
「胃腸の調子も朝から、さっき朝食は軽くいただいてもお腹が減るんですよ」
「今の濡島さんは栄養状態とマッサージで体の循環ものすごくいいので、でもそこまでわかるぐらいでるというのは、元々不調ぎみだったんじゃないですかね」
「えっ?これはかえさんのせいなんですか?」
「私の責任というよりは、こういうのは誰にでも起こるわけではないんですよ、体質的には体力がある人だから起きる、濡島さんは元々体力があったんでしょうが、疲労を回復するための力が落ちていた、気にしなかったってところでしょうね」
それが栄養で例えるのならば補食、間食程度、そしてマッサージもツボではなく、肌表面をさする程度で体に溜まっていた疲れがどんどんとれていき、本来の体力でなんとかなる状態が今である。
「俺こんなに、体力ってあったんですか?」
「あったと思いますよ、じゃなきゃ疲労困憊になるまで働けないし」
「えっ?あっ?」
長年の社畜であることが、皮肉にも体力が並よりもあることを証明してしまった。
「社畜の証明がそうなら、趣味が悪い発覚の仕方だ」
「これからはもっと自分の体を考えてくださいよ、あのままのペースで何かしようとしたら、いきなり倒れてもおかしくはないです」
「そうなったら嫌だな、かえさん、泣いてくれます?」
「私を泣かせたいのですか?」
「いえ、そういうわけでは、ただちょっと悲しんでくれたら、うれしいというかですね」
「それは酷い人」
ザクッと刺さった。
「すいません」
「あなたが悲しいとか辛いとかになってしまうのを、私は見たくはありませんよ」
厄除け?そういうの得意な方に頼んだ方がいいのかな?とかえは思っていた。なんか言葉で伝えても、届かない気がした。
「本当にすいません」
「もっとご自分を愛してあげてください、今のあなたはとても痛々しくて、あなたのことを考えてくださる人は他にいないんですかね、こう…彼女さんとか」
「そういう人はいませんので」
「え~でも、濡島さんは女性受けは悪いわけではないんですよね」
何回かそういうシーンを見かけたこともある。
「早くいい人を見つけないと、まあ、そんなことを言ったら私もなんですけどもね」
「あなたは俺の言葉を信じてくれないところがある、それはしょうがないのかもしれない、ただ信じてくれてないんだなとわかってしまうと、すごく悲しい気持ちになる。あなたがなんで俺の言葉をそうとらえてしまうのか、最近は少し知りたい」
「言葉では真面目なのに、そうではなかった。ということはたくさんありますよ」
「そうですけどもね、そうじゃない男もいますよ」
「私ではそれは見抜けませんよ」
「そこは悪さをする男がダメなわけですから、世の中にはとんでもない悪党があるんですね、人の心を傷つけても平然としているわけですから」
「悪徳をそうだと感じてない、思ってない人には注意なんて届かない」
「では傷つけられたあなたは?ずっと痛いを抱えて生きているのですか?」
「それは治そうとはしているんですがね」
「俺はあなたといると心が安らぐ、だからこの間喧嘩をしてしまったときは、本当にちょっと嫌だった、なんかこう、嫌で、言葉にならないけどもさ」
「私も喧嘩はいやでしたよ、子供っぽいことをしてしまったと」
「あれ、でも途中で止めてましたよね」
「止めました。あのままやったら、取り返しがつかないでしょ」
「俺のことを考えてくれてました」
「…」
「違うんですか?誰か好きな人でも?」
「いえ、そうではなくて、なんと言えばいいのか」
「あなたもその…不器用な人だと思う」
「そうですね」
「そこが可愛らしくて好きなのですがね、慣れているような素振りをしていたと思ったら、距離を縮めてみるとそうでもなかったり」
このまま手を握っていいのか迷うほど。
「そこら辺も含めてツボなんですよね」
この時のかえの顔は…濡島さんだけが知っている。
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