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サメガミ~サンダービーム~
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今日も暑い日である。
「サメくん」
そういって真中(ただなか)は、サメくんを呼び、体温を下げるために氷を食べさせる。
ガリガリ
顎が強い、さすがはサメ、そんな音をさせていた。
実は河川ザメは暑さにも強いものなのだが、日本人はそれでもサメをそのままにしない、むしろ暑いとき、寒いときに日本人の人間性が見てとれるものである。
あるサメなんかは、ミイラのように白い布で巻かれたという。
「こうして白い綿の布に巻いておけば、暑くない」
生活の知恵、実際に白色は他の色よりその下にあるものの温度を下げるので、サメを白い布で巻くのは利にかなっているし、しかも綿である。多少は重いがサメの体力ならば問題ないし、熱の伝導率が違う。
日本人はこのようにサメを守ってきたこともあり。
「サッ」
好き…
日本人へのサメからの好感度は高いところからスタートである。
どう種族や、他の種族とはすぐに喧嘩しがちな河川ザメ、しかし、人間に関しては寛容で、ぶちギレたりはそうしない。
ただすることもある。
サメが人間にぶちギレするときは、長年の恨みが積もっちゃったとか、それ相応のことで動くし、他の人間からも、「あれは怒らせて当然だから」という反応が多い。
しかし、人間というのは愚かなところがあって、定期的にサメを怒らせる人間は出るものである。
あなたはサメを、河川ザメを見たことはありますか?もしもないのならば、あなたは河川ザメからの好感度が低いからかもしれない。
低いと視界に入ろうとしないところがある、逆に高いと自分から来る。
「サッ」
今日暇?
身近にサメに群がられている人間はいないだろうか、襲われているように見えるかもしれないが、大抵は遊ぼうぜ!であった。
「式神って、その…便利そうには見えるんですけども、一度正体ばれると、それまで得た情報が誰でも見れたりするのは、使いにくい気がしますね」
真中にも忍ジャメが処理した式神の説明がされた。
「サッ」
「まだ式神の察知は俺には難しいんだよ、こっちに敵意を向けてくれると見つけやすいんだけども、そうでないと、数こなしていくしかないんだよね」
そういってトレーニングをしている。
書類には式神についての情報が載せられているが。
「それこそ何を食べたか、何をしゃべったのかが記載されているなんて、どこから来たのかわかりそうなものなんだけども」
容量いっぱいにログが残せる、足りなくなってきたら自動で帰還させるタイプがほとんど。
「突発的なことになると、想定されてないからいきなり容量を使いきるから、驚かせた方がいいとか、狸と狐の化かしあいみたいな話だな」
「サッ」
「なるほど、昔は狸と狐とか思われていたのも、式神だったかもしれないか、そう考えると全部が全部、狸と狐ではないかもしれないな」
そこで食べたものも記載されるのを見て。
「これはレストランなんかにつれていって、食べてもらって、使われている食材や隠し味までバレるのでは?」
そういう使い方も実はあります。
人間と違って、式神なので、何体も増やせるのが強み。
水芭(みずば)のトマトスライスに美味しいトマトソースについては、食べた式神の情報にばらつきはあった。
ただトマトソースと書かれているものや、オリーブオイルやガーリックと食材が書かれているものや、トマトの産地、そこで古くから使われているトマト缶使用とまでわかるものもある。
「こういうのはどこが違うんですか?」
電話で質問すると。
「あっ、メモしますね」
メモには、式神を放った主人の経験や知識によるものと走り書きされた。
「つまり便利に見えても、勉強してないと情報を得ることも出来ないと、楽じゃないんですね、また何かあったら質問しますね、ありがとうございます」
連絡を終えた後に。
「一回式神を試しに買ってみようかな、でも俺の場合、サメ型になりそう」
そしておそらくサメくんに似ているのはしょうがない。
「サメの式神でサメ神(サメガミ)とか?」
真中だと、魔法の使い手である白万(はくまん)の力を借りれる、というかさっきの質問相手は白万であった。
「どういう力がいいかな?」
「サッ」
格好いい感じで。
「わかる、わかる、サンダービームとかだたい」
サメガミ~サンダービーム~
まず魔法を添付する白万が困る注文だと思うのだが、そんなことはわからずに、真中はサメくんとどういうのがいいのか、落書きをしていった。
「サッ」
「いいね、ウィング、そこでシュパ!ってウィングだしたら、この勝負、勝っちまったな」
「サッ」
うんうんと、サメくんも頷いた。
「サメくん」
そういって真中(ただなか)は、サメくんを呼び、体温を下げるために氷を食べさせる。
ガリガリ
顎が強い、さすがはサメ、そんな音をさせていた。
実は河川ザメは暑さにも強いものなのだが、日本人はそれでもサメをそのままにしない、むしろ暑いとき、寒いときに日本人の人間性が見てとれるものである。
あるサメなんかは、ミイラのように白い布で巻かれたという。
「こうして白い綿の布に巻いておけば、暑くない」
生活の知恵、実際に白色は他の色よりその下にあるものの温度を下げるので、サメを白い布で巻くのは利にかなっているし、しかも綿である。多少は重いがサメの体力ならば問題ないし、熱の伝導率が違う。
日本人はこのようにサメを守ってきたこともあり。
「サッ」
好き…
日本人へのサメからの好感度は高いところからスタートである。
どう種族や、他の種族とはすぐに喧嘩しがちな河川ザメ、しかし、人間に関しては寛容で、ぶちギレたりはそうしない。
ただすることもある。
サメが人間にぶちギレするときは、長年の恨みが積もっちゃったとか、それ相応のことで動くし、他の人間からも、「あれは怒らせて当然だから」という反応が多い。
しかし、人間というのは愚かなところがあって、定期的にサメを怒らせる人間は出るものである。
あなたはサメを、河川ザメを見たことはありますか?もしもないのならば、あなたは河川ザメからの好感度が低いからかもしれない。
低いと視界に入ろうとしないところがある、逆に高いと自分から来る。
「サッ」
今日暇?
身近にサメに群がられている人間はいないだろうか、襲われているように見えるかもしれないが、大抵は遊ぼうぜ!であった。
「式神って、その…便利そうには見えるんですけども、一度正体ばれると、それまで得た情報が誰でも見れたりするのは、使いにくい気がしますね」
真中にも忍ジャメが処理した式神の説明がされた。
「サッ」
「まだ式神の察知は俺には難しいんだよ、こっちに敵意を向けてくれると見つけやすいんだけども、そうでないと、数こなしていくしかないんだよね」
そういってトレーニングをしている。
書類には式神についての情報が載せられているが。
「それこそ何を食べたか、何をしゃべったのかが記載されているなんて、どこから来たのかわかりそうなものなんだけども」
容量いっぱいにログが残せる、足りなくなってきたら自動で帰還させるタイプがほとんど。
「突発的なことになると、想定されてないからいきなり容量を使いきるから、驚かせた方がいいとか、狸と狐の化かしあいみたいな話だな」
「サッ」
「なるほど、昔は狸と狐とか思われていたのも、式神だったかもしれないか、そう考えると全部が全部、狸と狐ではないかもしれないな」
そこで食べたものも記載されるのを見て。
「これはレストランなんかにつれていって、食べてもらって、使われている食材や隠し味までバレるのでは?」
そういう使い方も実はあります。
人間と違って、式神なので、何体も増やせるのが強み。
水芭(みずば)のトマトスライスに美味しいトマトソースについては、食べた式神の情報にばらつきはあった。
ただトマトソースと書かれているものや、オリーブオイルやガーリックと食材が書かれているものや、トマトの産地、そこで古くから使われているトマト缶使用とまでわかるものもある。
「こういうのはどこが違うんですか?」
電話で質問すると。
「あっ、メモしますね」
メモには、式神を放った主人の経験や知識によるものと走り書きされた。
「つまり便利に見えても、勉強してないと情報を得ることも出来ないと、楽じゃないんですね、また何かあったら質問しますね、ありがとうございます」
連絡を終えた後に。
「一回式神を試しに買ってみようかな、でも俺の場合、サメ型になりそう」
そしておそらくサメくんに似ているのはしょうがない。
「サメの式神でサメ神(サメガミ)とか?」
真中だと、魔法の使い手である白万(はくまん)の力を借りれる、というかさっきの質問相手は白万であった。
「どういう力がいいかな?」
「サッ」
格好いい感じで。
「わかる、わかる、サンダービームとかだたい」
サメガミ~サンダービーム~
まず魔法を添付する白万が困る注文だと思うのだが、そんなことはわからずに、真中はサメくんとどういうのがいいのか、落書きをしていった。
「サッ」
「いいね、ウィング、そこでシュパ!ってウィングだしたら、この勝負、勝っちまったな」
「サッ」
うんうんと、サメくんも頷いた。
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