311 / 934
捜査官 猫 あいうえおの謎を解け
しおりを挟む
メモ 1
河川ザメと召喚者の関係についての一例。
「やったこれで金持ちだ」
貧乏学生はようやく自分も幸せになれると、安易だが、河川ザメと契約をすることにした。
指定の魔方陣を描いて…
ズモモモモ
サメが出てきました。
が…
右を見て、左を見てからの。
「はぁ~」
ため息をつきました。
するとサメは魔方陣を潜ろうとしたので。
「えっ、それは困る、こんなときはどうすれば!」
マニュアル、マニュアル、トラブルシューティング!!!!とペラペラとめくって、その対処を見つけようとする。
チョンチョン
「ん?」
チョンチョンしたのは鮫であった。
(あっ、ヤバい、魔方陣から出てないか、こられ、く、食われる)
スッ
皿を差し出された、ラップされたサンドイッチ。
「これを俺に?」
一週間を千円で生き抜いていた俺にとって、パンも肉も卵も輝いて見えた。
ガッツガッツ
契約者が食事している最中に、サメは勝手に冷蔵庫をあけ、なんも入ってないのを確認して、何かをメモしている。
サンドイッチを食べたあと、皿を持ったままサメは戻っていき。
朝起きたら呼んでもないのにサメが朝食を作ってた。
スーパーの袋とエコバックがそこには見えており、冷蔵庫の中には食材がつまっている。
契約者の自炊のレベルに応じた食材を買い込めるほど河川ザメは機転が利いているというお話。
『ここは浜薔薇の耳掃除です』
浜薔薇の店内のテレビ、そこには捜査員 ネコシリーズの再放送流れている。
「しかし…犯人は逮捕しましたが、例のものが見つからなければ、全て解決したとは言えないじゃないですか」
「わかってます、私たちには見つけられないならばネコの手も借りたいということで、捜査官も連れてまいりました」
にゃ~
「これが噂のネコの捜査員ですか、お願いします、ネコさん、なんとか見つけてください、犯人と余罪を追求するための証拠でもあり、被害者の心の傷を癒すためにも…」
カツン
ネコは何かを気にした。
「あっ、それですか、ひらがなのパズルですね」
あいうえおの五文字である。
「なんでこんなオフィスに子供のおもちゃが?」
「さあ、あっでも、犯人は英語が堪能で、日本語も教えれるという表の顔がありましたから、そういうので使っていたんじゃないんですかね?」
「こういうのって実は鍵だったりしないんですか?」
そこであいうえおと並べてみるが。
シーン、何も起きない。
「やっぱりおもちゃか…」
するとネコ 捜査員がおもちゃに鼻を近づけたあと。
かちゃ
「捜査員、それじゃあ上手くはまりませんよ、どれ、自分がやりますよ、どう並べるんです?」
『あ』はそのままらしい。
そこから、これですか?と聞いていくような感じでパネルをはめていく。
「んで、最後がこれか、『う』」
カチン
するとどこかでハズレた音がした。
「お前ら、何をしたんだ、おい探せ」
「はい、わかりました」
「それでパズルが、『あえいおう』が正解なのか?」
「でしょうね」
「あ…」
「なんです、班長、わかったんですか」
「ああ、そうか、正解がわかったら、意味もわかった」
「どういうことです?」
「日本ではあいうえおだが、これな英語では母音をこの順序では教えないんだよ、AEIOU、それをそのまま『あえいおう』ってことなんだろうな、日本ではこの並びじゃないから、犯人は忘れにくいパスワードとして使っていたんじゃないかな」
「ありました、悪行の証拠です、これであいつに一泡吹かせてやれますと」
これでまた一人、人生をすくわれたものがいる。
「さすがネコさんっすね」
「ありがとうな、ネコ」
次回は月曜日の午後二時からの放送になります。
これから始まる新番組のお知らせ。
興味本意といってしまえばそれまでなのですが…
「お姉ちゃん」
「うん、次で降りるんだよ」
私達は連休中にお母さんの実家があった場所を訪ねることにしました。
「忘れ物はないようにな」
男がそう声をかける。
「うん、ないよ~ってなんでいるのよ」
「心配してきてくれたんだよ、きっと」
この人は吸血鬼で大家さんです。
「二人であそこに出かけると聞いたからな」
バスを降りると、今通りすぎた車。
「車も見たことあるし、乗っている人たちも見たことある人たちだわ」
危なそうに見えますが、母は元気で存命です、今日は私たちが出かけるから、手のかかるいつもは作れないような面倒くさいけども、美味しい料理を作るといってました。
「禍根を残さず、どこかで引いてしまえば、あんなことにはならなかったのだろうがな」
「それで神様にすがったの?」
「そしたらお父さんとも知り合ったっていう話を、お父さんが照れながらしてくれたよ」
しかし、それでも起こる、摩訶不思議、土曜午後25時スタート。
「はい、お疲れ様でした」
番組のお知らせが終わる同時にカットも終わり、カットクロスもはずされた。
すると店の外からいい匂いがしてきて。
「今日、屋台ラーメンなんですよ、清心さんっていう修羅って知ってます?有名なところで修行した方なんで、美味しいですよ」
そして私は本日の一押し清流タンメンを注文し、がっつくと寒風で低温になっている夜道を歩いて帰るのであった。
河川ザメと召喚者の関係についての一例。
「やったこれで金持ちだ」
貧乏学生はようやく自分も幸せになれると、安易だが、河川ザメと契約をすることにした。
指定の魔方陣を描いて…
ズモモモモ
サメが出てきました。
が…
右を見て、左を見てからの。
「はぁ~」
ため息をつきました。
するとサメは魔方陣を潜ろうとしたので。
「えっ、それは困る、こんなときはどうすれば!」
マニュアル、マニュアル、トラブルシューティング!!!!とペラペラとめくって、その対処を見つけようとする。
チョンチョン
「ん?」
チョンチョンしたのは鮫であった。
(あっ、ヤバい、魔方陣から出てないか、こられ、く、食われる)
スッ
皿を差し出された、ラップされたサンドイッチ。
「これを俺に?」
一週間を千円で生き抜いていた俺にとって、パンも肉も卵も輝いて見えた。
ガッツガッツ
契約者が食事している最中に、サメは勝手に冷蔵庫をあけ、なんも入ってないのを確認して、何かをメモしている。
サンドイッチを食べたあと、皿を持ったままサメは戻っていき。
朝起きたら呼んでもないのにサメが朝食を作ってた。
スーパーの袋とエコバックがそこには見えており、冷蔵庫の中には食材がつまっている。
契約者の自炊のレベルに応じた食材を買い込めるほど河川ザメは機転が利いているというお話。
『ここは浜薔薇の耳掃除です』
浜薔薇の店内のテレビ、そこには捜査員 ネコシリーズの再放送流れている。
「しかし…犯人は逮捕しましたが、例のものが見つからなければ、全て解決したとは言えないじゃないですか」
「わかってます、私たちには見つけられないならばネコの手も借りたいということで、捜査官も連れてまいりました」
にゃ~
「これが噂のネコの捜査員ですか、お願いします、ネコさん、なんとか見つけてください、犯人と余罪を追求するための証拠でもあり、被害者の心の傷を癒すためにも…」
カツン
ネコは何かを気にした。
「あっ、それですか、ひらがなのパズルですね」
あいうえおの五文字である。
「なんでこんなオフィスに子供のおもちゃが?」
「さあ、あっでも、犯人は英語が堪能で、日本語も教えれるという表の顔がありましたから、そういうので使っていたんじゃないんですかね?」
「こういうのって実は鍵だったりしないんですか?」
そこであいうえおと並べてみるが。
シーン、何も起きない。
「やっぱりおもちゃか…」
するとネコ 捜査員がおもちゃに鼻を近づけたあと。
かちゃ
「捜査員、それじゃあ上手くはまりませんよ、どれ、自分がやりますよ、どう並べるんです?」
『あ』はそのままらしい。
そこから、これですか?と聞いていくような感じでパネルをはめていく。
「んで、最後がこれか、『う』」
カチン
するとどこかでハズレた音がした。
「お前ら、何をしたんだ、おい探せ」
「はい、わかりました」
「それでパズルが、『あえいおう』が正解なのか?」
「でしょうね」
「あ…」
「なんです、班長、わかったんですか」
「ああ、そうか、正解がわかったら、意味もわかった」
「どういうことです?」
「日本ではあいうえおだが、これな英語では母音をこの順序では教えないんだよ、AEIOU、それをそのまま『あえいおう』ってことなんだろうな、日本ではこの並びじゃないから、犯人は忘れにくいパスワードとして使っていたんじゃないかな」
「ありました、悪行の証拠です、これであいつに一泡吹かせてやれますと」
これでまた一人、人生をすくわれたものがいる。
「さすがネコさんっすね」
「ありがとうな、ネコ」
次回は月曜日の午後二時からの放送になります。
これから始まる新番組のお知らせ。
興味本意といってしまえばそれまでなのですが…
「お姉ちゃん」
「うん、次で降りるんだよ」
私達は連休中にお母さんの実家があった場所を訪ねることにしました。
「忘れ物はないようにな」
男がそう声をかける。
「うん、ないよ~ってなんでいるのよ」
「心配してきてくれたんだよ、きっと」
この人は吸血鬼で大家さんです。
「二人であそこに出かけると聞いたからな」
バスを降りると、今通りすぎた車。
「車も見たことあるし、乗っている人たちも見たことある人たちだわ」
危なそうに見えますが、母は元気で存命です、今日は私たちが出かけるから、手のかかるいつもは作れないような面倒くさいけども、美味しい料理を作るといってました。
「禍根を残さず、どこかで引いてしまえば、あんなことにはならなかったのだろうがな」
「それで神様にすがったの?」
「そしたらお父さんとも知り合ったっていう話を、お父さんが照れながらしてくれたよ」
しかし、それでも起こる、摩訶不思議、土曜午後25時スタート。
「はい、お疲れ様でした」
番組のお知らせが終わる同時にカットも終わり、カットクロスもはずされた。
すると店の外からいい匂いがしてきて。
「今日、屋台ラーメンなんですよ、清心さんっていう修羅って知ってます?有名なところで修行した方なんで、美味しいですよ」
そして私は本日の一押し清流タンメンを注文し、がっつくと寒風で低温になっている夜道を歩いて帰るのであった。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる